もりまでかける(死線を駆け抜けろ!)
さてさて南門に再びやってまいりましたよ。取り敢えず先ずは採取が最優先事項だ。よってラビィへのリベンジマッチは後回しだ。
えっと、森まで結構遠いぞ。先ずは現状を把握してみるか。
森までの距離は俺の全速力で10分程、まあそこまでSPが持たない。だから移動には20分と見るべきだな。
出現モンスターはラビィ、グリーンウルフ、エッジスワローの3種類。
先ずはラビィ。コイツは戦ったからよく分かるがまぁ最弱の評判通り単品なら大したことは無い。但し、コイツは放っておくと仲間を呼ぶ。
それもわらわら大量に呼ぶ。倒し損ねるとそこから更に増えてレアラビィも出現する。
特に俺にとってヤバいのはあの魔術型の黒ラビィ。魔術に対して超脆弱の俺にとっては死神同然だ。このエリア唯一の魔術型だけに一発目から出会ったの不運だったみたいだ。これも冒険神の試練かよ?
次にグリーンウルフ。コイツは3~4匹の群れで連携して襲ってくるパーティ戦の練習相手のような立ち位置のモンスター。紙装甲の俺には爪や牙が掠めただけで命取りな危険な奴らだ。
最後にエッジスワロー。高機動の飛行タイプだがコチラもAGI、LUK特化仕様にされてしまったので相性は悪くないが相手をしている内に周りの敵が寄ってきてしまう。
結論、ラビィは出会い頭にぴよぴよ丸でぶん殴ってスタンさせ、グリーンウルフを迂回して、エッジスワローを無視して森まで駆け抜ける。
ここからの戦闘はダイジェスト版?でお送りします。
ラウンドワーン、VSラビィ、ファイ!
「喰らいやがれウサ公!」
ケイの剣術アーツ『スラッシュ』を発動。スカッ、ラビィは攻撃を躱した。
「キュキュー!」
ラビィの体当たり!チーン、ラビィの攻撃が急所に入った。
「ぐぉぉー!」
ケイは悶絶して動けない。
「キュッキュキュキュ~キュッキュッキュ~」
ラビィは仲間を呼んだ。イエローモンクラビィが現れた。
「キュ~キュキュキュキュキュキュ、キュキュー!」
「バカな七つの傷の男ばりの蹴りだと、ぶげら!」
ケイは力尽きた。
ラウンドトゥー、VSラビィ、ファイ!
「キュキュー!」
ラビィの体当たり。キュピーン!
ケイは動きに合わせてぴよぴよ丸を構えた。バシュ!
突きによるカウンターが炸裂。急所+ハイパークリティカルヒット。ラビィを倒した。
「スキルは大振り過ぎたんだ。これから細かく当ててスタンさせるぜ」
ケイは油断した。グリーンウルフのテリトリーに踏み込んでしまった。
「ガゥガゥ!」
グリーンウルフの噛みつき!
「うぎゃー!」
ケイは力尽きた。
ラウンドスゥリー、VSエッジスワロー、ファイ!
「ピィー!」
エッジスワローは背後から切り付けた。
「へ?ぐっはぁー!」
ケイは力尽きた。……………………
ラウンドテェン、ファイナ~ルァンドォ?
VSオールスターズ、ファイ!
「完全に死に覚えゲーと化したな。シスターや坊さんからは気の毒な目で見られたのは気の所為じゃ無いよな?」
「キュキュー!」
「自分から刺さりに来てご苦労さん」
最早タイミングは掴んだと飛び込んで来たラビィに完璧にカウンターを合わせてスーパークリティカルで倒すケイ。
「グルルゥー!」
「おっと、半径12m以内には近寄らないっと」
ぷぃっと方向転換して立ち去るグリーンウルフ。
「ピューイ!」
「この野郎、また背後からか!」
振り向きざまにスラッシュを放つケイ。エッジスワローは自らスキルに飛び込んで自滅する。
「よし、漸く着いた。長かった、マジで長かったぜ。ゲーム時間でまさか二日も掛かったもんな。よっしゃ、採取を頑張りますか!」




