(3)アイナメ釣りの話
今回は、秋から冬にかけての堤防釣りの定番であるアイナメ釣りの話です。
鍋や煮魚にしても、美味しいアイナメを釣りに行きましょう。
今回は、堤防でのアイナメ釣りの話をしたいと思います。
アイナメは、沖合の根(岩礁)に居着いている魚で、根魚と呼ばれています。
秋から冬にかけて、浅場に近づいて来るので、堤防釣りの対象になります。僕は、10〜12月頃にアイナメ釣りに出掛けます。
釣り方は、落とし込み釣りという釣り方で、仕掛けは、とてもシンプルです。
仕掛けの内容は、道糸5号(リールに巻いてある糸の事)に、中通しオモリ1号を通し、ハリス2号に丸セイゴ針10号を付けた物です。
エサは、安価な青イソメを使っています。
本当は、岩イソメが食いが良いらしいのですが、値段が高いので、使ってません。(懐が寂しいので)
エサを採取出来る余裕がある場合は、ヤドカリを採取して使う場合もあります。ヤドカリエサは、アイナメの食いが良いので、おすすめです。
エサを針に付ける時は、大きめに付けています。
なるべく太さのある青イソメを選んで針を通し、針先を出したら、1〜2cm位垂らしてカットします。アイナメは、エサを大きめに付けて、アピールさせると、食いが良いので、エサを目立たせてやる訳です。
ただ、余り大きく付けすぎると、エサを引っ張り盗られるので、条件に応じて、エサの大きさを調整します。
ヤドカリを使う場合は、貝殻から出し、ハサミを取ります。
次に尻尾に針を通し、針先を出します。
さあ、準備出来たら、仕掛けを投入します。
堤防の際を狙って仕掛けを下ろします。
上から落ちて来るエサをアイナメが見つければ、食ってくる筈です。
アタリがなければ、仕掛けを少し上げて、また下ろします。
ここで、食ってくれば、小さなアタリの後に、グングンといった、強めのアタリが来ます。ここで合わせます。
アイナメの引きは良いので、引きを楽しめます。
堤防とはいえ、大型のアイナメも食ってくるので、タモ網を持っていた方が無難です。
アイナメを引き上げる時にタモ網がなく、それでバラシたら、悔しいですからね。
アイナメは、意外な浅場にも、いる事があるので、浅場も狙ってみて下さい。
アイナメ釣りの外道としては、カサゴやムラソイ、メバルが食ってきたりもします。
型の良い物も釣れるので、良いお土産になると思います。
さて、釣ったアイナメは、クーラーに入れ持ち帰ります。
アイナメはクセのない白身魚なので、刺身か煮付けが旨いです。
僕の一押しは、煮付けです。
これを食べたら、きっとまた釣りに行こうと思う筈です。
涼しくなった秋空の下でのアイナメ釣りはオススメです。
最後まで、お話にお付き合い下さいましてありがとうございます。
今回の遊趣思録は、いかがだったでしょうか。
文中で、浅場でも釣れる話をしましたが、本当にこんな所で釣れるの? と、思える様な浅場で釣れる事があるので、ぜひ試してみて下さい。
その浅場は、水深が1m位で波打ち際に近い所なのですが、まず魚が居そうに見えないので、釣人を見た事がありません。
なぜ、そんな所にアイナメがいるのか、考えてみたのですが、おそらく、波打ち際に近い事で海中の酸素量が多いのだと思います。
アイナメにとっては居心地が良いのでしょうね。