登場人物(終話)
ver.2023.07.01(第十四章終了時点)
※追加した人物は◆印で示しています。
〔白い魔女と敬愛する賢者たち(フラレスタの白魔女・第三部)〕
★主人公:
ハル・ブレッタ 女性/二十一歳/魔術師・魔道具師
青黒い髪を持つ美人魔術師。サガミノクニ出身者であり、この世界に飛ばされてきた女性。家族や同胞を求めて旅をしている。アクトと恋仲になり、結婚を果たした。アクトとは『心の共有』と呼ばれる奇跡的な契りを結んでいるため、相手の心の全てが解る。父母が物理学者だった影響もあり、科学技術に高い教養を持つ。それに加えてこちらの世界で優秀な魔術師を輩出しているアストロ魔法女学院を優秀な成績で卒業しており、全属性の魔法が扱える天才的な魔道具師でもある。
アクト・ブレッタ 男性/二十一歳/剣術士
トリア出身の貴族でハルとはラフレスタで出会い、現在は彼女の夫となっている。心優しき剣術士だがブレッタ流剣術として剣才を持ち、悪に対して容赦のない必殺の剣を振るう。魔力抵抗体質者の家系であり、魔法を無力化する能力も持つ。ハルを理解しており、『心の共有』でふたりの愛にブレは無い。ハルの持つ科学技術に興味を持つ。
白魔女エミラルダ 女性/魔術師
白い仮面を被る美人魔術師。圧倒的な魔法力を持ち、その攻撃力は銀龍さえも認めている。ハルが自分で開発した魔道具の白仮面を被ることでこの姿に変身している。常に魅惑の魔法を放ち、相手から敵意を貰わない。彼女が白魔女の姿のときはエミラルダと名乗る。
漆黒の騎士アーク 男性/魔法剣士
黒い仮面を被る黒髪長髪紳士の剣術士。その正体はアクトであるが、黒仮面を被った彼は魔法の無力化だけでなく、魔法を使う事もでき、白魔女と対等な力を持つ。魔剣エクリプスを用いて敵の放つ魔法も吸収できるので魔術師に対しては圧倒的なアドバンテージがある。
アーク 男性/二十一歳/剣術士
アクトの偽名。アクト・ブレッタの名前は英雄として有名になり過ぎたため、旅する時はこの偽名を使うことにした。
★勇者パーティ関係:
リズウィ 男性/十八歳/剣術士・勇者
黒い髪の剣術士。勇者パーティ『黒い稲妻』のリーダーであり、自らのふたつ名も『黒い稲妻のリズウィ』と名乗る。愛剣ベルリーヌⅡを振るい、雷魔法を自在に操る。ボルトロール王国期待の勇者。気が短く、深く考えるのが大嫌い、即断即決の性格である。彼なりの正義を持つ自信家。家族を愛し、生き別れた姉を探している。
アンナ・ヒルト 女性/十九歳/魔術師
ボルトロール王国軍の高官であるグラハイル・ヒルトのひとり娘。近代的で派手な魔術師衣装を好んで着る。勇者リズウィをサポートする魔女。まっすぐな性格のリズウィのことが大好きな少女であり、性格も彼とよく似て、短絡的かつ攻撃的である。早とちりをよくする。背丈が小さいので幼く見える。
ガダル 男性/二十二歳/戦士
筋骨隆々のボルトロール王国の特殊部隊出身の冷静沈着な戦士。リズウィの動向を密かに監視している。自分が高貴な存在になれる事に憧れている。髪型を常に気にしている青年。勇者パーティ内では作戦立案など頭脳労働を担う役割も多い。
シオン 女性/十九歳/神聖魔法使い
豊穣の神『ルクシア』を信奉する修道女。アンナとは幼馴染で同年齢であるが、落ち着いているので彼女の方が年上に見える。勇者パーティ内で回復や治癒などの後方支援を一手に担う才能ある軍属神聖魔法使い。
パルミス 男性/二十五歳/暗殺者
目が悪く、光魔力が付与されたサングラスを常に装着している。特殊部隊に憧れて勇者パーティに参加。罠の解除や尾行、ナイフ投げが得意な暗殺者の能力を持つ。口は悪いがガダルとは波長が合う親友。
★ボルトロール王国関係:
イアン・ゴート 男性/剣術士/剣術流派の師匠
王都エイボルトで剣術の道場を営む老人。勇者リズウィの剣術の師匠に当たる人物。老齢だが齢の衰えを見せないタフさを持つ。速度重視の剣術を得意とする。リズウィの事を愛弟子以上に想っており、ボルトロール王国で生きる術を教える。
