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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
8. 巻き込まれる。黒猫さんの企みに巻き込まれる。
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くろねこさんふぁみりーあつまる(もう止めてー黒猫さん。既にグラント君のライフはゼロよー!)

「なら決闘(ドゥエッロ)だ。しかし、これでも俺は元とは言えそこそこのプレイヤーだったからそこのヤンキー君1対1では可哀想だから何人で来ても構わないぜ」


「いやいや、それじゃあコイツらに勝ち目なんて微塵もねぇよ!」


 バルトと呼ばれたシーフ風の男が言うと


「じゃあ、足枷を付ければ文句ないだろう。こう言うのはどうだ?俺はそこのケイ君と組んでもし先にケイ君が倒されれば俺達の負けってルール。その代わりソッチはグラント坊や達メインメンバーは出さない」


 おーい、ちょっと黒猫さん。勝手に巻き込もうとしないで!


「いや、それでも…」


「バルトさん、何をそんなにビビッてるんスか!あんなヤツ俺一人でもやれますって!」


「ほらヤンキー君もそう言ってるんだし、俺もこの分体だ。十二分に勝機はあるじゃないか。なら勝負に勝ったら損害賠償の件は無かった事にするって言うのはどうだ?どの道何かしらの落とし前をつけないと他のクランが黙ってないのは目に見えてるだろう?」


 にやにやと嗤う悪魔(くろねこさん)は俺の肩から三毛猫さんに飛び移る。


「今回は『未開調査団』に任せないでハイランド攻略は久しぶりに俺達でやろうかミケ。呼べば皆来てくれるかな?」


「そう言うと思って声を掛けておきました」


 そのタイミングで入り口から『ケットシー』のメンバーらしき人達が入ってくる。


「大将、何やら面白そうな事をやるって聞いてすっ飛んで来たぜ」


 大柄な鍛冶師風の男が黒猫さんに話掛ける。


「よう久しぶりだないち。ちょいと妖精の国探索弾丸ツアーのお誘いだ。久々に攻略の第一線に復帰しようかと思ってさ」


「へへっ、その言葉を待ってたぜ大将!もう装備ばっか作るのには飽きてきたところだ。こりゃ楽しめそうだ」


 盾戦士(ガードナー)いっぱいあってな、通称はいち。『ケットシー』の防壁の異名を誇るタンク。担当は防具店(夜一くん談)。


「向こうで採掘した鉱物で装備を作る日々も待ってるけどな」


「それは言わないでくれよな。しかし、新しい鉱物を試せるのは面白そうだ」


「ボス、ながぐつ参上致しました」


 今度は貴公子風の優男。細剣士(フェンサー)ながぐつ、此方はアクセサリー担当。他にもあめしょー、しゃむ、おすかーなど各代表が集まってるとのこと。


「にい、やっと私達と遊べるの?」


 最後に全体的に白い女の人、彼女こそがもう一人のサブマスター。通称白猫さんことシロさん。


「そう言えば最近は変なクエストばっかやってて遊べてないな。今回はじっくりとやるからいっぱい遊べるな」


 などと微笑ましくやってる隣の『未開調査団』の幹部連中は三兄妹以外の『ケットシー』幹部に睨まれ肩身が狭そうだ。

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