(4)釣りの雑魚達の話 その1
今回は、釣りに付き物の雑魚の話です。
雑魚なんて、どうでもいい、釣りたくもないと、思っている方も多いと思います。
でも、雑魚もいい所があるんです。
ちょっと気になり始めた方、どうぞ覗いて見て下さい。
雑魚への価値観が変わるかも知れません。
今回から、何回かに渡って、釣りでの雑魚の話をしようと思います。
釣りでは、狙っている目標以外に釣れてしまう魚の事を外道といいます。
釣り場所や釣り方が変われば、当然ながら、釣れてくる外道の種類も変わってきます。
高級魚の場合もあれば、雑魚扱いされる、一般受けしない魚もいます。
雑魚扱いされる魚は、釣れても、喜ばれる事もなく、捨てられるか、リリースされてしまうか、どちらかが多い様です。
なぜ、嫌がれるのか。
その理由は、いくつかあります。
まず、体に毒を持っていて食べられないという理由。
これは、フグが当てはまります。
フグの中には、体に毒がない種類もいますが、素人が捌くのは、危険でどうにもならないので、釣れても海にお帰り頂きます。
2つ目は、体にヌメリがあるという事。
これは、メゴチ、ギマ、ヒイラギが当てはまります。
この魚達は、粘液を持っているので、直接触ると、手がベタベタになります。
3つ目は、エサ盗りが非常に上手いという事。
これは、ベラ、スズメダイ、カゴカキダイが当てはまります。
エサは、かすめ盗られるわ、釣れても小さいわで、まず、厄介者扱いされる魚達です。
4つ目は、ヒレに毒を持っていたり、毒針を持っている事。
これは、ゴンズイ、アイゴなどがそうです。
夜釣りに付き物のゴンズイは、結構、厄介者扱いされています。
こんな訳で、嫌がられてしまう雑魚達ですが、実は、食べてみると、とても美味しい魚も多いのです。
また、日本各地で評価が分かれ、その魚専門の釣りや漁もある位です。
次回では、これらの雑魚を釣った話と食べてみた感想を話したいと思います。
次回は、ヌメリが嫌がれる魚、メゴチとヒイラギについて、話したいと思います。