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次の日、昨日の事を忘れて心機一転に練習やら習得に勤めていると、新たなスキルが発現した。
それは、【細工】と【気配察知】である。
此れでやれることが増えてテンションが上がった。自分でも単純やな~とは思えた。
そして新しいスキルを使って遊び嫌、練習していると【気配察知】が近づいてくる人が分かった。と言っても一人しか居ないが、でも彼女は音を消して来るので近くで声をかけられるまで気付かないんだよ。
其れが離れて居ても分かるのは進歩と言えるのではないか?と思いながら居ると、扉がノックされたので入って良いことを告げると、綺麗な仕草で入って来た足音一つしないで。
「どうしたんだ?」
と聞くと、
「新しい魔法スキルを覚えたので一度観ていただこうと思いましてお尋ねしました。お時間は大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だよ。新しい魔法を使える様になった何て凄いよ」
「いえいえ私なんてまだまだです」
と会話しながら訓練場の方に移動した。
俺は少し離れて彼女を観ていると突然地面から氷の剣山が出来た。
出来て一息付き彼女が此方を向き、
「如何でしょう?私が新しく使える様になった魔法は、氷魔法です」
「凄いじゃないか。またまた強くなるな!」
と褒めた。
「はい、もっともっと強くなりたいので更にパワーアップしていきます」
「よ~し、負けて居られないな俺も。頑張るぞ」
と言って一言告げて戻るのであった。
訓練場を出るまで彼女が此方に微笑んで居たのには気付かなかった。