アトロス・ドレイン 男性/魔術師/軍務司令補佐
ボルトロール王国軍の中央軍務司令補佐でありガダルの上官に当たる人物である。謀略に長け、王国内の裏切者を炙り出す。ガダルとパルミスに勇者リズウィを監視する任務を与えている。秘密組織イドアルカともつながりのある人物。
フェミリーナ・メイリール 女性/十八歳/魔法戦士
西部戦線軍団の有能美人秘書であった姉の身を案じてフロスト村までやってきた少女。そこで勇者リズウィと出会い、深い関係になる金髪ストレートヘアーの華奢な美人。奸計に長ける才女でもある。
リューダ 女性/二十四歳/魔術師/ボルトロール中央軍情報部所属
アトロスよりジルバやハル、アーク達を監視するよう命じられた軍人。以前から勇者リズウィの家族とも交流があり、顔見知りの関係。元は高貴な身分出身のようだが、本人からは詳しく語られない。徐々にアークへ惹かれていく。
シュナイダー 戦士/二十二歳/ボルトロール中央軍情報部所属
アトロスよりジルバやハル、アーク達を監視するよう命じられた軍人。リューダの二歳年下の弟。槍の名人でありボルトロールでは剛腕として知られている。
ミランダ 女性/五十五歳/暗殺者・使用人
リューダの屋敷の使用人。普段は穏やかで面倒見の良い使用人を演じているが、実はゼルファ王家に仕える秘密の護衛部隊『リューダ親衛隊』のひとりである。その中でも彼女は序列一位の腕を持つ暗殺者。リューダに対して主従関係以上の親愛の情を持つ。
カミーラ 女性/年齢不詳/魔術師
研究所内でナンバーツーの「大奥様」と呼ばれる存在。イドアルカ総帥の娘であり、所長・風雅の元に嫁いでいる。現在は風雅の第一夫人。ボルトロール王国の利益を常に考え、研究所の魔術師勢力を裏で支配する存在だが、美食家でもあり、お茶目な一面も見せる。年齢不詳の女性でもあり、風雅を床の技術で魅了している。
レイチェル 女性/第四研究室所属職員・魔術師
素材錬成担当の魔術師。ハルの実力をまじまじと見せつけられて早速に敵わないと白旗を上げた。おっちょこちょいで素直な性格をしており、ハルからは気に入られている女性。実は四等臣民であり、自身はそのことをあまり言われたくない。
グロート 男性/第四研究室所属職員・魔術師
素材精錬担当の魔術師でレイチェルの上司に当たる存在。過去にラフレスタに留学したエリートであり、ハルの職員採用試験官として立ち会った。いつも無茶振りしてくる第二研究室のことを快く思っていない。
クロック 男性/研究所所属工廠・工員
工廠の作業員であり、レイチェルの幼馴染。女好きな性格をしており、レイチェルからは嫌われている。
グスタフ 男性/研究所所属工廠・工場長
工廠の工場長。常識破りで次々と新製品を開発するトシオ博士のことを心酔している。話が長いことで有名らしく、研究所女性職員から嫌われている。
★反乱組織『名もなき英傑』関係:
シャズナ・ロックウェル 男性/二十四歳/魔術師
今は無きゼルファの伯爵家の嫡男。利己的な性格をしており、ゼルファ王国を併合したボルトロール王国に恨みを持つ。反乱組織『名もなき英傑』を組織して、国家転覆を狙う。リューダの元婚約者であり、現在でも彼女に情欲を抱いている。
グリッサンド 男性/魔術師
『狂犬』の異名を持つ、戦闘狂の魔術師。派手好きで戦いの中にこそ自分の存在意義があると思っている。
オラグール 男性/二十一歳/魔術師・魔獣使い
元ハナマス軍に従事していた魔術使いの息子。過去、父ベイグールがボルトロール軍に拉致されたことで勇者リズウィを憎んでいる。
★アクトとハルの仲間達:
ローラ 女性/三十歳/白エルフ/射手・精霊魔法使い
辺境の白エルフ村の族長の姫。元森の巫女として銀龍に仕えていた身だがスレイプと恋に落ちて駆け落ちした。成り行きで辺境の森を飛び出し、ハル達と行動を共にする美人白エルフの女性。スレイプの妻にしてサハラの母である。特徴的な長い耳を隠し、ハル達と共に旅に出た。
スレイプ 男性/三十歳/黒エルフ/射手・精霊魔法使い
