りざるとおもいがけないせんりひん(凄い、凄いですよ!こんなにもレアな素材が!)
パンパカパーン!ファンファーレが鳴り響く自身のレベルが上がった事を告げる。
パンパカパーン!ファンファーレが再び鳴り響きレベルが上がった事を告げる。え、二つも上がったのかと思っていると
パンパカパーン!ファンファーレが三度鳴り響き合計でレベルが三つも上がった事を告げられた。おいちょっと上がり過ぎてないか?
「どうかしましたか?あ、もしかして思っていた以上にレベルアップしました?
多分、低レベルであった事と発見者ボーナス、ファーストアタックボーナス、MVPボーナスが重なったからだと思います。計算では三つか四つくらいは上がったんじゃないかな?
あーすみません、実はパワーレベリングとかお嫌いな方でしたか?」
説明してくれた夜一くんが実に申し訳なさそうにしているので
「いや、そういう訳ではないですよ。ちょっと予想外にレベルが上がってビックリしただけです」
「このゲームを楽しんで貰いたいから嫌な事をしたんじゃないかって心配になってたんで良かったです。
あっ、ちょっと待ってて下さいね」
夜一くんがナイフを片手にワイルドベアの死骸に近付いていく。
「何かするんですか?」
「俺は解体スキル持ちなのでちょっとコレを解してドロップアイテムの量と種類を増やそうと思ってますのでちょっと待ってて下さいね」
夜一くんは器用にナイフを使ってあっという間に解体してしまう。そこで漸くドロップアイテムが表示がされる。
「うわっ、何で熊胆がドロップしてるの?こんなところでドロップするとは思わなかったよ」
夜一くんはどうやらレアアイテムがドロップしたらしい。
「あのドロップ品の分配なんですけど、他は全て差し上げますからこの熊胆を俺に譲ってくれませんか?」
そこまでのレアアイテムなのか?ニュービー相手なんだから黙って貰っておいても良いのに律儀な子だよ。
「必要な物は必要な人にで良いと思います。俺は夜一くんのお陰で生き延びる事が出来たし、普通なら手に入れることの出来なかった熊素材も手に入ってるので自分のドロップだけで満足です」
「そう言われると有難いですが、自分では納得しがたいモノがあります。う~ん、何か困ってる事とか無いですか?これでもクローズドβからこのゲームをやってるのでそれなりに知識はあるので助けになれると思います」
な、何ぃーオープンβの前段階に行われたと言うクローズドβ出身だって!
確か30人程度しかいないって話じゃ無かったか?つまり彼はウルトラレアプレイヤーみたいだ。




