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ゲームの世界に義妹と来たので、素敵な”出会い”を求めて僕らは二人、冒険に出る。  作者: 謎の生物
素敵な”出会い”を求めて冒険に出るまで
19/92

第18話 素敵な”出会い”を求めて僕らは二人、冒険に出る。

メリークリスマス!

読んでいただいている皆様へのクリスマスプレゼント代わりと思って最新話を何とかクリスマスまでに間に合わせる事ができました。

よかったら読んでくださいませ。

 「星雪振りの観賞は満足したかね?」


 星雪振りを見るのを十分に堪能した光一と春歌がシルビアーナ達が待機していたところに戻って来ると、シルビアーナが揶揄してきた。

 

 「はい、とても幻想的で綺麗で感動しました♪」

 「僕もとてもいいものを見る事ができました。」


 しかし春歌と光一のとても嬉しそうな返答に「そ、そうか、それはよかったな」とシルビアーナは少し引きつりながら返した。

 他の者達はシルビアーナの揶揄が通じなかった光一と春歌に呆れた表情をしたが、今回の任務の間に光一と春歌の言動を見ており、この兄妹はこういう奴等だという悟りでもしたのか、何人か肩を竦めたぐらいで、それ以上何かを言う事はなかった。


 「これからどうするんですか?」

 「どうするも何も、このアデス山脈の異変の元凶はあのドラゴンの変異体の様なのだから、ここにいてももう何もない以上、取り敢えずは山を降りて様子をみるしかない。」


 「君達が星雪振りを優雅に観賞している間にこの辺り一帯は調査したしな」と最後に皮肉りながらシルビアーナは光一の質問に返した。


 「じゃ、今から帰るんですね?」

 「ああ、準備が終わり次第、下山する。」

 

 光一とシルビアーナのやり取りを聞いていた春歌が「あの」と声を掛けてきた。


 「帰るのでしたらテレポートを使っていいですか?」


 春歌の質問にシルビアーナが答える前にカリンカが噛み付いてきた。


 「はぁっ!?あんた何とぼけた事言ってんの!テレポートでこれだけの人数を運べるわけないじゃない!ボケボケも大概にしなさいよ!!」


 カリンカが怒るのも理解はできる。瞬間移動魔法「テレポート」、上級補助魔法の1つで魔法自体の習得は簡単でもないが、さりとてとても難しいわけでもない。しかし習得した段階では自分しか移動させる事が出来ず、また長距離移動も出来ない。

 「テレポート」の技量レベルを上げていけば、移動できる人数、距離が伸びていく。

 春歌の「テレポート」の技量レベルはすでに最大まで上げている上に、魔力や魔法補助をしてくれる杖系装備アイテムでは最高クラスの「三精霊王の杖」も装備しているのだから、この程度・・・・の人数を「テレポート」で運ぶのは問題ない。

 しかしこの世界の常識では無理な事なのだろう。カリンカだけでなく他の魔術師達も呆れるか春歌を睨みつける表情をしていた。


 「でも私できますよ。この人数・・・・でテレポートする事ぐらい。」

 「はっ、この人数ときたか。そこまで言うならやって見せてもらおうじゃない。でもできなかったあんた、そのボケボケの言動、帰る間控えてくれる。はっきり言って癇に障ってしょうがないのよ。ねぇ、みんな。」


 カリンカの声掛けに何人かが頷いた。どうやら光一と春歌の言動は一同の間では不快に思っている者もいた様である。

 春歌は不安げに光一の方を見ると、光一はやれやれといった様子で「テレポート」を使う様に頷いた。

 それを見て春歌は「三精霊王の杖」を掲げて瞬間移動魔法「テレポート」を発動した。

 次の瞬間、景色がぶれたと思ったら、大きな街の広場にいた。通行人達がいきなり現れた光一を見て驚愕している。中には腰を抜かした者もいた。


 「ち、ちょっとここってグームリーの中央広場じゃない・・・。」


 カリンカが震える声で言う。確かにこの街の広場の景色はシルビアーナ達にとってよくなじみのある王都グームリーの中央広場の光景だった。

 グームリーの中央広場に「テレポート」で移動した事にシルビアーナ達は何ともいえない表情をしていたが、カリンカを始め、他の魔術師達は愕然とした表情をしていた。

 