聖なる泉を守る守人の一族だったが、ローラと恋に落ちて駆け落ちした。成り行きで辺境の森を飛び出しハル達と行動を共にする肌色の黒い美男子エルフ。ローラの夫にしてサハラの父。特徴的な長い耳を隠して、ハル達と共に旅に出た。
サハラ 女性/五歳/混血エルフ/射手・精霊魔法使い
ローラとスレイプの愛娘。白黒エルフの混血児だが、母の影響を強く受け継いだ肌の白いエルフ幼児。過去に銀龍スターシュートにより龍人族に変化させられた経緯がある。特徴的な長い耳を隠して、ハル達と共に旅に出た。
ジルバ 男性/年齢不詳/龍魔法研究家・龍魔法戦士
銀龍スターシュートが人化魔法で人間に化けている状態の男性。ハルとアクトの存在に興味を持ち、一緒に行動するようになった。強力な魔法を持つ彼は周囲には龍魔法の研究者であると誤魔化している。
シーラ 女性/二十三歳/魔術師・女優・楽師・吟遊詩人
世界を自由奔放に旅する美しき吟遊詩人。芸能に優れ、美しい美貌を持つが、どこか謎多き女性。旅の道中でハル達と出会い、共に旅することとなった。ジルバとは付き合うことを勝手に決め、そのジルバは彼女には何故か逆らえない。
ソロ 男性/黒エルフ/冒険家/精霊魔法使い・剣術士
スレイプの父親で、エルフ族随一の精霊魔法使いとレイピアの腕前を持つ。エルフには珍しく冒険好きの外向き正確。放浪癖があって二、三年家に帰ってこないこともある。お人好しな性格もしており、正義を貫くあまり周囲が見えなくなることもある。
★サガミノクニの人々:
江崎・忠夫 男性/五十一歳/一般人
ハルの父。元サガミノクニ国立素粒子研究所の研究者だったが、現在は認知症を発症して廃人状態。ひとりでは行動できない。
江崎・由美子(愛称:ユミー) 女性/四十三歳/一般人
ハルの母。タダオの看病のため、ほぼ屋敷内に留まっている。
風雅・彰浩 男性/五十一歳/研究所所長
元ムサシノクニの研究者。江崎・忠雄教授を糾弾した人物。風雅がゴルド語で発音し難いので、こちらの世界では『フーガ』と名乗るが、いまいち浸透していない。ボルトロール王国では転移させられた異世界人達をまとめて研究所を設立した。人々を扇動するのが上手い。
斎藤・俊夫(通称:トシ君) 男性/二十一歳/研究所副所長・第二研究室室長
研究所のエース。第二研究室室長で副所長。転移事故の時、良子を庇ったことで謎の光線の直撃を受けてしまう。その影響により瞳と眉毛が青に染まった。その後、魔法が見える・・・ようになったらしい。ハルとは同じ学校に在籍し、同じ科学部に所属していた。研究所で目まぐるしい成果を出しているが、その陰で非道な事をやっているとの噂もある。
山岡・熊五郎 男性/五十歳/研究所・第三研究室長
鬚面の体躯が大きな研究者。その名の示すとおり熊のような研究者である。第三研究室の室長を務め、機械工学が専攻である。機械仕掛けの設計が得意で列車砲の設計者でもある。最前戦で戦争の悲惨さとボルトロール軍の卑劣さが解り、戦争否定派となる。
長浜・隼人 男性/二十一歳/研究所・社会維持部警備課
ハルと同じ中学校に通っていた同学年生。ハルは片思いだったが、研究所内でアケミと付き合い始める。サバサバとした性格であり、当時研究所内で孤立していた隆二にも友好的に接してくれた。
古田・良子 女性/二十一歳/研究所・社会維持部清掃課
旧姓は古田。元の世界でハルとは同級生の親友。トシオと結婚した。
斎藤・明美 女性/二十一歳/研究所・社会維持部清掃課
旧姓は斎藤。元の世界でハルとは同級生の親友。ハヤトと結婚した。
養老・弘 男性/五十一歳/第五研究室長・医学者
元の世界では開業医であり、医学に精通している。病から人を救うことに対する倫理感は高く。当時、悪役イメージに染まっていた江崎・忠雄教授の脳梗塞を率先して治療した。
養老・裕 女性/五十一歳/研究所職員・医学助手
弘の妻であり、医学の知識があり看護サポートができる。産婦人科が専攻でもある。
養老・純 男性/八歳/研究所所属
