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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
6. 集める。七つの材料を集める。
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はじめてのせんとう(今までのアレら戦闘とは認めない!)

 ミラーノ周辺に広がるポー平原の南に位置するパヴェゼの森、其処が今回の目的地である。


 おぉ、これは凄いな!本当にマジもんにしか見えないが周囲にポツポツと居るモンスターがゲームの中であると実感させてくれる。


 目的地の森は結構遠いな。まあ平原と一緒で初心者用の狩場らしいから問題あるまい。


「キュッ!」


 風景の美しさに感動していた俺の前に現れたのはウサギ型の茶色のモンスター、ラビィだ。このゲーム最弱のモンスターで小遣い稼ぎにもならないショボい相手らしい。


「漸くマトモな戦闘だぜ。よしウサ公、コイツのサビにしてやる」


 (ふところ)から懐刀ぴよぴよ丸を引き抜き構える時に思わず、ラビィに語りかけてしまった。


「キュキュッ!」


 おっと、あちらさんもヤル気満々だ。


「キュッキュッキュ~、キュキュッ、キュッキュ~。キュッキュッキュッ、キュキュ~!」


 何だ?ウサ吉のヤツ、歌うように鳴き、踊るように跳ねてやがる。


 暫く様子を見ていたらそこらじゅうの地面が盛り上がってくる。


 何だか嫌ぁ~予感がするんだけど。


 ボコッ、ボコッ、音を立てて土の中から現れる大量のラビィ。20匹は居ると思われるその中の一匹だけが何故か黒い。


 アレは確かブラックマジカルラビィ。ポー平原での出現率0.1%のレアモンスターじゃないか!他にもホワイトヒーラーラビィ、レッドファイターラビィ、ブルーナイトラビィ等色々なレアラビィがいるらしいが此処には居ないようだ。


 これはマズいぞ。ザコとはいえレベルは2~7と格上に囲まれて逃げ場が無い。つーか、コイツらの体当たりって思ってたよりも結構速いのよ。


「このヤロー喰らいやがれ!」


 一匹のラビィの体当たりを躱し、すれ違いざまにぴよぴよ丸で斬りつける。


「キュウ~」


 お、スタンした。おいおい、俺の攻撃力は最弱モンスターすら一撃で倒せないのかよ。まあいいや、先ずはスタンしたラビィから地道に潰していこうか。









 はぁ、はぁ、はぁ、残り5匹か。それにしても俺の攻撃がショボ過ぎる。まさか一匹倒すのに5回も必要だとは思わなかった。


 HP30程度の最弱モンスターにダメージがたったの6かよ。泣けてくるぜ。


 しかし、雑魚でも15匹も倒せばレベルも上がる。レベル3にまで上がったからレベル5のラビィも同じ回数で倒せているんだけどな。


 う~ん、何だろうスタン率が高いような?


「キュキュー!」


 しまった!余計な事を考えてたせいでラビィの攻撃に半瞬、反応が遅れた。


「うぉっ、脇腹をカスった。って、なにぃ~HPの七割をもっていかれただと~!」


「キュッキュキュ、キュ~♪」


 あ、そういえば黒ラビィをすっかり忘れてた。


「ギャー!」


 そうして俺は本日二度目の死に戻りを体験した。

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