表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
21.潜入。裏闘技場へ潜入 。
306/321

すけっとがつよすぎる(ひよこさんが空輸されるよ)

 予告乱入してきたNPC、特に鑑定してみた3人は別格だった。


 先ずはぽややん剣聖ことマルクス=ヴォルシュテイン氏の一番弟子であるリカルド君(十代半ば?)はバスターソードを片手で振り回し小鬼をバッタバッタと潰し、撥ね飛ばす嵐のごとき奮迅を見せるかと思えば、湧きモブが居なくなると"一ツ目鬼"の足の小指などの急所に的確に痛撃を入れる器用さを見せている。


 次にカール君(おそらく二十歳前後)。彼は雷の魔法を使って牽制や移動速度を上げて攻撃している。その移動速度は速すぎて入りと終わりしか確認出来ない(ケイと目の良い数人が辛うじて)上に"一ツ目鬼"の死角へと死角へと移動していくオマケ付きだ。


 最後にイッテツ氏。彼については規格外としか言いようがない。HPが減るごとに強化と狂化が進んでレベルがガンガン上がっていく"一ツ目鬼"の攻撃が全く当たらない。後で知る事になった話では剣鬼とは剣の(ことわり)、剣理の1つである見切りともう1つ以上の剣理を習得した上で先代より認められて初めて成れるエクストラオーバーユニーククラスであるらしい。少なくともレベルが万単位に至らなければ習得条件すら知る事が出来ない特殊クラスであるそうだ。何故知る事が出来たかと言えばこの後にこの場に居たメンバーが強制的に飛竜籠と呼ばれる乗り物に乗せられて空の上で調理させられて開かれた宴会の席で酔っ払った本人が語っていたからだ。


 そう言う訳で"一ツ目鬼"は見事打ち倒されたのだがHPバーが残り一本になった時にワンダーまーちゃんランドから命からがら逃げてきた阿呆がロマリアの騎士を見て


「これでは試練になっていないではないか!こうなったっら難易度を究極(アルティメット)、いや狂気(ルナティック)混沌(カオス)まで引き上げてやるー!」


 とか言うのでプリオネールちゃんに貰ったアイテム、ヴィゾーヴニルの尾羽を使い『魔剣レーヴァテイン』を呼び出し焼鳥を開始してもう1つのお土産の天照の犬笛でまーちゃん(分体)を召喚、文字通り犬の餌もとい狼の餌としてまーちゃんランドのフルペインルナティックコースへと落とされて断末魔を上げる鳥が居たが無視しよう。


 そうして圧縮されて人サイズになりlevel9999と言う化け物に変化した"一ツ目鬼"であったがイッテツに首を飛ばされて終わってしまったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