弘と裕の息子。親子三人で国立素粒子研究所の開放祭に訪れていた時、転移事故に巻き込まれた。隆二とは年の離れた数少ない友達。
浜岡・美鈴 女性/二十六歳/研究所職員
元江崎研究室の職員。忠雄の右腕的存在であったが、転移事故を切掛けに江崎教授を信用しなくなる。現在はボルトロール王国の研究員として風雅に気に入られており、風雅の第三夫人に収まっている。
鈴木・昭 男性/五十九歳/第四研究室長
素材研究領域の室長。ハルの卓越した技術をいち早く見抜いた。温厚な性格だが、食べることが趣味でもあり、周囲にその信徒を増やそうとしている。
風雅・絵里 女性/三十四歳/第一研究室所属経理部長
旧姓は藤井で元の世界では風雅の不倫相手のテレビ局の女性ディレクターであった。現在は第二夫人の座を得ている。身なりが派手な女性で物欲も強い。風雅に気に入られようとして、研究所の経理運営で成果を出そうとしている。第一夫人カミーラへの競争意識も強く、自分の味方となる存在を常に探している。
水池・麗香 女性/二十九歳/第一研究室所属経理部職員
絵里のとりまき。性格も似ていて、派手な格好を好み、他人を見下す。
田村・香織 女性/二十九歳/第一研究室所属経理部職員
絵里のとりまき。性格も似ていて、派手な格好を好み、他人を見下す。
南沢・進 男性/二十九歳/研究所・生活維持部食堂課店長
食堂の店長であり、元の世界ではイタリアン飲食店を経営していたオーナーシェフであり腕は確か。ルカの彼氏であり、デートで開放祭に来ていたところ転移事件に巻き込まれた。元の世界の食事をこの世界で再現することに腐心しており、カレーの再現は彼の自信作である。ハルのことを自分の同志として認めている。
王・瑠香 男性/二十八歳/研究所・第四研究室素材製作班長
ススムの彼女。元の世界ではお菓子の製造メーカ勤務の研究職だった。食材系の素材製作を任されている。
工藤・遥 女性/三十歳/研究所・社会維持部購買課売店店員
穏やかな笑顔を持つ女性。売店の売り子の女性。会話好きで研究所でも人気のある存在。元の世界ではブラック企業勤めだったせいか、異世界の生活も悪くないと思っている。
篠塚・昭(通称:シノさん) 男性/研究所・社会維持部警備課
研究所内の治安維持を担う自警組織のトップ。まじめな性格をしている。
村岡・哲夫(通称:テツ) 男性/社会維持部警備課
元々、盗みや犯罪行為に手を染めていたフリータ。こちらの世界でもいろいろと悪事を働いている。
永井・昇(通称:ノボル) 男性/社会維持部警備課
テツの舎弟。同じように悪事を働く。
藤岡・留子(通称:トメさん) 女性/六十一歳/社会維持部/大浴場の番台
大浴場の番台を務める老婆。
山岡・新次郎 男性/十六歳/特別学校
クマゴロウ博士の息子。サガミノクニのコミュニティー内の特別学校で生徒として学んでいる。ジュンとは同じクラス。
藤岡・浩司 男性/二十七歳/社会維持部教育課の先生
サガミノクニのコミュニティー内の特別学校の先生として働いている。元々、サガミノクニの有名大学の法学部卒業を卒業したエリートで公務員だった。言う事を利かない生徒達を教えるのに辟易している。民主主義の法律に詳しい。
★イドアルカ特務機関関係:
ベルモント・イド・アルカ 男性/魔術師、総帥
謎多き老魔術師。セロ国王の懐刀として、また、ボルトロール王国の暗部を担う特務機関イドアルカの総帥を務める。
ザイル 男性/三十四歳/魔獣使い(魔術師)
特務機関イドアルカに所属する幹部。ザイルが得意とするのは魔物の調教であり、様々な魔物を意のままに操ることができる。クマゴロウ博士の付き人として戦場に赴いた過去がある。そこで瀕死のルーニャを助けた。
ルーニャ 女性/二十四歳/魔術師
元エクセリア国の魔術師協会職員のひとりだったが、エクセリア国を裏切り、ボルトロール王国側に寝返ったスパイのひとり。戦場で列車砲の爆発に巻き込まれて瀕死だったところをザイルに助けられる。顔を黒い革の覆面で覆っているのはその時に負った火傷の傷を隠すためである。現在はイドアルカ機関の連絡員として所属する。