 「あの、これからどうするんですか?と言うかちゃんと全員いるか確認しないんですか?」


 春歌の問いにシルビアーナは「そうだな」と悟ったような表情をしながら、点呼をとった。

 確認したところ、全員の確認が取れ、全員が「テレポート」でグームリーの中央広場に移動できた事が証明されたので、取り合えず報酬についても含め、これからの説明もしないといけないと言う事で、全員が最初に集まった王城内の第三訓練広場に移動する事になった。

 ちなみにユーリ村に待機させていた馬車へは、城に戻ってから連絡兵を出す様である。


 第三訓練広場で聞いた内容は、ますは今回の異変解決に参加した者全員への労いの後、今回は色々な事態があり城に勤めている親衛隊員達はともかくとして、冒険者達に支払う報酬を出すのが少し時間が掛かるかもしれないという事と、報酬を支払う時、ギルドで受け取るようになるか、城まで出向いてもらう事になるかは後日連絡するというものだった。

 その説明の後、解散となり、光一と春歌はもうここに用はなかったし、今回の異変解決に参加した誰かに絡まれるのもうっとしかったので、さっさと城を出て行った。

 そのまま光一と春歌は宿屋に向かい、休憩する事にした。光一はある決意を持って・・・。


 晩御飯も終わり、時間も21時前になった頃に光一が春歌の部屋を訪ねてきた。


 「ねぇねぇ、春歌、今、手は空いている?」

 「あ、大丈夫ですよお兄様。」

 「じゃあ、少し話があるんだけど。」

 「はぁ、話ですか・・・?」


 光一の言葉に春歌は疑問に思いながらも、光一を出迎えた。そして今、二人は対面する形で座っている。

 光一の様子を見る限り、真剣な表情をしているので大事な話なのだろうと春歌は何と無く察した。


 「それでお兄様、話ってなんですか?」

 「うん、それなんだけど・・・。」


 そこまで言って悩んだ表情になる光一。言いづらいとかではなく、どう言おうか迷っている様子だったが、少ししてから諦めの様子になった。


 「止めた。どういう風に言おうか迷ったけど、単刀直入に言おう。春歌、僕はね、ゲームの「フリーダムファンタジープレイ」で言うところのハーレムエンドを目指して冒険と言うなの旅に出ようと思うんだ。」

 「はっ?」


 一瞬、春歌は何を言われたか分からないという表情になった。が、すぐに光一の会話の内容を理解して一気に面白くなさそうな表情になった。


 「・・・何でそういう風に思ったんですか・・・。」


 いかにも私、不機嫌ですという声で春歌は訊ねてきたので、光一はアデス山脈で星雪振りを見ている時に、感じた事や思いついた事を説明した。それを聞いて春歌は呆れが入った何ともいえない表情になった。


 「・・・そう言えば「やりたい事を見つけた」と言っていましたけど、それだったんですか・・・。」

 「それでね春歌、今のも重要な話だけど、こっちも僕にとっては重要なんだけど、もし春歌に何も目的がないというのならば、一緒に来て欲しいんだ。」

 「えっ?えええええっ!?」


 光一の言葉に春歌は物凄く驚いた表情になった。


 「そ、それは戦力としてですか?そ、それとも一人では寂しいから!?そ、そ、それとも私もハーレムエンドを迎えるためのひ、一人に入れたいという事ですか!?!?」


 言いながら顔を真っ赤にしていき、叫ぶ様に声を上げながら訊ねる春歌。


 「・・・どれも合っているけど、一番は春歌もハーレムに入って欲しいからかな。」

 「え、え~と・・・」


 光一のある意味、告白ともいえるセリフに顔を真っ赤にしながらうつむく春歌。


 「い、いや、僕の願望は言ったけど、春歌が嫌なら拒否してくれていいんだよ!!」


 春歌の反応に焦った様に言う光一。そんな光一に対して春歌は蚊の鳴くような声で訊ねた。


 「あ、あのお兄様は私もハーレムに入って欲しいというのですけど、や、や、やっぱりそうなったら、え、エッチな事もす、するんですか!?」

 

