表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/28

第3話:赤ん坊、ダンジョンで生活基盤を整える


スライムを倒し、俺は改めて自分の状況を確認した。


——ダンジョンの中、赤ん坊の体、魔物が徘徊。


普通なら絶望するところだが、俺には**《万能錬金術》**がある。

このスキルを活用すれば、食料・水・武器・防具を作り、ダンジョンで生きていくことは可能だ。


「さて……まずは拠点を作るか」


◼️ 拠点作り


ダンジョンには大小さまざまな部屋が存在する。

俺はスライムとの戦闘で見つけた、比較的広くて魔物の気配が薄い空間を選び、そこを拠点にすることにした。


まず、入り口を塞ぐための壁を作る。

ダンジョンの壁に生えている石や苔を錬金術で加工し、**「強化岩ハードストーン」**を生成。

それを組み合わせ、入り口に防壁を作った。


「これで、ひとまず魔物に襲われる心配は減ったな」


次に、寝床。

ダンジョンの床は硬く、そのまま寝ると体力が削られる。

俺はスライムの体組織を加工し、クッション性のある素材を作り即席の寝床を確保した。


「悪くない。意外と快適だな」


◼️ 食料と水の確保


俺の体はまだ赤ん坊のはずだが、転生の影響か、それほど空腹を感じない。

だが、長期的に生きるには栄養の確保が必要だ。


俺はダンジョンの中で利用できる食材を探した。


ルミナス・モス(発光苔) → 栄養は少ないが、加工すれば食える

スライムジェル → 毒性はないが、消化には工夫が必要

地下水 → 魔素を含むが、浄化すれば飲用可能


特に水は重要だ。

魔素が混じったダンジョンの水は、そのまま飲むと体に悪影響を与える可能性がある。

そこで、俺は**「浄化ポーション」**を生成し、水をろ過する仕組みを作った。


《錬金生成》——魔素浄化薬ピュリファイエリクサー


試しにこれを使って水を飲んでみると……「普通の水になった」。

これで飲料水の問題は解決だ。


「……いいな。思ったより快適に暮らせそうだ」


これで、食料・水・寝床・安全の4つが揃った。

俺はこれから、ダンジョンで本格的に生き延びていくことになる。


◼️ 武器の強化


スライム戦で使った火炎瓶と毒骨の短剣は有効だった。

しかし、もっと強力な武器があれば、より効率的に戦える。


そこで、俺は手元の素材を使い、新しい武器を作ることにした。


魔力刃マナブレード

・ダンジョンの魔石を錬金術で加工し、剣の刃に埋め込んだ。

・魔素を流すことで、一時的に鋭さを増す。


「爆裂ポーション(エクスプロードボム)」

・火薬をさらに精製し、魔素と組み合わせて爆発力を強化。

・これを投げれば、一撃で魔物を仕留められる。


「これで、戦闘も楽になるな」


俺は早速、ダンジョンに出て魔物を狩り、戦闘の経験を積むことにした。


——生き延びるだけじゃつまらない。もっと強くなろう。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