★ボルトロール軍西部戦線軍団関係:
グラハイル・ヒルト 男性/四十一歳/西部戦線軍団総司令
隻眼の眼帯姿で深緑の軍服姿が良く似合うナイスミドル。ボルトロール王国の西部戦線軍団をまとめる総司令官。部隊運営が上手く、その手腕はボルトロール軍の中でも一目置かれている存在だ。部下には成果を出させる機会を与えるのも忘れない人望のある人物。ただし、成果を認めないとその部下の名前を決して呼ばないことでも有名である。現在はエクセリアで虜囚となり、独房に入れられている。
カロリーナ・メイリール 女性/三十一歳/魔術師
元ボルトロール軍西部戦線軍団の総司令の専属秘書だったエリート。現在は虜囚となり奉仕労働でスケイヤ村の開拓に駆り出されている。
シャルガルタ・オーロン 男性/二十六歳/戦士
元ボルトロール軍西部戦線軍団の青年将校だった。現在は虜囚となり奉仕労働でスケイヤ村の開拓に駆り出されている。土木工事に興味があり、人を使って開拓を進める能力に目覚める。
★王子陣営関係(王子革命軍含む):
ジン・カイン・ボルトロール 男性/二十四歳/魔法戦士
ボルトロール王国の王子でセロの息子のひとり。文武共に才能は無く、若くして隠居を決められた不遇の王子。自ら能力が低いことも自覚しているが、それでも他者を妬んでいる。変態的な趣向を持ち、若い女性給仕を凌辱する日常。勇者リズウィに担ぎ上げられて、王子革命軍の軍将に就任する。
ラッセル・ランド 男性/魔術師
ジン王子の知恵袋で優秀な老執事。
★ボルトロール王国首脳陣関係:
セロ・カイン・ボルトロールⅢ世 男性/五十五歳/魔術師/国王
一代でゴルト大陸の東半分を支配した辣腕の国王。実力主義を掲げて貴族制度を廃止し、国民に階級制度を敷いた改革者でもある。部下に恵まれ、ボルトロール国家に恭順を示す他国の優秀な人材を要職に登用する寛容さも持つ。国民からの信頼も厚いが、何故かほとんど謀叛を起こされない不思議な幸運も持っている。リズウィに勇者としての素質を見出した人物でもあり、人を見抜く能力の高い王様。嘘を見抜くのも上手い。
マチルダ・カイン・ボルトロール 女性/十八歳/戦士/第一王女
セロの実娘であり、王位継承権四位を持つ活発な女性。彼女の上には三人の兄がいるため権力に興味はなかった。そして、彼女は戦士としての才能を持つ。特に鈍器を扱わせれば、兄弟の中でもっと優れている。それが己の命運をつなぐことになろうとは・・・
メルトル・ゼウラー 男性/戦士/東部戦線軍団総司令
文武両道の冷静沈着な老練の総司令であり、各方面の軍団総司令のまとめ役的な存在。現在、東部戦線はほぼ占領が終わっているため、軍事活動は少なく、今はリースボルトの開発のために領主的な活動を担うことが多い。
ロキシー・カイト 男性/魔術師/北部戦線軍団総司令
奸計が得意な知将軍師タイプの総司令。過去に敵国で虜囚になったとき、勇者リズウィより救出されたこともあり、リズウィに対しては好意的。
ベルク・ヴォント 男性/戦士/南部戦線軍団総司令
年老いても覇気を纏う軍人。自分は戦いの為に生きていると自覚している職業軍人。人を見る力に富み、大局を見て戦況を判断する能力に長ける。
★エクセリア国関係:
ライオネル・エリオス 三十五歳 男性/魔術師・エクセリア国王
元商人だったこともあり、周囲からは物腰低い王様のように見えるが、ラフレスタとクリステの解放を見事に果たした大英雄。帝皇デュランよりその褒美としてエクセリア国が領土として与えられた。近年もボルトロール王国との戦争に勝利して国民からの信頼も厚い。ハルとアクトを同志として信用しており、義理硬い王様。
エレイナ・エリオス 三十二歳 女性/魔法戦士・エクセリア国王妃
銀色の髪を肩口で切りそろえた長身の麗しいスレンダーな美人。王妃であるが性格は気さくで、ハルやレヴィッタとは仲の良い女友達のような関係を築いている。元々商会の有能秘書だったので頭の回転も速く、また、レイピアの扱いも高い技量を持つ文武両立の有能な女性。
