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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
6. 集める。七つの材料を集める。
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もりのなかのであい(ある~日~森の中)

 ある~日~森の中、クマさんに出逢っちまった!


 ワイルドベア (Lv??)


 コ、コイツは森の徘徊型フィールドボスじゃないか!


 南のエミリア、ロマーニャの解放条件の植物型のボスに比べれば特殊能力も無い分マシかも知れないが俺はレベル5のへっぽこニュービーだ。


 コイツは推奨が平均Lv20の四人パーティ以上だから絶対勝てない。


 はぁ、また死に戻りかと思った時だった。


「あの、助けは要りますか?」


 辺りを見渡すが姿は見えない。


「あ、上です。木の上に居ます。見たところお困りのようですからお手伝いしましょうか?」


 そう言われて上を見ると黒色で揃えられた装備の人が何故かボヤけて見える。


「えっと、お願い出来ますか。俺、今日始めたばっかりなんでお荷物ですけど」


 もしかしたら死なず済むかもとお願いしてみる事にする。


「あれくらいなら一人でも倒せると思うので大丈夫ですよ。もし気が引けるようならちょっと採取を手伝って下されば嬉しいですね」


「採取ですか?オッケーです。実は自分も森に採取に来て早々にアレに襲われて死に戻りを覚悟していたところなんです」


「ではパーティに招待して……いえ、此方でパーティに招待するので承認してくれませんか?」


「えっと、了解です」


 ピロリン、夜一さんからパーティに招待されました。Y/N


 ホストボーナスを考えてくれたんだろうけど、俺がニュービーで時間が無いことから招待してくれたみたいだ。


 では、YESをポチッとな。


 ピロリン、夜一さんのパーティにケイさんが加入しました。


「見ず知らずの自分の提案に乗って下さりありがとうございます。早速ですけど、俺がクマの気を引き付けるので背後から攻撃して下さい。低レベルの人にとってアイツの経験値が入らないのは勿体無さ過ぎですから」


「でも俺はレベル5ですけど、ダメージを入れられると思わないんですけど?」


「それならいけると思いますよ。だってコイツはコグマですから。


 このゲームって無駄なところでリアリティを追求てるから同じモンスターでも個体差があるんですよ。このサイズならLv14ってところかな。


 レベル差が10以下ならやり方次第で何とかなるのが良いところだと思ってるんです。まあもし駄目ならコレを使って下さい!」


 ピロリン、夜一さんからアイテムの譲渡申請が来ています。Y/N


 えっと、取り敢えずYESで


 ピロリン、夜一さんから上級爆薬x3を譲渡されました。


 上級爆薬

 製作者 夜一

 敵に投げつける事で火属性の大ダメージを与えられる。


「コレ、どう見てもダイナマイトなんで世界観がぶち壊しですね」


「ごめんなさい。生産者のフレンドさん達と色々試してたらニトログリセリンが出来ちゃってついやっちゃいました」


 おぅ、真面目そうな影の薄い少年にだと思ったんだけど結構はっちゃてるなぁ。


「アイテムは使わない方が経験値が良いので初めは使わずに頑張ってみましょう」


 こうして俺の初めてのパーティ戦&フィールドボス戦が始まった。

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