 春歌の質問は光一も面食らったのか、少しドギマギしながら答えた。


 「ま、まぁ、したい願望はあるかな・・・。」


 光一の肯定の言葉に春歌は顔から火が出そうな程、真っ赤になりながらも質問を続けた。


 「そ、それからハーレムエンドを目指すならば他の女の人もハーレムに入れていって、お、同じ様にエッチな事をしていくんですよね!?」

 「ま、まぁ、そういう事になるかな。」

 「じ、じゃあ、お兄様はたくさんの女の人とエッチな事をするために旅に出るという事ですか!?」

 「い、いや、この世界のヒロインである女性達との出会いも求めているけど、冒険に出るのはそれだけが目的じゃないよ。」

 

 光一の言葉に春歌はキョトンとした表情になった。


 「・・・他にも何か目的があるんですか?」

 「ああ、女性達との出会いもそうだが、この世界はゲームの「フリーダムファンタジープレイ」が現実になった世界だからアデス山脈の星雪振りの様な素敵な自然の芸術や、この世界の人達が突破していない、もしくはまだ知らないダンジョンに眠るレアアイテムの秘宝とか色々あるだろうからね。そういうのも見に行ったり、見つけてみたりするのもいいと思うんだ。そういうのも含めて”出会い”を求めて冒険に出ようと思うんだ。」


 光一の説明に春歌は取り敢えずは「なるほど」と納得した様だった。


 「それでね春歌、僕としては春歌は一緒に来て欲しいんだ。」


 光一の誘いに春歌はまたうつむきながら訊ねた。


 「・・・お兄様は私達は兄妹なのに、そういう関係になってもいいんですか?」

 「・・・まぁ、この世界に来る前はそんなに意識してなかったけど、この世界に来てから、何度かときめいたのは確かで、そういう関係になりたいと思ったのは確かだから・・・。」

 「・・・そうですか。」

 

 そう言ってうつむいたまま黙ってしまう春歌。その沈黙に耐え切れなくなったのか、光一が「ま、まぁ、ここで答えを出さないでいいから、少し考えてほしんだ」と言って立ち上がろうとしたところで春歌は顔を上げて言った。


 「・・・分かりました。私もお兄様と一緒に冒険に旅に出て、ハーレムの一人に入ってお兄様が目指すハーレムエンドを叶えてあげます。」

 「・・・言ったのは僕だけど、そんなに即答していいの?」

 「・・・いいです。まぁ、正直に言うと色々と思うところはありますが、そもそも私、この世界で未だにこれだという目的はありませんし、ここでお兄様と別れて一人でやっていける自信というよりは、一人になるという不安はありますから・・・。」


 そう言って少し落ち込んだ様子になる春歌。そんな義妹の様子に、春歌って実は精神面メンタルが弱いんだなと内心、何ともいえない気持ちで思う光一。

 ひょっとしたら春歌は恋愛とかではなく異郷の地で一人では精神的に耐えられないという、1つの適応能力の低さと精神的に光一に依存し始めているからこそ光一の願望にのったのかもしれない。

 それでも光一にとって望みどおりになったのだから、嬉しくないという訳でもないのがより光一の心情を複雑にした。

 

 「で、では末永くお願いしますねお兄様。」

 「あっ、う、うん。」


 そして春歌はいきなり光一に口づけをした。いきなりの予想外の事に光一は驚いたが、口づけをし終えた春歌は照れたような表情をしながらも、どこか朗らかな笑顔を浮かべていたので、光一はこれで良しと思う事にした。