ウィル・ブレッタ 二十三歳 男性/見習い騎士・剣術士
アクトの兄で、現在はエクセリア国に住んでいる救国の英雄である。ブレッタ流剣術免許皆伝の腕前を持ち、天才剣術士の名をほしいままにしている。アクト以上に真面目な性格をしていて時には融通が効かないところもあるがレヴィッタを妻に迎えてからは笑顔が増えたとは周囲の評価だ。
レヴィッタ・ブレッタ 二十三歳 女性/魔術師協会職員・魔術師
救国の英雄ウィル・ブレッタの妻にして、エクセリア国の魔術協会職員として勤務しているが、最近は王妃より過酷な任務(?)を頼まれる立場となり、所属はエクセリア国上層部直属と言って過言ではない。人当たりの良い性格と容姿端麗の美人ではあるが、緊張もしくは油断していると故郷の方言が出てしまうお茶目な一面を持つ。黙っていれば凛とした知的なイメージを持つ女性だが、喋るとポンコツ感が出てしまう女性でもある。
アリス・マイヤー 女性/二十歳/魔術師協会受付嬢・魔術師
エクセリア国の魔術師協会の受付嬢。良家の令嬢で、リーザ(エリザベス)とは同い年。身長が低く童顔であるため、ふたりが並ぶと年下に見えてしまう。リーザとは波長の合う盟友。ロンと付き合うようになった。
ロン・マイスタ 男性/二十歳/騎士隊・魔術師
アリスの幼馴染で元貴族家系の青年。向こう見ずで口が悪いところもあるが、愛国心が強く、正義を重んじる心を持つ。アリスに想いが通じて付き合うことになった。
シエラ 女性/二十九歳/剣術士
身長も高く、浅黒い肌色の美人。南方諸国で『南の虎』と呼ばれるほどの有名な二刀流剣術士。過去、リズウィとの戦いで左腕を切り落とされているが、それは真剣勝負の結果であり、リズウィを恨み続けてはいない。口が悪く粗暴な印象もある彼女だが、正義心の強い武人である。エイルとは夫婦になった。
エイル 男性/二十六歳/司祭・神聖魔法使い
南方諸国で布教活動に勤しんでいた若い司祭。いつも優しくおっとりとして信仰心が強く、芯の太い正義の心を持つ。仲の良かったシエラとは夫婦になった。高位な神聖さが宿る白い杖を持つ。実は先代法王の甥に当たる人物だがそのことをあまり他人に話さない。
フィッシャー・クレスタ 男性/二十歳/魔術師、遊び人
アクトの学友でラフレスタ解放に尽力した英雄のひとり。お調子者で女性好きの性格だった彼だが、ラフレスタ解放の際にフランチェスカとヘレーナを傷付けてしまったことを気に悩み、男として責任を取る形でふたりを妻に娶る。口が達者で戦闘能力は低いが、正義感と勇気のある男性だ。
フランチェスカ・クレスタ 二十二歳 女性/魔術師
元ラフレスタ家の長女であり、ラフレスタの乱で魔法薬により心を支配されて敵の支配下になりフィッシャー達を最後まで苦しめた。戦いの際に負傷して額に大きな傷が残り、貴族籍も剥奪され、大いなる失意の底にいた彼女ではあるが、ハルからその傷を隠す魔道具を開発して貰い、普段は醜い傷を隠している。現在、フィッシャーの第一夫人の座に収まり、少しずつ日常を取り戻そうとしている。
ヘレーナ 十八歳 女性/魔法戦士
ラフレスタ家の五女。ラフレスタの乱で魔法薬により心を支配されて敵の支配下となりフィッシャー達を最後まで苦しめた。戦いの際に負傷し、右腕から先が無い。ハルから義手を開発して貰っているので、普段の生活に支障はない。貴族籍も剥奪されて大いなる失意の底にいた彼女であるが、現在、フィッシャーの第二夫人の座に収まり、少しずつ日常を取り戻そうとしている。
リュート 男性/三十八歳/神父・神聖魔法使い
不良中年を体現した神父。見た目とは裏腹に情報収集が得意で、過去に公国内で起ころうとしていた内乱を鎮めた実績も持つ策士でもある。タバコが止められない。
キリア 女性/二十歳/上級修道女・神聖魔法使い
長い白髪を持つ長身の美人。元神学校ラフレスタ支部の卒業生であり、ハルやアクト達とは縁のある上級修道女。神聖魔法使いとして天才的な才能を持つ彼女だが、それ以上に個性的な性格の持ち主でもあり、周囲からは『天然』と呼ばれている残念な一面もある。ハルやアクトとは一緒に合同授業を受けていたので、仲の良い友達だ。
