はしれとりあえずひとのいないところへ(走れ、取り敢えず人の居ない所へ!)
水面に写った自らの姿は真っ黄色!目立ちまくりじゃないか!やばい!こんなに目立ったらしんじゃう!げぇ、叫んだせいでめっちゃ見られてる!急いで此処を離れなきゃ!
何処をどう走ったのか覚えていないが路地裏のような所に着いた。取り敢えず人の気配はしない。さて、仕方ない初期装備に着替えて受付さんの言う通りインベントリの最奥に封印して肥やしにしてしまおう。
あれ、初期装備が無いだと?どういうこっちゃ?ログをさらうとあのド変態ヤローが消滅させてやがる!クソぅ余計な事をしやがって!仕方ない、装備無しになるか。確か裸にはならずTシャツと短パン、サンダルになるだけだった筈だ。
よし、先ずは頭から………へ?
[固有武装、雛鳥の帽子は取り外す事が出来ません。]
[固有武装、雛鳥の外套は取り外す事が出来ません。]
[固有武装、雛鳥の洋袴は取り外す事が出来ません。]
[固有武装、雛鳥の手袋は取り外す事が出来ません。]
[固有武装、雛鳥の靴は取り外す事が出来ません。]
[固有武装、懐刀ぴよぴよ丸は取り外す事が出来ません。]
おい、っざっけんなよ!どうやら、鳥神の加護が邪魔してるらしい。何でも、デスペナだろうが強奪だろうが無効化して装備者に張り付くらしい。それと、武器の名前!なんで今まで雛鳥の~だったくせに何でぴよぴよ丸なんだよ!流れから言って雛鳥の懐刀でいいじゃん!ちくしょう、あのド変態鳥頭め、次に会ったらギッタンギッタンにしてやんよ!
その怒りも直ぐに覚めて地面に突っ伏しいると
「おじちゃん、どうしたの?ぽんぽん痛いの?」
いつの間にか現れた幼女に心配されました。
「大丈夫、お兄さんはちょっと人生に迷ってるだけだから」
29歳はまだお兄さんの範疇、異論は認めない!
「迷う???おじちゃん、迷子なの?メリルと一緒だね!」




