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(狐獣人 シア視点)
私はご主人様と出会う前を思い出していたなの。
当時の私は、お父さんとお母さんとの三人でとある村で生活していたの。
優しく近所のおじさんや何時も私達子供を優しく見守ってくれているお爺ちゃんお婆ちゃんや近所のお兄ちゃん
お姉ちゃん、そして友達で楽しく過していたの。
お母さんのお手伝いをしていたりもちゃんとしていましたよ!偶に遊びに行って逃げたりもしましたが、怒られる事も無く笑顔いっぱいの家庭だったの其れにどうやら私には妹か弟が出来るらしくて私は楽しみだったの。
当時はお姉ちゃんとして頑張って愛でようとしていたの。
そんな毎日に終わりが来たの。
その時は家でお母さんのお手伝いをしてお父さんを待っていたら村の中が騒がしくなって来たの。
それでお母さんと一緒に外に出ると地獄だったの。
武器を持った人間が私達を襲っていたの。
それを迎え撃つ様に村の大人達が頑張って居たのに相手の方が多かったから少しづつ皆が倒れて行ったの。
私はお母さんと一緒に逃げようとしたら違う所から現れた人間に見つかってお母さんが其の人間に攻撃して私に逃げる様に言ったけど私は怖くて動け無かったら、お母さんの胸から刃物が出ていたの。
人間は刃物を抜いたらお母さんがその場に倒れその場所が血溜まりが出来たの。
私はお母さんに近付いてお母さんを呼びながら譲ってもお母さんは起きて来れなかったの。
其れでも涙を流しながら呼び続けていたらお母さんを刺した人間に引っ張られて離されたの。
その後一箇所に集められたの。
村のお姉ちゃんや子供、一部の男の人が居たけど一人づつ連れて行き殺していたの。
その時に教えられたの反抗したら死が待っている事に。
残ったのは私達子供とお姉ちゃん達だったの。
馬車の所まで皆と歩いていると村の男の大人達がそこらに倒れて居た中に私のお父さんもいたの。
お父さんに近付くことも出来ずに連れられ馬車に乗せられたの。
その後私達は奴隷になりバラバラに売られて行ったの。
そして私が最後になった辺りで場所の移動があり、また馬車に乗せられたの。
其れから数日が過ぎてある洞窟に来たの。
その時はまさか私を救ってくれるご主人様に会えるなんて思ってもいなかったの。
でもそんなのは分からなかった当時は、自分が死んだ様になって居たのだと助けられた今では分かるの。
実際に死んだ様になってたから売れ無かったんだと思うの。
でもそのお陰でご主人様に会えたから邪神様に感謝するの。
この世界ではダンジョンマスターは邪神が産み出して居ると言われているし私も、お父さんお母さんから教わったの。
怖い存在で私達とは、全く違う存在だから気を付ける様にと。
でも、ご主人様はそんな怖い存在じゃなくて優しくてずっと一緒に居たいの。
だからご主人様を産み出して頂いた邪神様に感謝なの。
でも私達を無茶苦茶にした人間達には同じ苦しみを味わしたいの。
本当は私達を救って来れなかった神も殺りたいけど出来ないのが悔しいなの。
人間達に味わす為にもご主人様やユキお姉ちゃんにいろいろ教えて貰っていつか浄化してやるの。
もう二度と悲しい思いをしたくないから、家族を失わない様に頑張るの。




