くろねこさんはおいかりです(喧嘩売ってんのかグォルァー![おバカなヤンキーくん])
「な、何のことですか?」
動揺しまくりだぞだんちょーさん。
「黒猫亭の向かいの店、喫茶黒猫って言うんだけど一日コーヒー一杯で14日、現実の3日半もオープンテラスで黒猫亭を監視するガラの悪い集団が他のお客様を追い出したり、それを注意した現地人の店員を暴行したり、代金を払わなかったり、威圧して黒猫亭に他のプレイヤーが利用出来なくした連中は自分達は偉大なるクラン『未開調査団』の団員だから協力するのが当たり前だと言ったそうだよ?」
…………つまり、俺がログインして来るまでずっと張り込んでたからあんなに即行で囲まれたのか。しかし、流石にそれは迷惑すぎるだろう。あれ、もしかしなくても商業系最大規模(さっき夜一くん達から聞いた。)『ケットシー』のナンバー2が本部のあるヴェネトからロンバルディアまで態々来た理由ってコレが本当の理由か!
「これが損害額です」
三毛猫さんがだんちょーさんに二種類の書類を渡す。恐らくは被害額の内訳とその証拠となる書類だろう。だんちょーさんが見た瞬間、顔を真っ青にして幹部を近くに集め相談を始める。
「いや、コレは黒猫っち、その彼に確実に謝る為にコイツに渡りをつけて来いって言ったら何を勘違いしたのかよく分からないが、その勝手にやった事だから…」
シーフ風の男が言い訳を始めようするが
「だから、自分達は関係ありませんってそう言いたいのかバルト。悪いが事ある毎に自分達は『未開調査団』の団員だって威嚇してる映像もコッチには残ってるんだ。
本来ならGMコールしても良い案件を穏便に終わらせようって話なんだよ。トップ戦闘系クランのひとつである『未開調査団』が高がニュービー一人に恥をかかされたからってやり過ぎだって言ってるんだよ」
「いやだんちょーは単純にただ謝りたかっただけ…」
「なら集団で囲む必要は無いし、監視なんてしなくてもケイ君に会って謝りたいと黒猫亭の店員に伝言すれば良かったじゃないか。
そうすれば此方もこんな損害は受けなかったんだよ。
それと逃げられた後も何をするかと思えば集団で追い掛け回すとかどうかと思うんだけど、大方彼の能力を見てからクランに誘うつもりだったんだろうけど、アテが外れたな。
彼のフレンドにヨル坊が居るから東雲工房のバックアップもあるし、ウチも手を貸すって決めたから別に大クランに居る必要も無いよ」
あれって勧誘行為だったのか?てっきり御礼参りの類いかと思ってたぜ。
「さっきから黙って聞いてりゃー言いたい放題言いやがってブッ殺すグォルァー!
大体、こんな奴らの支援なんか必要無いから切ってしまえばイイんよ!俺が証明してみせますよ」
あぁ~終わったな。だって黒猫さんの顔が凄く悪い笑顔で羽虫君を見ている。