 次の日、腕を組みながらギルドに向かって歩く光一と春歌。少し照れた様子で歩きながら春歌は光一に尋ねた。

 

 「それでこれからどういう風に行動するんですか?目的地とかあるんですか?」

 「う~ん、素敵な”出会い”を求めて冒険に出る事は決めたけど、目的地とかまではまだ決めていないんだよね。」

 「まぁ、取り敢えずはギルドで護衛や荷物運びで別の町や国に移動する依頼がないか見てみる事にするよ。」

 「はぁ、そうですか。」


 どこか拍子抜けした様子で言う春歌。そうこう話をしているうちに光一達は冒険者ギルドに辿り着いた。

 中に入ると相変わらず何ともいえない表情で光一と春歌を見てくる冒険者達。しかし今日は普段にもまして光一と春歌を見る目の感情に驚きや畏怖そしてわずかに尊敬や嫉妬なども入っていた。

 そんな光一と春歌にドロシーが受付のカウンターから声を掛けてきた。


 「あっ、緋村さんに春歌さん、聞きましたよ。詳細は知らないのですが、今回の強制依頼で大活躍したそうですね。」

 「ええ、まぁ、というかドロシーさんは詳細は聞き及んでいないのですか?」

 「はい、何でも今回は時勢的に色々と世間に公表したら大混乱を招くとかで時期を見て公表するみたいです。でも一緒に依頼をこなした冒険者パーティーなどがちらっともらしまして、何でもブラックドラゴンの変異体相手に、結構な活躍をしたみたいですね。話をもらした冒険者達も信じられないものを見たような表情で言ってましたよ・・・。」

 「はぁ、そうですか・・・。」


 そう聞きながら光一は、国やギルドの上層部はブラックドラゴンを元にしたドラゴンキメラを僕一人で倒した事実を隠蔽する事にしたかと内心、思った。

 春歌はドロシーの説明に不満そうな表情をしていたが、抗議をする事はなかった。


 「ああ、そうでした。お二人が来たらギルマスに報告しないといけないんだった。」


 そう言って席を立ち、ギルドマスターであるフォン=リンメイに報告するためにギルド長室へと行った。そしてすぐに室内からドロシーとフォン=リンメイが出てきた。


 「ああ、来たか。他の冒険者パーティーは、昨日のような重大な依頼をこなした後は、来るのが遅かったり、次の日は来ない場合もあるのだが、君達は普段通りと言うわけか。」


 そう言って肩をすくめるフォン=リンメイ。その様子からは悟りのようなものが感じられた。その様子に誰かが何かを言う前に、フォン=リンメイが「まぁ、良い。緋村兄妹、君達に話があるので部屋に入ってくれ。」とギルド長室の扉を開けて、顎で入る様に命じるので、光一と春歌は素直に従った。

 ギルド長室はギルドの最高責任者が使用し、国などのお偉いさんを迎える場合もあるのだけあり、仕事をする机は勿論の事、ソファーもそこに置かれているテーブルなども見ただけでいいものを使用していると理解できた。

 ソファーを勧められたので、光一と春歌はソファーに座り、フォン=リンメイもテーブルを挟む形でむかえのソファーに座った。


 「まぁ、まずは昨日の依頼ではよくやってくれたと礼を述べておこう。色々と思うことが無いわけではないが、君達がいなければ、依頼を完遂できたか分からないし、そもそも全滅していた可能性も大いにあったからな。そうでなくても相応の犠牲者は間違いなく出ていただろう。」

