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貴女に遺されて。  作者: 美月
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毒親、そんな言葉が近年よく話題になる。毒親との死別は想像していた歓喜など無かった。

母親とは最も子どもへトラウマを植え付けることができる存在だと思う。

良くも悪くも母親の存在とは大きいのだ。

私が欲していたのは母性ある母親だった。

母から受けた傷ももうぶつけられない。

別れ方まで私を苦しめる人、それが私の母でした。

突然の別れ。

そして私自身が本当に許すことが出来なかったのは何かに気付かされた。

本当に死後の世界やあの世というものがあるならば

貴女は罪に気づいてくれているのだろうか。


夏の蒸し暑い夜だった。

従姉妹からの連絡で知らされた貴女の死は私の人生を変えたのだ。


ネグレクト被害者、毒親に苦しめられている人、少しでも私の話で心が良い方向に向かってほしい。

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