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少女の日常
「はぁ…もう朝か、顔作らなきゃ。」
そんなことを呟きながら目を覚ます。 目を覚ますといいてもそんなすっぱと起きれるわけが無い。30分前からスマホのアラームをかけ続けてやっとこれだ。まだベッド上でグズグズしている。
「穂花〜!もう起きなきゃ間に合わなくなるわよ〜」一階から心配する声がする。
「起きてるって!!…ったくうるさいな。」声を荒げて返事をする。わかっていることを指摘されると途端に煩わしくなる。それが優しさであると理解していても。
『また朝から何やんてんだよ、みっともない。』自己嫌悪に陥りながらベッドをおりる。首を片手でさすりながらボソッと呟く。
『…死にた』