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短編詩集

ガラスの靴を、もういちど・・・

作者: 晴耕雨読。



魔法使いは 出会った


光を紡いだような金髪。


穏やかな海を思わせる瞳。


あの頃と変わらぬ 思い出の場所で。




魔法使いは わかった


心が、 身体が


己が、 記憶が


あの人こそが求めていた人だと。





魔法使いは なやんだ


すべてが 変わってしまった己と


すべてが 変わらないままのあの人


どうすれば あの頃に戻れるのだろうか?




魔法使いは さずけた


少女に 美しいドレスを


かぼちゃの馬車を ティアラを


それから、 ----小さなガラスの靴を。




魔法使いは ひそんだ


少女が行く 舞踏会に


王子がいる その場所に 


だって、少女を選ぶかどうか不安だったから。




魔法使いは わらった


少女と王子が踊っている姿を見て


海色の 熱い眼差しを見て


……ああ、これが“ハッピーエンド”なのか。




魔法使いは みつめた


寄り添う 幸せな二人を


少女が履いている 小さなガラスの靴を


----前世かつてシンデレラが履いていた、その靴を。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 話の流れというかオチが好きな感じです。 かつてのシンデレラが魔法使いになるなんて意外でした。 [気になる点] 文章の書き方がちょっと変かなと思いました。 変なスペースが空いてたり、改行が多…
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