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麗爛新聞 十二月号 編集後記
焦る気持ちを抑えて、自分に合った速さで。
そんな気持ちとの戦いだったマラソン大会を終えて、安心を覚えた方は多いのではないでしょうか。
やっと終わった。きっと、そう思うのは普通だと思います。
けれど、その達成感は次へ繋げる事も出来るのです。
勿論、マラソン大会が来年もあるから、なんてお話ではなく。
憂鬱な気分もあったけれど――その苦難を確かに乗り越えた、あなたがそこに居る事。
それは、微妙なニュアンスの違いでしかありません。
ですが、きっと前を向いて生きる為に、とても大切な事なのだと思います。
もしも、自分の胸を張れない結果や過程があったなら。
それも、次へ繋げて行く事が出来ると思います。
そう思えるあなたが、そこに居るから。
――そう思う私達が、ここに居るから。
麗爛新聞 十二月号 終