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1/23 今度は殺人犯!


夜に犬のトイレに起きたら母も起きていて「お腹が痛い!お前、毒を盛っただろう!」


 02時ごろ、階下でガタンゴトンいうので、どうやら母が起きているらしい。先日のようにまたせん妄で警察呼ばれたらたまらない。しかしそう言いながらおりていくのも、というので犬を抱えて、犬のトイレという形で降りてみると、風呂場にどうやってか移動して、なにやら散らばっている。


 どうしたの? と聞いてみると、前日のセリフを叫ばれる。

 とうとう殺人犯か~。と苦笑しながら、何を盛られたとたいうの? と聞いてみると、知らない!! と回答が。


「お腹が痛くなるような毒かあ。聞いた事ないけどねえ」

「仕事先から盗んできたんだろう!」

「残念だけど、仕事先には毒になるような薬はおいてないし、危険な薬は鍵のかかった金庫の中。しかもそういう薬は痛み止め系だから、もしもルパ~ン三世並みの技で、誰にも分らずに盗み出したとしても、痛みが無くなるだけだね?」

「うるさい! お前が毒を盛っているのはわかっているんだ!」


 風呂場にいた理由は、母の近くに転がっている魔法瓶やコップ、湯飲みが物語っていた。それらに私が毒を入れたと思い、風呂場に流したのだ。


「じゃあどんな毒を入れたっていうの?」

「言ってやるよ! トリカブトだろう!」

「トリカブト!」


 昭和の事件でも大きく取り上げられたトリカブト。最強の毒植物! しかし!


「トリカブトかあ! それは凄いね。それにトリカブトって綺麗な花らしいから、一度見てみたいとはよね。そういえば確かTVで隣の県で売っているところがあるとか言っていたけど、今は冬だし売ってないと思うなあ」


 と答えたら大人しくなった。ブツブツ言いながら這いずって部屋に戻ろうとするので、トイレは? ときいたら、うるさい! という答えが返ってきた。


 とりあえずぶちまけられた魔法瓶や湯飲みやらをすべてキッチンの流しに置き、おなかが痛いなら、とロキソニンを渡し、水を渡しておく。全く泥棒に続いて面倒なせん妄が出てきてしまったものだ。


 この後私は犬と共に自室に戻るも、母はこの騒ぎの後も起きていたよう。眠剤は飲んだはずなんだけど、おなかが痛くてと言っていたから効かなかったよう。ロキソニンは効いたようで、その後は寝たはず。


 朝7時にチャイムで起こされ行ってみたらいきなり「何をやっているんだ! お茶くらい出せ!」

 いや今来たばかりなんだけど? お茶でいいの? ご飯は? 

「おなかも空いた!!」


 でも何か昨日自分が言いすぎたみたいなバツの悪さがそこはかとなく感じられたので、言葉は攻撃的だったけど、私が怒っていて無視されると思ったらしい。9時半から私が施設見学に行く日なので、9時には家を出なければいけない状態で、正直のんびり相手をしている余裕はなかったのだけど、ごはんは言われたとおりに出したら一転してご機嫌に。出かける前も普通。


 施設は思ったより小さくてどうかなと思ったけど、帰宅後に本人に伝えてみると、本人は広いよりこじんまりしていたほうが良いというので、月曜にさっそくお試しを予定。


 見学して戻ったら母は寝てた。そりゃあ夜起きてたものねえ。しばらくしたら起きたので、毒を盛られたというのなら、病院へは行かなくていいのかと何度も訊ね、その度に行かない! と言うので買い物に。12時過ぎに戻るとまた寝てた


 ここからはずっと穏やか。漢方は朝は忘れがち。昼ごはんにケーキを出したのだけど、味覚がおかしくて美味しく感じないというので、唯一美味しいというガリを出す。食べては寝てを繰り返し、夕方兄帰宅。


今日は昼寝の後からは穏やかだったけど、一日食事量が少なかった。


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