マジョーレ 男性/五十六歳/司祭・神聖魔法使い
癒し手として多くの経験と知識を持つベテラン。本人はそろそろ癒し稼業を引退しようと考えている。
フィーロ・アラガテ 二十九歳 男性/魔法戦士・警備隊隊長
ラフレスタを解放した英雄のひとり。元ラフレスタ警備隊の副隊長で、帝都ザルツ第七警備隊に所属していたこともあった。権力闘争に奔走するアラガテ家に嫌気が指し、戦争を機にエストリア帝国からエクセリア国へ移住した青年。時折憎まれ口を吐く性格をしていたが、最近は少々大人になってきた彼でもある。ハルとアクトの良き理解者であり、彼らの兄のような存在でもある。ローリアンと結婚した。
ローリアン・アラガテ 二十歳 女性/魔術師
ラフレスタ解放の英雄のひとり。アストロ魔法女学院で首席卒業した実力を持ち、幻術魔法を得意とする。学生時代は魔法貴族派の長であったエリザベス(リーザ)を信奉していた。その友誼は今でも続いていると信じている。フィーロの妻であり、彼がエストリア帝国からエクセリア国に転籍するとき、一緒についてきた。愛猫ニケをペットに持つ。
リーザ 女性/二十歳/魔術指南・魔術師
『リーザ』とは本名エリザベス・ケルトのエクセリア国での彼女の偽名である。彼女は元々アストロ魔法女学院の学年筆頭を任される優秀な魔女であったが、ラフレスタの乱にて敵の魔法薬に操られて不遇の立場となる。その結果、両親より無理やり結婚させられそうになったことに反発して、エストリア帝国を出奔した。戦争では『炎の悪魔』と恐れられ、多くのボルトロール兵を殺した。現在はエクセリア国で騎士団に魔術指南をする女性。他人を簡単に寄せ付けないオーラを纏う。
シルヴィーナ 女性/白エルフ/二十五歳/精霊魔法使い
白エルフ族の王女であり、ローラの妹。過去に銀龍へ生贄にされたことを恐れて森の巫女の立場から逃亡した後、様々な偶然によってエルフ使節団と合流し、人間の国へやってきた。まだまだ人間には不慣れであり、ハルの暮らす敷地内で一棟を貸し与えられて住んである。意外に酒が強い。エストリア帝国の第一皇女シルヴィアとは仲が良い(?)らしい。
アイリーン・ハロン 女性/魔術師
魔術師協会からサガミノクニ生活協同組合に一年間転属となった派遣魔術師。リーザの配下となり先進魔法技術研究所に所属している。早くもサガミノクニの食文化の虜になってしまった。
ベルトーニ・イリチカ 女性/魔術師
魔術師協会からサガミノクニ生活協同組合に一年間転属となった派遣魔術師。アリスの配下となり魔道具重工業に所属している。早くもサガミノクニの食文化の虜になってしまった。
ダラス・ケイニック 男性/魔術師/商会会長
ダラス商会の会長であり、エクセリア国では上位の存在。
スパッシュ・ラッドリア 男性/魔術師/官僚長
元クリステの高級文官であり、現在は官僚長に就いている。ハルの元で民主主義に関する法律を学んだこともある。
ロッテル・アクライト 男性/四十三歳/魔法剣士/騎士団特別顧問
元々はエストリア帝国中央第二騎士団長官であったが、エクセリア国に移住して、現在はエクセリア国騎士団の特別顧問に就いている。
リギール・ハーフライト 男性/魔術師/魔術師協会会長
エクセリア国魔術師協会の会長。
ガタハルト 男性/魔術師
リーザ(エリザベス)の両親より依頼を受けた美形の刺客者。エリザベスの動向を探り、逐一ケルト家に報告している。チャンスがあれば故郷のケルト領にリーザ連れ戻そうとするため、リーザにはよく付き纏う。
ジェシー 女性/暗殺者
ガタハルトの仲間。
エイダール・ウット卿 男性/魔術師/貴族主流派派閥長
貴族主流派の派閥長。元クリステの貴族であり、貴族籍を廃止したライオネル・エリオス王を密かに恨んでいる。自分達に権威を取り戻すため、虎視眈々と状況分析をする冷静沈着な貴族会の重鎮。
ライゴ・フェイル卿 男性/戦士/貴族主流派派閥幹部
