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レイの弾丸  作者: ぷぷ
2章
52/63

52

男たちがいなくなって室内は再び静寂に包まれた。


「なんでパスワード教えたんだよ。お前馬鹿だろ」


先ほどまで一言も発しなかったアーサー君が冷たい声でそう言った。


「…すみません」

「あんな作り話信じて…簡単に教えやがって。お前が黙ってれば、いくらでも交渉のやりようはあったのによ」

「そう、ですね。すみません…でも…その、あのまま教えないと…アーサー君に何か危害を加えられるかもって思って…焦っちゃって…」

「ふんっ、お優しいことだな。俺の心配をしてくれるなんて。まあ、俺はお前が死のうがどうでもいいがな」

「…アーサー君がそうでも、僕は…嫌です…もともと、アーサー君は、その、巻き込まれただけだし…僕が報告書をミスしてなければ捕まってなかったわけだから…」


僕が報告書をミスしてなれば、アーサー君が僕を探しにくることは無かったし、今の場面にも鉢合わせることは無かったはずだ。そう考えると、ものすごい罪悪感と申し訳なさが募る。


「そうだな。飛んだとばっちりだ。お前を追ってきたばかりにこんな目に遭うなんて、お前は本当に俺に迷惑しかかけないな」

「ご、ごめんなさい。謝って済む問題じゃないけど…その、アーサー君だけでもここから逃げられないか考えてみる」


そうだ。まずはアーサー君をどうにかして逃すことが先決だ。あの携帯は充電するのに少し時間がかかるはずだから、その間に何か打てる手はあるはずだ。


「そんなもんねぇよ。俺もお前も武器は騎士団に置いてきたから、魔法を使うことはできないし、そもそも手足をこんなにガチガチに縛られて、どうやって逃げるんだよ」

「そ、そうだよね…どうしよう」

「どうしようもねぇ。ヴィンセントに頼るしかねぇな」

「…そう、だね」

「あいつらはお前の命を盾に、ヴィンセントを脅して、丸腰の状態でここに誘き出すんだろ。そこで、ヴィンセントが上手く立ち回ってくれれば助かる可能性はあるが、馬鹿正直に丸腰で来たら、俺たちは終わりだな」

「…うん」

「まあ、あいつなら、お前を守るために丸腰で来そうな気がするけどな」


…確かにヴィンスさんはとても優しい人だから、僕が捕まっていると聞いたら、自分を犠牲にしても助けに来てくれそうだ。


「だから、高い確率で俺たちは死ぬな」


そう言われて僕は途方もない罪悪感を感じた。


「…ごめん…僕のせいで…」


辛うじて搾り出した謝罪を聞いて、アーサー君は冷ややかに告げる。


「本当だな。お前のせいだ。どうしてくれるんだ」

「…ごめん…なさい」


僕には謝罪することしかできない。


「謝って済むと思うのか?」

「…思わない…です…」

「お前なんて雑用部屋で一生過ごしてれば良かったんだ。なのにしゃしゃり出てきやがって」

「…ごめんなさい」

「死ねよクソが」


そうしてまたしても重い沈黙が襲った。

僕が軽率な判断をしたせいでアーサー君もヴィンスさんも死んじゃうかもしれない…どうしよう。どうすればいいんだ?


しかし、考えても考えても、ここを脱出する方法は思いつかないし、ヴィンスさんを助ける方法も見つからない。そもそも、こんな状況、人生で初めてだし、どうして良いのか全くわからない。

そして、しばらく頭が沸騰するほど、色々と考えてみたが、結局、僕に出来ることは何もないという結論に至ってしまった。


…本当に僕って無能な上に最低だ…


僕が原因でこんなことになってるのに、解決する方法一つ思いつかない自分に嫌気がさしてくる。なんで僕はこんなにダメなやつなんだろう。そう思うとどんどん自己嫌悪に陥り、気分が沈んでいった。


そうして、しばらく現実逃避のように落ち込んだ後、僕はチラリとアーサー君を見た。アーサー君はそっぽを向いていて、どんな表情をしているかはわからなかったが、身体中から怖いオーラが出ていて、僕にとても怒っていることだけはわかった。


…それは、そうだよな…アーサー君はもともと、僕のことがすごく嫌いだろうし、それに加えてこんな迷惑かけられたら、それはとても怒るよな…。


そう思った僕だが、ふとある疑問が頭をよぎった。


…そもそも、どうしてアーサー君は僕のことが嫌いなんだろう。


思い返してみると、僕はアーサー君と騎士学校でそこまで関わった記憶がない。しかし僕が気づいた時には酷く嫌われていた。なんとなく、僕の存在が気に触るんだろうなということだけはわかるのだが、アーサー君が僕のことを嫌いになった根本的な原因は一体なんだったのだろうか。


