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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
3. 聞く、先ずは話を聞く。
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ぞくしすたーさんとおはなししようね(ちょっと、いい加減にしようか二人とも。by ウィーグラフ)

「あ、あの、あのですね!


 そ、その、そのちょっとちか、近いので、少しで良いので離れて貰えませんか!」


 かみかみだけど漸く一言目が出たぜ。


 今の俺なら「しちゅれい、かみまみた」って言っても普通だと思うくらいにかんでたよ。


「ご、ごめんなさい!


 友人が男の方と話すのならこうやって話すほうが良いと教わったので」


 シスターさんも慌てて離れた。


「それは多分、からかわれたんですよ。


 ロクな事をしないのがシスターの中にもいるんですねぇ?」


 柱の裏の茶髪シスターが「こんじょーなし」だの「へたれ」等と言っているので大きな声で言うと


「誰がろくでなしよ!」


 ケッ、上手い具合にアッサリ釣れたぜ!


「お前が色々仕込んだせいでコッチは何度死線を向けられたと思ってんだよこのちんちくりん!」


「誰がちんちくりんよ!


 このへたれの黄色いの!


 何でケイティほどの美人があそこまでやってるのにガバッといかないのよ。


 このこんじょーなし!」


「んぁ?


 バカな事言ってんじゃねぇぞヴォケナス!


 ガバッて行く前にあの神官にメイスで頭を柘榴(ザクロ)にされるか、出入り口の重装兵に潰されるか、二階の弓兵に針鼠にされるわボケェ!


 大体、自分のねぇちゃんみたいなモンを消しかけんじゃねぇよチビすけ!」


 思わず巻き舌になってたよ。


「誰がケイティの妹よ!


 ケイティは私の2つ下の16歳よ!


 私の方が先輩なんだからね!」


 フンスと鼻息を荒げる自称18才


「はぁ?


 この人が16?


 バカなこの包容力が高々16歳の小娘に出せる訳ねぇだろが!


 それにお前が18?


 馬鹿も休み休み言えよちんちくりん!


 どう見たって12歳前後じゃねぇか!


 テメェは鏡見たことあんのかよ!」


「わ・た・し・は・じゅう・は・ち、立派なレディです!


 大体、16歳を小娘だなんてそんなに歳も変わんないでしょうが!」


「ハッ、レディ(笑)ねぇ?


 なら取り敢えず身長をもう15cm伸ばして来いよ。そうしたら認めてやるよ!」


「別に黄色いのに認められなくてもわたしは18歳なのは間違いない無いわ!


 ほれ、コレを見てみなさいよ!


 ほら、ケイティも見せて!」


 茶髪ちんちくりんと翠髪セクシーダイナマイトがステータスボートを見せてくる。


 うぉ、マジかよ!


 本当にこのちんまいのが18だと言うのか?


 うちの末妹(10才)とそう変わりない、いやバストサイズなら末妹に軍配が上がる。


 そう思うと何だか悲しくなって思わず肩に手を置き、「強く生きろよ。」と励ましておいたら怪訝な顔をされた。


 逆にシスターさんはうちの長女(26歳看護師)とそう変わらないと思ってただけにびっくりだよ。


 少なくともうちの次女(23歳医大生)くらいだと思ってたんたけどなぁ。


「良いから黄色いのも見せなさいよ!」


 ちんちくりんがグルグルと鬱陶しいのでステータスボートを見せてやる。


「嘘ッ!


 29歳ですって信じられない!


 ヒヨコなのに!」


 うっさいわ、ド変態筋肉の試練(のろい)さえ無ければもっと年相応の格好してたわ!


「はわわ、鳥神様の加護をお持ちなのですね!」


「ん、んん!


 シスターミシェーラ、そして偉大なる神の御加護をお持ちの渡り人様、ちょっといい加減にしようか?」


 神官(まおう)がにこやか言うが絶対怒ってる。だって身体中からなんかドス黒いオーラが湧き出ているし!


 ちんちくりんと俺は顔を見合わせて即座に


「「申し訳ございませんでした!」」


 謝罪の土下座を敢行するのであった。

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