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2015年 7月21日

待ち合わせ場所のファミレスに着いた私は、彼を待っていた。


「ごめん、ごめん、待った?」


彼は、そう言って私の向かいに座る。



レディを、待たせるなんて、どーいうこと!!


と思いながらも、私は、


「私も、今、きたとこだよ」


と言う。

何でもない会話を二人で交わし、それが尽きた時に私は、切り出した。


「先日、名古屋に行った時にヒロくん、言ったよね。


『目障りだ』って


何が目障りだったの?」


「俺、そんなこと言った?記憶にないな…」


そう言う、彼の目は泳いでいた。


「…確かに言ったよ」


私は、彼を見つめて言った。


彼は、動揺していたが、しばらくして言った。


「ホームレスを見て、そう言ったんだ」


(…やっぱり…!!)

私は、そう思い、彼の次の言葉を待った。


彼は言う。


「俺は、きみと二人でいる時は、いつも夢の中にいる。


でも、時々、夢から覚めちまう。ふいにな。


俺は、それが許せない。わかる?」



「…うーん、よく分かんないなぁ。でも、私は、ヒロくんに、ああいう言葉は言ってほしくないんだ…。

ヒロくんは、私の気持ちがわかる?」



「二度と言わない…。約束する」


泣きそうな彼を見てバツが悪くなった私は、もう帰らないと、と言って、彼と別れた。


家に帰った私は、兄に、ファミレスでのことを話した。


兄は、黙って聞いた後に、私に言った。


「彼を許すのか?」


「うーん、分かんないな。考え中!」


笑う私に兄が言った。


「おまえ、アイツにコクって付き合えたんだろ?よく考えろよ」


「違うよ!私がコクられて、付き合ったんだよ!」


私は、ムッとして兄に言った。


「ウソつけ」


「ウソじゃないもん!」


私は、兄に叫んだ。兄は、私をにらみつけている。


私は、兄の部屋を出て自分の部屋に行った。


次の日も、次の日も兄とは一言も話さなかった。

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