表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/74

幕間2.悪役令嬢の暗躍 その1

 ラードは衛兵に連れていかれこってりと絞られていた。


「君ねえ。なんで、あんな危険なことしちゃったの」

「食に嘘はつけないからです」


 その態度は体格通りの堂々としたもので、しかし起こした事件を考えればどう見てもそんな言い訳が通じるわけがなかった。


「いや、そういうことじゃなくってねえ。君ねえ――」

「お待ちなさい! その方は無罪ですわよ!」


 そんなラードを救い出したのは我らが悪役令嬢コーネリアスだった。



「コーネリアス様、この度はご迷惑をおかけしまして」

「いいえ、いいのですわよ。それよりも貴方、その才能をもっと有意義なことに使い遊ばしませんことですわよ」

「有意義?」


 ラードにはコーネリアスの企みなど知る由もない。しかし、彼女は自分の食を理解し、さらには今回手助けをしてもらった。ここで彼女の誘いを無碍にすることはラードの誇りを傷つけるものだ。


「分かりました。コーネリアス様にはこの身を助けられた恩もございます。いかようにもお使いください」


 こうして、コーネリアスの元に人が集まり始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