プロローグ
はじめまして萩原せなです。
異世界物、描いてみたかった。
前から設定だけは考えていたものを投稿することにしました。
はるか昔、古の時代
科学が発達した世界で人々は豊かにくらしていた。
しかしこの世界は1度滅びを迎えた
核爆弾の使用により世界は放射能で侵され、
自然はなくなり、食べるものがなくなった
戦争や食物連鎖によってヒトは数が激減し、生まれてくる子供も飢餓と放射能によって育たない。
子どもも大人も明日の生にしがみつく、酷くて悲しいそんな、世界になってしまった
世界の灯火がついぞ消えようかとした時、
ひとりの男が神に祈った
この世界を救ってくれ、と
科学が発達した世界で、神に祈るものはおらず、神という不確定なものを信じる者はいなかった
そんな世界での最初で最後の祈りに、ある女神が同情した
その女神は他の神達に協力を求め、そして他の神もそんな慈悲深い心に協力した
そして神は力を使った
闇の神が放射能で汚染された空気や荒れ果てた土地を無に帰し
光の女神が新たに人の住める世界を創造し
水の女神が土地を癒し草木を芽生えさせ
風の神が世界の土地を外敵から保護し
火の神が草木を成長させヒトが生きていけるように整え
土の女神が作物を実らせ飢餓から救った
そして
全ての神が魔力を秘めたヒトとヒトの敵として魔物を創った
神々の力によって
この世界は救われ、世界に魔力が満ちたのだ
これは神話の時代の、この世界の創造神のお話だと言い伝えられている。
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世界を創造し直した神達の1人が言った
神の信仰が低ければ魔力はつかえなくなるのではないか
魔力が乏しければ世界はもとの姿に戻るだろう、と
闇の神が言った
信仰がなくなればまた世界は終わる
そのときが本当のこの世界の終焉だろう
水の女神が言った
能力を持たせたからまた戦争も起こってしまうのでしょうね
光の女神が言った
せっかく創ったのにそれは悲しいわね
そうだ、神を信じさせて、争わないようにすれば問題ないんじゃない?
火の神が言った
いままで人間が神を信じた事などない
どうせすぐ有難みを忘れ、争いを望むだろう、ヒトはそういう生き物だ
闇の神が言った
外敵である魔物を創り、神への信仰を強くすれば争いなど起こさないのではないか?
水の女神が言った
魔物がいてもヒトは争う生き物よ
魔物と別に敵対する勢力を予め決めておいたらどうかしら
光の女神が逡巡した
どのみち見守るしかないのかもしれない
風の神が言った
どうせ見守るならゲームでもしよう
神を信じて世界が続くか
神への有難みを忘れ、また世界が終わるのか
光の女神と火の神がその話に乗った
私が救うと決めたのだから、私は神を信じる方に掛けるわ
ふむ、ならば私は神を信じず終焉を迎えるに掛けよう
闇の神は夫婦である光の女神に
水の女神は夫婦である火の神についた
風の神は審判者としてどちらにもつかないことが確定した
土の女神は興味がなかった
私はこの新しい世界で何が出来るのかの方が気になるわ〜
傍観者としてゲームを見守ります〜
水の女神は目をつけた
あそこに転がってる人間を助けてあげる代わりに私たちの駒にするのはどうかしら
そこには世界を、大切な人を、救って欲しいと願った死にかけの人間が転がっていた
闇の神は頷いた
私たちが手を下すのではなく、あくまで人間が世界の命運を決めるのであるな
良い考えだ
6柱の神々は
神に救いを求めた事でこの世界の唯一の生き残りとなった6人の子供一人一人と自分とを同化させる
死にかけていたものをつなぎ止め神々の駒として、ゲームを始めた
それが民間には知らさせていない、
本当の神話の物語
世界の始まりと神々のゲームの始まりのお話である
.
この世界の発端
神々のお話と、世界が創られた理由です