プロローグ
こんにちは、久しぶりの方はお久しぶり、はじめましての方ははじめまして。
明日乃ミライです。
今回新作、もとい、過去投稿していた作品を大きく姿を変え加筆、修正し再投稿しました。ぜひご一読ください。
突然だが、皆にとって「生きる」とはどんなことだろう。
人にはそれぞれに違った生き方があり、それに殉じて人生を過ごしていく。
会社員として会社に勤め生計を立てて生きている人、芸人や俳優としてテレビに出演し金を稼ぐ人、働かずに親の年金を貪り自堕落に生きている人……
それぞれ違った人生を歩み、日々生きている。
そんな自分の生きてきた道、歩んできた人生の中で必ず生まれるのが「後悔」だ。
「あの時しっかり勉強をしていれば」
「あの時あんな選択をしていれば」
そんな風に過去の自分に後悔し、今の自分に失望する。
だからこそ俺は思うのだ。
後悔をしないため、「正しい選択」を常にしなければならないと。
選択ひとつで案外あっさりと変わる人生というレール。その険しく長いレールの分岐を間違えず完璧に乗りこなした者こそ、本当に幸せな人生を歩んだ者と言えるのではないかと。
だか現実はそう甘い世界じゃない。完璧に人生を後悔なく過ごした者など、この数千年続く人間の歴史のなかで一人としていないだろう。
こんなことを言うとひねくれているように聞こえるかもしれないが、これは紛れもない事実なのだ。
それだけは、断言してやる。
皆どこかで後悔を経験し、そしてそのたびに自分の心を偽り、隠して、その事実から逃げ出し、なかったことにするだろう。悪いことじゃない、それが人間の本質だ。
誰だって自分の人生は、成功や栄光にまみれ、誰もがそう思えるほど理想的ですばらしいものだったと思いながら生涯を終えたいものだ、俺だってそう思う。
だからそうして人間は誰しも、後悔や失敗を隠すためだけでなく、ありとあらゆる場面で自分を偽り、隠し、押し殺し、演じて生きている。
それが、後悔のない「正しい選択」だと信じて。
これから相変わらず不定期ではありますが投稿していこうと思います。高校のころ、自分と重ねて書きなぐった自己満を、専門学生となり大きく心境変化した私が改めて、一つの作品としてできる限り皆様にお届けしたい。ちょっとした思い出作りと捨てきれない夢と憧れを込めて、少しずつ形にしていければと思います。