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ひよこ男のVRMMO  作者: 黒猫傘
14.開始する。ダンジョン攻略を開始する。
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いいだろうやってる(漢ハッチ、吶喊します!)

「何時も何時も扱いが酷い。」


 蘇生を後回しにされたハッチが若干やさぐれているところに


「ダーリン、そんな所でいじけてないでさっさと打撃力強化や防御力強化のバフ、打撃攻撃弱体と攻撃力低下のデバフを掛けるッス。その後は何時もの自爆特攻でもやってくれると助かるッス」


 追い打ちを掛けるドSな嫁。


「毎度毎度俺が怒らないからってヒドいんじゃないか!」


「ヒドいのダーリンのお口ッス。毎度毎度、余計な事を言って巻き込まれるコッチの身にもなれって言うんですよ。悔しかったらこのウスノロを倒してみるッス!」


「ちょっとお二人さん、今此処でケンカしてる場合じゃ…」


 キールが仲裁に入ろうとするが


「放っておけば良いんですよ。でないと後で後悔しますよ」


 タマがそれを止める。


「まだ足止めする?」


 タンクとしての役割を果たしているポチが話は着いたのかと言ってくる。


「やってやろうじゃないか!見てろ、後でだ〜りんステキ!って言わせてやるよ!」


「はいはい、だーりんすてき。これで良いッスか?満足したならさっさと倒しに行けよこのへたれ。」


 棒読みのセリフで更に煽るサム。


「ウガー、この後輩嫁ムカつく!やってやる、ぜってぇーあのトカゲモドキをぶっ壊してやんよ!そこで見てろよ嫁!」


「良いからサッサと行けよビビり。だから娘にもぱぱきらいとか言われるんだよ。悔しかったらセンパイみたいなってみろ!ほ~らチャンスッスよ。センパイみたいカッコ良く決められたら娘と一緒にパパカッコいいって言ってあげるッス。」


 煽りまくってハッチが後に引けないように退路を断つ嫁。しかし、これは


「ほら、ただじゃれてるだけでしょ?お陰で最近はコーヒーをブラックで飲むようになりましたよ」


 タマが呆れながら言う。


「だけどアレを倒すのにハッチさんの攻撃力じゃ無理なんじゃ?」


 リールが疑問に思っているところに


「ふぃ~あれだけ煽っておけばアレを使えるッス。ダーリンを伊達や酔狂でセンパイがパーティメンバーにしていないってところをこれから見れるっスよ」


 言いたいだけ言って悔しそうな顔やいじけた顔、怒った顔に泣きそうな顔と様々な表情のハッチを見て満足したドS嫁が次は活躍する旦那をみんな見ろとばかりに言う。


「クソックソッ何時もバカにして俺だってやれるってことを見せてやる!死にさらせ、クサレトカゲモドキー!」


 真っ黒なオーラに包まれてたハッチが指に呪符を挟めるだけ挟んでミスリルドラゴンゴーレムに突撃する。

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