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遊趣思録  作者: 釜沼商店
7/20

(7)私が現在の場所に住み始めた訳 その1

私は、「ど」が付く程の田舎、いや、過疎地に住んでいるのですが、なぜそこに住む事にしたのか?

その訳について話そうと思います。

今回は、私が住んでいる所について話したいと思います。

今、私が住んでいる所は、周りを見回しても、山、山、山。

または、緑、緑、緑。

はっきり言って、山と緑しか、ありません。

周辺に家の数も少なく、1Km圏内で数軒程、その中には空き家もあります。

間違えなく過疎地なので、住んでいる人の数よりも、時折やって来る猿達の方が数が多いと思います。

我が家は、山の上の方にある為、買い物に行くには、車が必需品です。

車で山を下り、10分程、走ると、コンビニやスーパーマーケットがあります。

ガソリンの節約の為、なるべく買い物は、仕事の帰りにまとめて済ます様にしています。

夜になると、この一帯は、はっきり言って真っ暗です。

山なので、外灯もありませんし、あるのは、月明かりだけです。

外灯の明かりに慣れている人なら、心細くなる事間違えなしです。

暗い夜道と聞けば、痴漢でも出てきそうですが、ここでは大丈夫です。

全く心配ありません。

人、そのものに出会いませんから。

出会うとしたら、ネコかタヌキ位です。

たまに、イノシシやアナグマにも出会えます。

この話を読んでいる方の中には、

「よく、そんな場所に住んでいるね」

と、思う方もいらっしゃると思います。

私も、現在の場所に移る以前は、街中のとても便利な場所に住んでいました。

歩いて、2、3分程で、コンビニやスーパーマーケット、銀行、病院などがありましたし、今の状況から考えると、至れり尽くせりです。

車が無くても問題なく生活出来そうな環境です。

では、なぜ、現在の場所に移り住んだのか。

それは、ズバリ、自然への憧れでした。

山に遊びに行く事、山菜採りが好きな事、野菜を育てる事が好きな私は、田舎に住みたい、出来れば山に住みたい、という思いが強くなってしまったのです。

私は、人生は一度しかない、やりたいと思った事をやっておかないと絶対に後悔すると考えていましたので、そのまま突っ走る事となりました。

山に住む事を考えてから、10年間は、資金集め(貯金)と情報集めを行いました。

当時は、田舎暮らしがブームだった為か、田舎暮らしや物件に関する雑誌も幾つか出版されていましたので、良い参考になりました。

山暮らしを考えてから10年後、資金もたまり、いよいよ物件探しを始める事となりました。

物件を探す時、幾つか条件を決めておきました。


条件

①山である事。出来れば山の上の方。


②仕事先まで車で一時間以内の場所である事。


③釣りが好きなので、海まで車で30分以内の場所である事。


④畑をやりたいので、土地の広さは100坪以上ある事。


⑤地目が山林である事。

この5つを条件とし、更に希望として、


①山に住むのだから、人が余り住んでいない所にする。(静かなので)


②不便でもかまわない。(車で行けばいいので)


③水道の配管が来てなくても良い。(井戸を掘るつもりなので)


この3つを付け加えました。

こうして、2年に渡る物件探しの旅が始まったのでした。(大袈裟ですね)

ここから先は、次回に続きます。

前編を読んで頂いて、ありがとうございます。

次回は、物件探しから、購入までの話をしたいと思います。

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