…もう少しで死ぬかもしれないなら、思い切って聞いてみようかな。それで、僕がアーサー君を傷つけるようなことをしていたなら最後に謝りたい。そう思って僕は口を開いた。


「…あ、あの、アーサー君」


そう声をかけると、アーサー君はチラリと僕を見た。


「なんだよ」


低い声でそう言われて、少し怖かったが、これが最後かもしれないなら、悔いを残したくないと思い、続ける。


「あの、僕、死ぬかもしれないって思ったら、すごく勇気が出てきたんだけど、あの、聞きたいことがあって…」


そう言うと、アーサー君は眉を吊り上げた。


「ああ?!何呑気なこと言ってんだ?」

「ご、ごめんなさい…。やっぱり、その…なんでもない…です」


アーサー君が怒るのも当然だ。僕は何を言ってるんだろう。そう思って僕は黙った。


「はあっ、なんだよ。言ってみろ」


その言葉に思わず顔を上げると、眉を寄せたアーサー君が僕を睨んでいた。


「あ、あの…死ぬ前に、聞きたいんだけど…その、僕、なんでアーサー君に嫌われてるのかな?」

「あ?」


アーサー君は怪訝そうに眉を寄せた。


「あ、いや…その、僕、アーサー君に嫌われるようなこと何かしたかなって…。も、もちろん、僕の存在とか性格とか仕事のできなさとか、そういうところが嫌われてるのは漠然とわかってるんだけど…でも、具体的に、何がきっかけで僕のことを嫌いになったのか知りたくて…そ、それで…もし、僕がアーサー君を傷つけるようなことをしてたなら、謝りたいと思って…」


自分でも言葉がまとまらず、モゴモゴとそう言うと、アーサー君はさらに眉に皺を増やした。


「…お前のことは遺伝子レベルで嫌いだ。お前を見てると虫唾が走る。特にお前の舐めた態度はな」

「あ、そ、そうなんだ…」


舐めた態度をとっていたつもりはなかったけど、無意識にアーサー君に対して失礼な態度をとっていたのかもしれない。


「ごめんね。僕アーサー君に失礼な態度してたよね。本当にごめんなさい」


するとアーサー君は苛立ったように目を吊り上げた。


「そういうことじゃねぇよ!俺が腹立ってんのはお前が、そんなんだからだよ!」


えっ?ち、違った。そんなんだからってどういうことだろう…あっ!僕がアーサー君の発言の意図も汲み取れない馬鹿なところが嫌いなのかも…


「お前は才能があるくせに…そんなんだから…ムカつくんだろうが!」

「えっ?さ、才能?!なんの?」

「魔法のだよ!」


えっ?魔法の才能?なんでそんなことがいきなり出てくるんだ?


僕が首を傾げてるのに気が付いたのか、アーサー君は眉間の皺が深くなる。


「そういう、自分なんかって卑屈で逃げてるところがムカつく。虫唾が走る。お前は選ばれた側で、少しの向上心と努力さえあれば、あっという間に天才になれるのに、僕なんて大したことない。何をやってもダメだって中途半端なところで諦めて、ヘラヘラしてるところがムカつくんだ!」


選ばれた側?天才?何を言ってるんだ?アーサー君は…


「俺に魔法の才能はない。全部兄貴に持っていかれたからな。お前に魔力量では到底及ばないし、センスもない。だから親からはお前は失敗作だって言われて、関心を持たれなかった。でも俺は、そこで俺なんかって諦めずに努力した。努力して努力して努力して、いつか認めて貰えるまで頑張るんだって決めた。それで俺の努力がいくらか身を結んだって時にお前が現れた。大して努力もしてないのに、魔力量は多く、魔法の扱いは上手く、地頭もいい。フィルの他にもう一人、俺じゃ叶わない天才が現れたと思った」


え?さっきからアーサー君はなんの話をしてるんだろう。


「正直、最初は嫉妬半分、憧れ半分って感じだった」


え?アーサー君が僕に憧れ?


「でも、お前は才能があるのにも関わらずフィルとは違ったな?向上心のかけらもなく、自分なんてって言って、大して努力もしないで、魔法と真剣に向き合ってなかった。でもそんなお前は、なぜかいつも俺より成績は上で、真剣にやっている俺が中途半端にしかやっていないお前に負けていた。この屈辱がわかるか?」


やばい。アーサー君の言っていることが理解できなさすぎる…


「別に負けるのはいい。フィルには毎回負けていたが、別に苛立ったりはしなかった。あいつは才能もあるが、その才能を活かす努力をちゃんとしてたからな。でもお前は違った」


え?これって僕の話だよね?誰か違う人と勘違いしてないかな?


