表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

10/30 いきなり癌!?

 92歳母と私の二人暮らしです。兄が他県に住んでいますが、仕事が忙しくほとんど帰省しません。

 私は母とは相性が悪いのですが、まあそこそこ楽しく喧嘩しながら暮らしています。

90歳で免許を返納してから、私の車で週に1度の買い物に出る程度。その頃から足が疲れる、痛いと動きがゆっくりになってきていました。それでも一人で自立して、食事も掃除洗濯もしていた元気な老人です。

(食事はそれぞれ自由に作っていました。)

 2025年10月30日



 令和元年に狭心症でステント手術を受けて以来、2~3か月ごとに診察を受けていましたが、2024年後半からは歩くと足が痛くて長時間歩くのが無理、と訴えるように。それでも買い物は行けていましたが、狭心症があるくらいだから足の血管にもつまりが有り、かかりつけ医と相談し、2025年6月に、右足大腿部のステント手術を受ける事に。その1週間前には右目の白内障手術も同じ病院で受けています。

 手術では太ももに9センチものステントを留置してもらいました。画像を見ても、血管がガッツリ詰まっていて、細い血管がたくさんあったのを覚えています。それらが解決。しかし歩みは戻ってきませんでした。


 6月後半の診察で、貧血が認められました。手術での出血が多少あったからかなあ、と主治医は鉄剤を処方してくれました。ここが1番目のキモになります。


 7月、1か月後の診察で、鉄剤により貧血は改善するものの、まだ少し低いからもう少し続けようと再び処方。この時点で本人は歩きは変わらないけれど、うるさいほどに元気です。買い物も週に1度、私と共に行っていました。


 8月の診察で貧血は改善。念のためにもう1か月だけ、と鉄剤を貰う。8月より首の痛みが悪化(頸のヘルニアの気があり)、トリガーポイント注射が効かなくなりました。週に2回行ってもダメでした。


 9月、新しい整形外科にかかり、ロコアテープ使用で首の痛みが劇的に改善しました。しかし2週間で胃の痛みを訴えたので、先生と相談して中止に。張り薬を変えてもらい、首の痛みは落ち着きました。しかし胃があちこちに動くような痛みを訴え始めます。かかりつけ内科で鉄剤の過剰摂取かもといわれ、鉄剤を中止にしました。


10月下旬、痛くて仕方がない、胃腸の病院へ行きたいというので探すも、夕方にいきなり言い出したためどこも病院がやっていない。とりあえずロキソニンを飲んでもらうと改善したというので、後日病院へ行くことにしました。


 そんな中、10/27に認知に不安が出てきました。カレンダーを見て日にちを間違える、私が出勤しているのに家にいると思い込んでいくら呼んでも来ないと激怒する(帰宅時にいきなり怒鳴られて発覚)、逆に私が家にいるのに出勤だと思い込んで、2階自室から居間に降りてきた私を見て驚くなどがありました。まあ年も年だから、認知がヤバイか? とは思いつつ、そのままにしていますと。


10/30 2階自室に居ると、19時ごろから階下で大騒ぎしている声が聞こえる。しかし母の場合、不機嫌になると一人で怒鳴り散らすことが多いので(耳が遠いので声がでかい)、いつもの事かとスルー。

 しかし何かおかしい気がする、と10分ほどして階下に様子を見に行くと、風呂場に横になって怒鳴っている母を発見。


「どうしたの!?」

「何時だと思ってるんだ! いつまでも帰ってこないで!」

「19時過ぎだけど、今日は一日家にいたけど?」

「はあ? 家にいた? じゃあいまどこから来たんだ!」

「下で騒ぐ声が下から、部屋から来たんだけど? どうしたの?」

「胸が痛いんだよ!」

「それで何故風呂!?」

「吐いてもいいようにに決まってるだろうが!!」


 迷走神経反射持ちの母は、時折腹痛→貧血→嘔吐 があるので、心配になると風呂場に行く癖があります。しかしその場合は腹痛のはず。胸の痛みは狭心症があるので放置はできません。病院へ行くかと聞くと、行きたいというので、かかりつけの病院へ連絡、来てくださいと言われて連れて行きました。


