ひよこせんせいのおりょうりきょうしつどぅーえ(い、妹よ。今回は力技で行くぞ!)
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「次はキュコの果肉。って、なんじゃこりゃー!硬い、硬すぎだろ!それに果肉と言いつつコイツは中の果肉を絞ってその油を使います。くっそぅ、胡桃割と圧搾器を寄越せよ!」
メリルちゃんでは危ないので三人でひたすらハンマーで叩くが中々外側の殻が割れない。勢いをつけ過ぎると中身が飛び散る。ウザい、非常にウザい。
「ハァ、これって重力系の魔法でなんとかはならないよなぁ?」
「「そ、それだー!」」
俺の口からポロッと出た言葉に反応する双子。
「よし、この錬金術の実験中に偶々生まれた超高硬度の金属シリンダーにキュコの実をブチ込みフタをする。さあやれ妹よ!」
「ブレイブハート、シリンダーのフタにグラビティバイントの重ね掛けよ!」
「all right master」
つ、杖が、やたらメカメカしい杖がシャベッター!いや、アレは砲か?兎に角その近未来チックな魔法兵器で魔法を使っているAkiさん。
でも何処から現れた?インベントリから出した様子は無かったぞ。そう言えばアクセサリーが光ってたな。ま、まさか、こ、これが噂の魔導機甲、通称魔機の中でも最上位に位置するとされるインテリジェンスデバイスってやつですか!
異界の謎技術が流入して魔法と機械が融合したとか言う設定のトンデモアイテム!絶対にそう言うの好きな人が運営に居るんだろうなぁとか思ってる間にキュコの実からドンドン搾油されていく。
「でも、そんな事が出来るのならなんでさっきの時に使わなかったんだい?」
「そ、それはアレだ。い、妹の料理技術向上の為であって決して忘れていた訳じゃないぞ。今回はアレだ、普通にやっていたら何時まで経っても終わらないからだ。だから本当に忘れていた訳では無いぞ。なぁ妹よ!」
「そ、そうですよ先生!いくらなんでもそんな訳ある筈ないじゃ無いですか」
あ、うん。完璧に忘れたのね。でも俺は大人なので態々無駄に突ついたりしない。
「な、何なのだ。その自分は分かっていますよ的な表情は?まあいい、これだけあれば十分であろう?」
「はい、オッケーですよ。二人がキュコ油を絞ってくれてる間にメリルちゃんがリコルルの葉を適当な大きさに千切って準備してるし、タルメリックの根は俺がすりおろしておいたから後はリジェの新芽を刻むだけだよ」
「メリル、がんばっておてつだいしたー!」
「ごくっ、い、いよいよか。ほ、本当にこの作業を妹がするのか?」
「うん。ちゃんと道具も用意したしやらないと何時まで経っても進まないからね」
絶望的なオーラを漂わすMANATOくんをよそにいよいよ料理は最終局面へと進むのであった。




