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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
2. 走る、ひたすらに目的地まで走る。
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いえすろりーたのーたっち(お巡りさん、こっちです!)

「そこの怪しいヤツ、ちょっと待て!」


 幼女、メリルちゃんと言うらしい。そのメリルちゃんと一緒に出来るだけ目立ないルートを通って衛兵の詰所に向かっていたがどうしても最後は大通りを通らざるを得ずに出てきたところに声を掛けられた。


 クソッ、後100m足らずだって言うのに!振り向くとシルクハットにモーニングコート、ステッキに極めつけは仮面を装着している絶対に関わってはいけないタイプの変態が居る。


 マジかよ、お前はアレか?某美〇女戦士に出てくるお助けキャラか?じゃあ、やっぱり、ロリコンなのか?


「おい貴様!王都美幼女ナンバー4道具屋のメリルたんをどうするつもりだ!」


 あぁ、やっぱロリコンかよ!いや、メリルちゃんは6~8歳くらいだからハイジコンプレックスとアリスコンプレックスの境目だ。どのみちロリコンだろうがアリコンだろうがハイコンだろうが変態には違いないがな!


 助けを求める様に辺りを見渡すが他のプレイヤーどころかNPCにすら目を逸らされた。それに変態仮面の横になんか一匹増えてる!何だこりゃー街中に植物系モンスターが居る!


「ロリーよ。こいつはメリルたんを人目につかぬように連れ回しておったぞ」


 キャーシャベッタ!って、コイツは植物系モンスターじゃない!よく見れば迷彩ペイントを施した顔が見える。何だよコイツ、街中でギリースーツを着てるのかよ!


 つーか、俺の事…いや、メリルちゃんの事をずっと見てたのか?コイツも変態仮面の同類かよ!あぁ、なるほど、コイツらこのゲームでは関わってはいけないと言う暗黙の了解が出来ているほどの変態かよ!


 なんだか会う男は変態しかいないのだが、これもド変態筋肉の試練(のろい)か?兎も角、この子を変態共に近づける訳にもいくまい。


「あ?俺はクエストで迷子のこの子を送り届けてる最中だから邪魔すんな」


「ならばそのクエスト、我等に変わるがよい。我等はそのメリルたんの事をよぉ~く知っているからな!ワッハッハ!」


 変態仮面がそう言いながらボードを操作すると目の前に俺のボードが現れて[クエストを移譲しますか?]と出ている。即行で『NO』のボタンに拳を叩き付ける。回避不可なのに移譲なんぞしてみろ、何が起こるか分かったもんじゃない!


「おのれ、不審者め!

「「我等イエスロリータ、ノータッチ」」

 が成敗してくる!」


 変態仮面が腕を上げてYの字になり、愛知万博のマスコットのゆるキャラみたいな変態植物も腕でNの字を作る。最後にドヤ顔までキメてきやがった!


 それに決め台詞だけ合わせ言うなキモいんだよ!スゲェマジでウザいわコイツら!そういう事ならやってやんよ!

ちなみに対象年齢は


ロリータコンプレックス 12~15歳


アリスコンプレックス 7~12歳


ハイジコンプレックス ~7歳


ベビーコンプレックス 0歳~


らしいですよ。

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