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スパイラル  作者: 希翔≒おろしそ
相川湊編
4/5

No.2 相川湊の挫折 ②

しょうねんはむかしからおかしかった。


ひとにはみえないものがみえていた。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


「くそっ、めんどくせーな。」

そういいながら路地裏に立つ青年が一人。彼こそ相川(あいかわ) (みなと)である。そして彼を取り囲む影。そのうちの一人が叫ぶ。

「ざっけんな!俺らの仲間(ダチ)ぶっ飛ばしといてめんどくせーってどういうことだよ!!」

それを皮切りに影が口々に叫び始める。「そうだそうだ!」「ぶっとばす!」

その声を聞きながら相川は思う。行動に移すまでに時間はなかった。

「佐藤、掌波」

「…!?」

影のうちの一人が吹き飛ぶ。それも1mや2mじゃない。20mほど吹き飛んだ。

「次にやられたいのはどいつだ?」

影は身震いする。なぜなら吹き飛ばされたのは仲間の中でも一番タッパのある奴だったからである。

「くそぉ!今日のところはずらかるぞ!」

そう言って逃げていく影たちを見て相川は呟く。

「モブはモブらしく俺につっかかってくるんじゃねえよ。」

こうして相川湊のいわゆる番長と呼ばれる人種への道は進み始める。途中で挫折することを知らずに。


彼が同級生に鼻をおられるまであと1ヶ月

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