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敵と味方

作者: 藤山さと


またこの時が来た


また来てしまった


月に何度か


わたしはわたしと戦う日がある


負の気持ちに飲み込まれないように


頑張って踏ん張っている



飲み込まれてしまった方が


楽なのかもしれない


その選択をしたこともあるが


良い結果にはならなかった


むしろ自分がより悪い方へと傾いた



誰かに頼るもよし 


誰かに助けを求めるのもよし


でもそれは


その場しのぎでしかなくて


最後は自分で決めて


自分で歩いて行かないといけない


そう思うと頼ることができなくなった


それはきっと


肯定してほしいという気持ちがあるから


否定してほしくないから


傷つきたくないから


誰かの優しさに甘えていたいから




自分は勉強も人間関係もできない馬鹿で


人のことを心配するふりをして


自分をかわいがっている


自分のことは棚に上げ


時に人を見下し


怒りに任せて人を傷つける


気持ちも姿形も不細工だ



そんなことを考えると


やはり心は傷つくわけで


悲しい気持ちになるもので


みるみる自信がなくなっていくのです



今の私には大切にしたいことがたくさんあって


どれを優先に考えればいいのか


わからなくなっている


悩んでいるときの答えは


意外とすぐ近くにあったり簡単だったりするけれど


未だに見つけられずにいる



生き続けることはしんどいこと


でも、それでも


何か答えを見つけられるのではと


見つけたい自分がいる


これが、わたしによるわたしの救い


かろうじて繋がっている部分がまだある



この気持ちを離さぬよう


生きていくんだ

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