 「ど、どうも」

 「あ、ありがとうございます?」


 どこかぎこちない光一と春歌の様子にフォン=リンメイは「ふむ?」と一瞬、考える素振りをし、


 「どうも君達は、居心地が悪そうだから、礼を言うのはここまでにして、手っ取り早く用件だけ言おう。まず、昨日の依頼の件、アデス山脈の異変の原因はブラックドラゴンの変異体である事、それを君達がほぼ二人で解決した事などは詳細はしばらくの間、公表されない事になった。と言ってもすでに昨日、参加した冒険者パーティーがポロっともらした事もあって大まかな事は冒険者達の間で知られているがな・・・。とはいえ君がほぼ一人でブラックドラゴンの変異体を倒したというのは知られていないがね。まぁ、言ったところでほとんどの者が信じないだろうが・・・。」


 そう言ってフォン=リンメイは苦笑しながら肩を竦めた。


 「それと報酬の話なのだが、そんなわけで国の方としてもどういう風に報酬を支払うかで協議しているようだ・・・。普段ならば一番活躍した冒険者パーティーに多く支払って、他は均一な形なのだが、今回みたいに討伐した対象がブラックドラゴンの変異体でそれを一人で倒したなんてだなんて例は過去に無いからな・・・。どれくらいの報酬を支払うべきか、他の冒険者の事もあり、ギルド内で払うか城で払うかなども協議しているようだ・・・。という訳で今回の依頼の報酬は支払われるのに数日掛かるという事だ。話はそれだけだが、何か質問はあるかね?」


 フォン=リンメイの説明に光一と春歌は顔を見合わせて、春歌がおずぞずと片手を挙げて訊ねた。


 「あの、私達、これから別の国に行こうと思っていたんですが、この場合、報酬をもらうまで他国へ行く荷物運びや護衛の依頼って受けられないのですか?」

 

 春歌の質問にフォン=リンメイはおかしな事を聞いたという表情になった。


 「・・・何だ?君達は別の国に行くつもりなのか?」

 「「はい」」

 

 フォン=リンメイの言葉に二人とも頷くと光一は昨日、春歌に語った目的を話した。それを聞き終えたフォン=リンメイは呆れ果てた表情になった。


 「・・・いやはや、もはや何も言うべき言葉が思い当たらないな。」


 頭痛でも堪えるかの様に片手を眉間に当てて答えるフォン=リンメイ。


 「・・・ギルドとしてはいけないのでしょうか?」

 「・・・この時勢を考えたら、アホかと言いたいが、ギルドとしては君達の行動を縛る権限はない。それと報酬を協議している間に別の案件を受けてはならないという規則もない。とは言え普通は報酬が支払われるまで待つものだが・・・。まぁ、君達の好きにしたらよかろう。と言うか私からはそうとしか言えん。」

 「・・・そうですか。ではそうします。思い立ったら吉ともいいますから。」

 「・・・そうかね・・・。」


 光一の言葉にもはや何も言う気が無くなったのか、手で退室する様に仕草をすると、光一と春歌は一礼をして退室して行った。


 「緋村さん達、ギルドマスターのお話は終わったようですね。」

 「はい、これから他国へ行く荷物運びや護衛の依頼がないかを見てきます。」

 

 光一の言葉にドロシーは驚いた様だった。


 「・・・緋村さん達、他国へ行くつもりなんですか?」

 「ええ、まぁ、色々あってちょっと他国を見てみるのもいいかと思いまして・・・。」

 「・・・そうですか。緋村さん達のような能力のある冒険者がこのギルドからいなくなるのは思うところが無いわけでもありませんが、お気をつけていってらっしゃいませ。緋村さん達がお探しの依頼がいくつかあったと思います。」

 「ありがとうございます。」

 「ありがとうございます。ドロシーさん。」


 光一と春歌はドロシーに礼を言うと依頼が掲げてあるボードへと向かい始めた。


 同時にこれはこれは光一と春歌の”素敵な出会い”を求めての冒険の第一歩でもあった。

これでまずは第一章が終わり、光一と春歌の素敵な”出会い”を求めての冒険が本格的に始まります。

それにしても書いていたら思った以上に長くなったな・・・。

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