くろねこさんといっしょにばとるけっちゃくへん(黒猫さんと一緒にバトル決着編 あ~やっと終わったぜ![安堵])
「これで後一人。ケイ君もお疲れ~」
その言葉にハッと我に返って辺りを見渡すヤンキーくん。しかし、当然もう彼以外には誰も居ない。
「じゃあ、最初のお望み通り一騎打ちで決着を着けようじゃないか。シロ~あと何秒ある?」
「後30秒。にいが寸劇をやってたからあんまり時間ないよ」
妹でもアレはそう言う評価なんだ。でも30秒って何の事だろう?
「十分だよ。こんなのを倒すのに10秒も要らないんだし。ケイ君はもう休んでて良いよ」
ではお言葉に甘えて休ませてもらおうかな。でも何の時間制限だろう?
「兄さん、分体だと長時間は戦えないから100秒って決めて戦ってるの。あれでも弱体化してるからATKが1/5、その他も軒並み低下中なの。でも基本は急所即死ハイパークリティカルを出すような生き物だから関係無いけどね」
説明ありがとうございます白猫さん。でも何で首ちょんぱとかスプラッタな状況を作り出してるの?確かプレイヤーは即死の場合は光の粒子になるじゃ無かったっけ?
「兄さんのエクストラジョブの一つ処刑人のスキル『断頭台』の効果なの。効果は人型だろうが関係無く部分欠損させられるの。それにあの装備は兄さんのコレクションの中でもキワモノの首狩兎人族の殺害調理武器シリーズの切断特化型武装である首切包丁と指断鋏。切り裂けば出血のデバフも付くにい曰く鬼畜兎の極悪装備だそうですよ?」
つまり、さっきから聞こえてくる「誰がアイテムなんて使って良いって言った!」とか「魔法だと誰が使わすか!」とか「逃げられると思ってんのか?んな訳ねぇだろうが!」とかどこの英雄殺しの理不尽狂戦士だよってセリフをノリノリで吐いてるあのネコは歩くスプラッタ製造機って訳ですか。
「にい、後10秒だよ。遊んでないでさっさと終わらせてよ」
この光景を平然と見ている白猫さんも大概だよな。
「ク、クルナ!イ、イヤダ!ダレカタスケ……アァー!」
チーン、ヤンキーくんは丁度100秒で心をへし折られ、恐怖を刻み込まれてやられちゃいましたとさ。チャンチャン。
「ひよこのお兄さんは確かにいと歳が近いって聞いたんだけどホント?にい、今年で三十路なんだけど。もしホントなら仲良くしてあげてね。にいと歳の近い人でお友達なのは今までは東雲工房の営業担当のラヴラヴ夫婦さんといっぱいあってなさんくらいなの」
え?マジで!あの姿で三十路って俺のひとつ年上か………あぁ、大抵の人が俺の事を実際よりも下に見る理由が分かってしまったよ。