 この際、自分で起きて、いそいそと身だしなみを整え、ゆっくりながらも歩き、私の車に乗り込んでいます。歩けるし元気だから夜間救急じゃなくても……、しかし胸だからなと思いながら病院へ。


 血液検査とCTを取り、肝臓の数値が良くないのと、胸の痛みを訴えていることからそのまま入院となりました。


 10/31 主治医からの説明があるから、と夕方に病院へ。母は元気でいつ退院できるのかとすでに帰る気でいました。もともと夜間救急を『待たずに掛かれる便利なサービス』と考えているので、一晩泊まるのは仕方がないけれど、次に日には帰れると思い込んでいます。それが帰れないと分かると不機嫌になってきました。


 主治医から私への説明で、「CT撮ったら、大腸に何かあるんだよね。肝臓にも」という言葉。


「ガン、ですか?」

「検査してみないと分からないけれど、おそらく」


 しかし6月の右大腿部のステント手術の時にもCTは撮っているのです。


「6月には写っていないんだよ」画像ポチポチ

「なのに、今回何かあるんだよね。肝臓にも影が」


 確かに何かあるっぽい。しかも大きい。肝臓自体大きい。腹部を覆っているのではと言うほどに大きい。なるほど母の訴えていた「胃が動く」は肝臓に押されていたのかと思う。

「大腸と肝臓にガン、ですか?」

「分からないけれど、大腸から肝臓にとんだ可能性は否定できないんだよね。でも4か月でこんな影が出来る事はふつうないんだよね。まあこういうのには抗がん剤が良く効くことが多いから、癌だったら早く始めたほうが良いね」


「お母さん、丁度昨日の夜から食べてないんだよね? 今日も朝も昼も検査で食べてなくて、夜はお出ししようと思っていたんだけど、大腸カメラやるなら食べないほうが良いからもう少し我慢してもらおうかな。点滴はしているから大丈夫だから。さて、本人にどう説明したものかな」

「先生、母は以前から、自分がガンになったら隠さずに告知してほしいと言っているので、告知してほしいです」

「いやまだ確定してないから告知は出来ないなあ。まずは検査しないと」

「言わないと受けないと思いますよ~」

「まあうまく言ってみよう。検査してみないと何とも言えないし」


 結果として、検査の説得は失敗しました。


先生「CT撮ったら、大腸に何かありそうなんだ。それの原因を知りたいから、明日、大腸カメラやる事になりそうなので、頑張りましょうね」

母「先生がやってくれるんですか?」

先生「ううん、消化器内科の先生。明日朝来てくれるから、今夜も泊りね」

母「帰れないんですか?」

先生「うん、胸の痛みも心配だし、もう一晩泊まりましょう」


 一旦は納得したような母でしたが、先生が帰った後もう一度説明しろと言うので、話しました。

 

私「おなかが痛い原因がどうやら大腸らしいんだよね」

母「ふうん」

私「CTになんか映っているんだけど、良く見えないから大腸カメラやりたいんだって」

母「先生も言ってたねえ。いつやるの?」

私「明日やる予定なんだって。だから夕飯我慢してって」

母「えーー!!」


 非常にむくれていましたが、心配は無くしたほうが良いと表現を変えて何度も説明すると、何とか納得した様でした。どうせ大したことない、そんなの嫌だとも言っていましたが、やれば帰れる、もう一日だけだからと何とか説得。

 大腸と言われて母はすぐに「血便なんて出た事ない! 便秘もない!」と訴えました。実際にそれまで便に異常があるとは聞いていませんでした。


 不安に思いつつ、母を残し帰宅。兄にすぐにメッセージを送りました。


 この血液検査で、特に出血がないのに貧血が見つかる、というのが、大腸がんの一つの特徴だそうです。ですから6月の時点で検査をしていればあるいは、という考え方もあります。しかし、その前に手術を受けていた。多少の出血があった、という状態だったので、これだけで先生を責めるつもりは一切ありません。


 そして11/1には面倒ごとが起きるのです。



続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