「なんでだ?お前は磨けば光るものを…俺が死ぬほど欲しいものを持ってるのに、なんで本気にならないんだ!」

「あ、その…」


僕はなんとか訂正しようとしたが、アーサー君は止まらない。


「それに、お前の無駄に卑屈なところもイライラする。そんな立派な才能があるなら、せめて堂々としてりゃいいのに、いつもビクビクしてキモかった。そんなんだから周りからも舐められるんだよ。お前、騎士学校の時、次席なのに頼りなくてかっこ悪いって、下級生から馬鹿にされてたんだぞ!なんなんだ?じゃあ、下級生にすら馬鹿にされるお前に勝てない俺はなんなんだよ!お前がそんなんだから、俺まで惨めな思いしたんだろうが!俺に勝つんなら、俺が負けても恥ずかしくないやつでいろよ!」


アーサー君は興奮しているようで口調がどんどん荒くなっていった。


「それに騎士になってもお前は俺を苛立たせた。たった一回のミスを引きずって、じめじめしやがって。お前は悲劇のヒロインか?失敗なんて誰にでもあるものだろ。そんなのさっさと克服すればいいのに、いつまでもズルズルと中途半端に引きずって、でもその割に、大して克服する努力をしてなかったよな?なんなんだ?舐めてるのか?それで案の定、雑用部屋送りになって、それでもヘラヘラしながら騎士団に居座って、お前どういう神経してんだよ」


やっぱり、アーサー君は何か勘違いしているんじゃないかな?さっきから言ってることが意味不明だ。


「あの、アーサー君は多分勘違いしてると思う。そもそも僕、魔法の才能無いし…」

「そういうところだよ!卒業まで俺を差し置いて次席だったやつが何言ってんだ」


…なんだか僕はアーサー君が心配になって来た。本当にどうしちゃったんだろう?…もしかして、さっき頭を殴られた時に何かおかしくなっちゃったのかな?…そうかもしれない。だって、僕が次席なんてありえない勘違いをするなんて、それくらいしか考えられない。

…どうしよう。早く病院に行って精密検査を受けさせてあげたいけど、この状況では無理だ。…それなら、僕にできることは正しい知識をアーサー君に教えてあげることくらいしかない。そう思って僕は少し強めに言う。


「あの!僕、次席じゃないよ!アーサー君の勘違いだよ!アーサー君はきっと、さっき殴られて頭がおかしくなっちゃったんだと思う」

「てめぇ、舐めてんのか!俺の頭がおかしいだと?俺は正常だ!お前は次席だった。間違いない!」


頭がおかしい人ほど、自分は正常だって言うと聞いたことがある。僕はアーサー君の様子を見て、とても苦しい気持ちになった。


「アーサー君、ごめん。アーサー君がおかしくなっちゃったのは全部僕のせいだ。本当にごめん」

「おい!だから、俺は正常だって言ってんだろ!だいたい、そんなに言うんなら、お前、自分の順位知ってんのかよ」


そう言われて、僕は考える。…そういえば、僕、個別に配られる成績表には目を通していたけど、学年で何番目とかは知らないな…


「…それは…詳しくは知らないけど…」

「それがおかしいんだよ!なんで騎士学校行ってて自分の順位知らねえんだ!」

「だ、だって…順位表見るの怖いし…下の方だって思ってたから、見るとショック受けると思って…」

「お前は卒業試験までは次席だった。成績を逐一確認していた俺が言うんだから間違いない」


なぜか自信満々に話すアーサー君を見て、段々と僕は自分に自信が無くなってきた。

え?僕って最下位とかじゃないの?次席だったの?

いやいや、そんなわけない…僕は僕のことを一番番わかってるけど、次席なんてあり得ない。アーサー君に洗脳されちゃダメだ!


「じゃ、じゃあ、アーサー君は目が悪いんじゃないかな?それで誰かと見間違えたとか」

「そんなわけねぇだろ。俺は悔しすぎて何回も近くで俺とお前の順位を確認したからな」


そうだったんだ…じゃあ見間違いはありえないな…。


「あ、じゃあ、そもそもアーサー君は文字が読めないとか…」


うん。それだ!アーサー君はきっと文字が読めないから、誰かの名前を見て、なんとなく僕っぽいと思って勘違いしたんじゃないか?そうだ!そうな気がしてきた!


