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世界

作者: 亜夢人

僕の世界を作っているものはとても小さい。

多分、誰かに教えることは死ぬまでないんだろう。

まぁ、教えるつもりは元から無いのだけれども。

アイツが少し羨ましい。


世界が少し広がった気がする。

広げられたの方が正しいのかもしれない。

それは僕の好奇心を少しだけくすぐった。

明日がとても楽しみだ。


急速に広がっていく世界。

次々に新しいものが見つかっていく。

少し急ぎすぎなのだろうか。

それでも止めることはできない。


広がった世界に空白ができた。

それは満たされていた世界を次々と蝕んでいく。

いたい

つらい


僕の世界を蝕んでいた空白は止まった。

世界は前より小さくなった。

でも、最初の頃には戻れないみたいだ。


世界はまた広がっていく。

少しずつ、少しずつ。

あの日をきっかけに、止まり続けることはなくなった。


少しずつ大きくなったり小さくなったりを繰り返していた僕の世界も、限界まで大きくなったみたいだ。

少しだけさみしい。


どうやら、僕の世界は消えていってるようだ。

でも、悪い気はしない。

とても満ち足りた気分だ。

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