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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
14.開始する。ダンジョン攻略を開始する。
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どうだみたか(あーはいはい今はセンパイの戦況の方が気になるッス)

「じゃあタマさん、クランチャットでセンパイの戦況でも見るッス。センパイがマジ装備を引っ張り出したところであのトカゲモドキが襲って来たからもう気になって気にって仕方無かったッス。


 あ~コレはセンパイ、完全にボイスチャットを入れてるのを忘れてるっスね。ユニーククエストに更にユニーククエストが乗っかって来て悪態つきまくってるっスね。これはキティちゃんには見せられないッス。」


 突撃したハッチをガン無視でタマとクランの戦況チャットを見始めるサム。


「あの、ハッチさんの戦闘を見なくても良いんですか?」


 パルマが遠慮がちサムに聞く。


「放っておけば勝手なボスを倒してくれるッス。パルマさんには悪いッスけどヤられたら蘇生して欲しいッス。


 おぉ、此処でアモンまで投入するんスか!うわぁ、帝国の大臣さんが邪魔でメッチャキレてるッス。」


「え?か、回復くらいしますよ!」


「いえ、それは結構ッス。ダーリンのカルマ値がプラス側に動いちゃうとネガティブバーストが切れちゃうんで自分達も戦闘に参加する必要が出るので。


 あっタマさん、ヒエイの到着はどうなってるッス?」


「黒猫教団の専用スレにでるたにゃんがリアルタイムで書き込みを入れてるのを見ると向こうの夜中には到着するのではないでしょうか?」


「でるたにゃんさんってΔ1のワンってひびきが嫌でにゃんにしたってあの強者(ツワモノ)ッスか?メインメンバーを差し置いて随伴を許可されるなんてやるっスね。」


「私が行かないのでミケさんにお願いして無理矢理捻込みました。お陰でしゃむさんが当選漏れしたの睨まれてしまいましたがバックアップでコンゴウを出す事もあると一応は言っておきました。」


「それ艦長の自分が初めて聞いたッスよ!」


「はい、今初めて言いました。その際にはキティ御嬢様達にもご同行頂くつもりですので今回のダンジョン攻略は都合が良いかと思います。これならば多少強引なレベリングをしてもボスも文句は言えません。何より今回のレベリングは『コボルト』のクランマスターの好意ですから。」


「うひゃー流石は元ヒールクエスト攻略者のタマさん、やり方がスレスレッス!


 っと、これは皇女ちゃんの護衛騎士団まで裏切ったー!ヤバいヤバいよ、もしセンパイ、完全にブチキレてバアルを使っちゃったら都市のひとつが地図から消えかねないッス!」


 話をしながらチャットを覗くサムだが時折ハッチの様子を伺っている。


 完全に放置されたハッチはチャットを見てることにも気付かず大ダメージを与える度に「どうだ、見たか!」とか吠えているのが痛々しい。実際にレベル差が20近くあるのに極限まで高めたステータスと最底辺まで落としたステータスではまだ相手の方が上だがサムの言うネガティブバーストによってその差を覆し、黒いオーラを上乗せした爆雷符で見る見るHPを削っている姿に他のクランのメンバーは感心していたのだが嫁とタマにゃんはこの程度では驚かない。そこそこやれるくせにノルマが無いからと少しサボってレベリングを怠ったのが悪いからソレで少しは上げろと暗に言っているのだ。

『SD72-7 AS(アサルトライフル)アモン(カスタム)』…クロの中距離集団戦に好んで使うソロモン武装。既にカスタムまで成長しているのは要求ステータスがアスモデウスよりも低いが火力も高くある程度の狙撃が可能である為に雑魚エクスターによく使うからである。


『SD72-1 MS(ミサイルランチャー)バアル』…クロの持つ最強の火器。『GSO』時代からミサイル弾が非常に高価で要求ステータスも高く、リロードに時間が掛かり取り回し悪い上にそのバカみたいな威力のせいで使いどころに困る最終兵器。『PWO』で使用するなら一発で一級品の装備が買えてしまうくらいの金が吹き飛ぶがその一発で攻城戦で城ごと消し飛ばす事が可能なデタラメ兵器。

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