「てめぇ、喧嘩売ってんのか?!」


やばい…怒らせた…謝ろう


「ご、ごめん」


アーサー君は吐き捨てるように言う。


「とにかく、俺はお前みたいに才能あるのに、それを伸ばす努力をしないで、ビクビクしてて卑屈でプライド無いやつが一番嫌いなんだよ」

「…そう、だったんだ…。ごめんね。僕、自分がそんなにすごかったの知らなくて…。今でも信じられないけど…。でも、僕からしたらアーサー君とかフィル君の方がすごいと思うよ」


実際そうだ。フィル君はヴィンスさん以来の天才だと言われていたから、当然みんなの尊敬と羨望を一身に集めていた。アーサー君もアーサー君で、魔法の実力はすごいと評判だったし、その上カリスマ性とリーダーシップもすごくて、いつも周りには彼を慕う人たちが沢山いた。


「嫌味か?」

「ち、違うよ…あの、僕は、アーサー君みたいに沢山慕ってくれる友達もいないし、自分に自信もないし、ストイックに努力もできないから、その、すごいと思う」

「慕ってくれてるわけじゃない。俺の家がそこそこ名が知れてるから、表面上仲良くしてるだけだ。それに友達なんて、お前だって作ろうと思えば作れるだろ。あとは自信?そんなものは気持ちの持ちようだし、努力はやるかやらないかだ。お前だってやろうと思えばできる。やらないだけだ」

「それは違うよ!あ…えっと、僕は小さい頃、友達を作ろうと努力したんですけど、何をやってもダメで…僕が近寄ると逃げられたり、怖がられたりして…だから友達がいること自体、アーサー君は僕よりもすごいと思う」


そうだ…。友達がいない僕としてはあんなに沢山の人と仲良くできるアーサー君は普通にすごい。それだけ彼が魅力的だということだから。


「あ、あと、自信を持つっていうのもアーサー君が言うほど簡単じゃないよ。だって、僕は僕のことが信じられないから。…だから、僕がいつも考えてるのは、失敗したらどうしようとか、足を引っ張ったらどうしようとか、迷惑かけたらどうしようとかで…この考えはどうしても変えられないんだ。だから「僕なんか」って最初から自分に期待しなければ、周りも僕に期待しなくなるし、僕も傷つかずに済むと思って…それで、どんどん卑屈になっていったんだと思う。でもこれが僕の心を守る手段なんだ」


そうだ。僕はそうやって自分が傷つかないために必死なんだ…だって、僕は心が弱いから。


「あと、努力は…正直僕もしてるつもりだよ…アーサー君みたいにストイックな努力は確かに足りないかもしれないけど。でも騎士学校にいた頃は、習った基礎魔法は完璧にできるように何度も復習したし、試験前は沢山勉強したよ。…だから、その、僕だって努力はしてたよ」

「そんなことは当たり前だ。努力でもなんでもない。お前ほどの才能があったら、努力次第では色んな応用魔法を使えるようにもなっただろうし、魔法具だってAランクを貰うこともできたはずだ。俺がお前みたいな才能を持ってたら、きっと沢山努力してフィルさえ超えていた。Bランクで止まっているのがお前がいかに怠惰だったかの証明だ」


それは、僕のことを買い被りすぎじゃないかな?加えて、自分のことは無意識に低く見てる気がする。アーサー君だって十分すごいのに…


「あの、少なくとも僕は騎士学校で自分なりに十分努力したよ。でも、確かにアーサー君に比べれば全然努力してなかったんだと思う。でも、それでも、僕は僕なりに頑張ってたよ。僕なりの基準で僕なりの一生懸命で。でも、僕なりの一生懸命がアーサー君にとっては当然のことで、努力のうちにも入らないだけだと思う。だから、つまり、アーサー君は僕よりも一生懸命になれて、たくさん努力できる才能があるってことなんじゃないかな?」


僕がそう言うと、アーサー君は驚いたように目を見開いた。


「あの、フィル君が騎士学校の時によく言ってたんだ。この学校の中で一番努力してるのはアーサー君だって。いつも学校が終わると、家で魔法の練習してるし、色んな魔法の本とか沢山読んで知識をつけたり、色んなことを試して、自分のできることを広げてるって。それに、体術とか、そういうのも一生懸命鍛錬してて、すごいって。自分はあそこまでストイックに魔法に打ち込むことはできないって。その時、僕もできないなって思った。だから、努力できるのも才能だし、アーサー君の武器だよ。自分を信じて諦めずに努力し続ける、そんなの心の強い人にしかできないことだから」


アーサー君はしばらく目を見開いたまま固まっていた。


「…だが、努力はするかしないかだ。別に才能なんかじゃ…」

「それは違うよ!努力はできるかできないかだよ。僕はアーサー君みたいにストイックに努力することはできない。しないじゃなくてできない。だから努力できるアーサー君はすごい人なんだよ」


そう言うと、アーサー君は再び目を大きく見開いた。


「…そんな風には考えたことがなかった…」

「…僕はそう思うよ!」


僕が必死にそう言うと、なぜかアーサー君は不機嫌そうに眉を寄せた。


「…死ね」

「えっ?な、なんで?!」

「ムカつくからだよ!」


そう言ってアーサー君は僕をキッと睨みつけた。え?さっきまでいい感じだったのに…気のせいだったみたいだ…



そうこうしているうちに、部屋の扉が開き、男たちが入ってきた。

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