表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遊趣思録  作者: 釜沼商店
8/20

(8)私が現在の場所に住み始めた訳 その2

今回の遊趣思録は、私が現在の場所に住み始めた訳の後編です。

前回に続きまして、物件探しの話をしたいと思います。

広告などで、良い物件を見つけると、すぐに不動産屋さんに行ったりしていたのですが、すでに売約済みであったり、現地に行ってみると、条件に合わなかったりで、なかなか購入には至りませんでした。

こうして、物件探しを始めてから2年目になろうとしていたある日の事、新聞の不動産広告で条件に合う、面白そうな物件を見つけたのです。

物件は2件あり、どちらも山林で土地のみの売り物件でした。

早速、不動産屋さんに連絡をとると、2件共すぐに案内してくれるとの事でした。

最初に案内してくれた物件が、不動産屋さんのイチオシ物件で、別荘地にする為に造成中の土地でした。

不動産屋さんは、熱心に勧め、売り込んでいましたが、自分の条件に合わない部分もあり、もう一件の物件を案内してもらう事にしました。

その物件は、不動産屋さんが売る事に余り気乗りしていない様でした。

物件に向かう為、移動中の車内でも、あそこは山の中だとか、周辺も過疎地だとか、万人受けしない土地だとか、絶対にさっきの物件の方がいいとアピールしていました。

そのアピールを無視しながら、現地に到着してみると、何故、不動産屋さんが気乗りしないのか、すぐにわかりました。

物件は、言っていた通りの山の中なのですが、凄い竹藪なのです。

おまけに、物件への進入路(つまり道路)はなく、新しく道路を作らなくてはならない状況でした。

不動産屋さんも、今までこの物件に何人も案内し、進入路は、不動産屋負担で作ってあげると、説明したらしいのですが、すぐに断られてしまったのだそうです。

あの状態を見れば、物好きでもなければ買わない所だったのでしょう。

しかし、物好きはここにいました。

私にしてみると、道路さえ作ってもらえれば、条件は満たしているし、おまけに景色もいい。

竹藪は払って抜根もしてくれ、整地した状態で引き渡してくれる。

特に断る理由も無く、すぐに物件の購入となりました。

後に、購入した不動産屋さんから家を建ててもらい、現在の場所に住み始めました。

住んでから、かれこれ8年目になりますが、予定外だった事が2つあります。

それは、水源確保の為、井戸を掘ったのですが、出た地下水が飲用できませんでした。

仕方なく地下水は、風呂とトイレの生活水として使う事にしました。

飲み水については、湧水が出ている所があるので、そこから調達する事にしました。

もう1つは、土地が粘土質で畑には、向かない土地であった事。

この場合、耕しても無駄なので、色々と工夫する必要が出てきました。

どうしても家庭菜園をやりたかった私は、これから野菜作りの為、色々とチャレンジしていく事となります。

はたして、野菜作りは出来るのか?

今後の遊趣思録では、その辺りの話もしていきたいと思います。

最後に、田舎の物件を購入したいと考えている方、色々と見てまわって、充分に情報を集めてから、購入をしましょう。

焦ると、失敗します。

購入すると決めたら、すぐに、手付金を払っておきましょう。

迷っていると、他の人から物件をタッチの差でとられます(私は、何度かとられました)

今回の土地購入でいくつか予定外の事もありましたか、自然環境に恵まれた、良い土地に巡り会えたと思います。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

今回の遊趣思録は、いかがだったでしょうか。

私が住んでいる所は、緑以外何も無い場所ですが、季節感があって、空気も綺麗、オマケに山なので、昆虫好きにはたまらない。

平地では、見られない昆虫や希少種もいます。

ついでに害虫も多いですが。

音楽好き、映画好きにとってもたまらないと思います。

何しろ音のボリュームを上げても文句を言う人がいませんから。

こんな素敵な田舎にあなたも住んでみませんか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