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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
1. なった。こうして俺はヒヨコとなった。
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きゃらめいく(character Making)

「ようこそ『インフィニティア』へお越し頂きありがとうございます渡り人様」


 目の前に現れたのは受付嬢の様な格好をした黒髪ボブな美人さん。コミュ障の俺にはいきなりの試練だぜ!少しの間固まっていると受付さん?が話掛けてくる。


「どうかなさりましたか渡り人様?よろしければお名前をお聞かせ下さいませんか?」

 と受付さん?が言うと俺の目の前に<<Name>>の文字の書かれたウィンドウが現れる。どうやら直接会話しなくても良いようだ。それはありがたいと手早く入力する。その後は受付さんの誘導に従い次々と決めてキャラを作っていく。




 ーーーー




<<Name>> ケイ((ckn0610))


<<Race>> ヒューマン


<<Job>> 剣士


<<Status>>


 HP(耐久値) 150→200

 MP(魔力値) 100→150

 SP(体力値) 100→150


 STR(剛力) 5

 VIT(頑丈) 5

 INT(知性) 5

 MND(精神) 5

 DEX(器用) 5

 AGI(敏捷) 5

 LUK(幸運) 5


 へっへっへ、まぁこんなもんかな。極振り?んなもん、俺がやったら即詰みだっつぅの。あんなもんはトンデモPS(プレイヤースキル)持ち主や優秀な仲間が居るから出来るんだよ。器用貧乏?何事も平凡平均が一番だぜ。これはひっそり目立たずにソロプレイを楽しむ為のステ振りだからな。


 ん?名前の後ろのIDはダブり区別か?まぁ第三期参入だし当然と言えば当然か。さてと次はスキルだなと思っていたが受付さん一瞬ブレる。


「何だ?どうしたんだ?」


 思わず声に出てしまった。その声に本来なら反応する筈が無い筈なのだが


「申し訳ありません。只今、チャイナサーバーで非常にサーバーを圧迫するような不正が大量発生した為、ジャパン、コリアサーバーの余剰領域を一時的に解放した際の余波が出てしまったようです。ですがご安心下さい。プレイには全く影響はございません」

 と言いニコりと笑い掛けてくる受付さん。あれ?なんか急に人間味が増したぞ。正直余計に会話し辛くなったぜ。


「さて次はスキルの習得なのですが、此処で新規参入者特典のガチャを引いて頂けませんか?」

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