獰猛果敢が戦士であり、力で物事の解決することが得意な男。
イルダ 女性/魔術師/貴族主流派
エイダール・ウット卿に仕えるエリート魔術師。巧みな魔術を駆使して情報収集を得意とする魔女。色仕掛けも得意だが、自身は不感症であったりする。
ガングル・ルミナス卿 男性/魔術師/貴族主流派幹部
貴族主流派の幹部であり救国騎士団の指令官を任されているが、本人は肝っ玉の小さい貴族であったりする。
ジーン 女性/魔術師
エクセリア国のカルドゥ村に蔓延る有力貴族の下で奴隷魔術師として仕えていた女性。迫害を受けているところをソロに助けられる。魔法の技量はそれほどでもないが、おっちょこちょいで憎めない一面があるが、ボルトロール王国に対しては深い恨みを見せる一面もある。そんな彼女は・・・
★第一期研修生:
サガミノクニ生活協同組合の開発した『汎用型魔法陣』の技術を学ぶため、集められた研修生達をここにまとめます。
ミスズ 女性/科学技術者
フーガ魔導商会より派遣された元研究所職員。魔法はよく解らないが、科学技術に関する知識は豊富であり、汎用型魔法陣に要求されるソフトウェア技術を既に持つ人物。
バリチェロ 女性/魔術師
ボルトロール王国所属の魔術師。背丈は低く見た目が幼い彼女だが、技術に関しては貪欲な性格。優秀で学習意欲も強い。言葉遣いが丁寧ではなく周囲から誤解を受け易いが、サガミノクニの技術には深い関心を示す。一度自分で決めると頑なに意見を変えないタイプ。クマゴロウ博士を勝手に師と仰いでいる。
レイチェル 女性/魔術師
ボルトロール王国所属する魔術師。彼女の専門は魔法素材であるため魔法陣学は専門外。しかし、研究所時代にハルと親交のある彼女にパイプ作りを目的としてマチルダ王女推薦より強制的に参加をされられていた。
シルヴィア・ファデリン・エストリア 女性/魔法戦士・第一皇女
エストリア帝国の第一皇女。活発な性格で、エクセリア国からなかなか帝国に帰ってこない事を父である帝皇が頭を抱えて、ハルに教育を依頼する。本人は嫌々参加しているが、それでも頭は良いので、研修にはついてきている。酒が強く、エルフのシルヴィアーナとは波長の合う友人として認識している。ウィルを巡り恋敵だった関係でレヴィッタに時々強く当たるときがある。ハルから魔法の黄色い仮面を提供され、黄金仮面として影の世界で活躍している。
セイシル 女性/魔術師
ハルのこちらの世界の育ての母であるリリアリア大魔導士に従事する直属の魔術師。帝皇の推薦で研修生として参加。過去にシルヴィアの教育係も請け負っていた彼女は暗にシルヴィアの監視という役割も担っている。
ノムン 女性/魔術師
アストロ魔法女学院の教官。帝国の推薦で汎用型魔法陣の技術を学ぶ。過去にハルを指導していた教官でもある。同僚のナローブとは仲が良い。
ナローブ 女性/魔術師
アストロ魔法女学院の教官。帝国の推薦で汎用型魔法陣の技術を学ぶ。過去にハルを指導していた教官でもある。同僚のノムンとは仲が良い。
エリ― 女性/魔術師・学生
現在、アストロ魔法女学院所属の三年生。過去、ハルに憧れてアストロ魔法女学院に入学を決めた経緯があり、ハルに対して強い信頼がある。年齢の近いバリチェロをライバル視している。
ビヨンド 女性/魔術師・学生
現在、アストロ魔法女学院所属の二年生。学年筆頭の実力を持つ優等生だが、実務経験は少ない。学生時代に多くの実績を残したハルを高く尊敬している。年齢の近いバリチェロをライバル視している。
フィッシャー・クレスタ 男性/魔術師
学生時代ハルとは同級生だった。汎用型魔法陣に新たな可能性を感じ取り、また、このエクセリアで手に職をつけるために今回、研修生として参加した。
フランチェスカ・クレスタ 女性/魔術師
フィッシャーの第一夫人。元ラフレスタ領主の長女。なんでもオールマイティに熟せるが、逆を言うと特徴が無い存在。夫を補助するため共に学びに来た。ラフレスタの乱で額に大きな傷を負うが、普段はハルの作った変化の魔道具で隠している。
ヘレーナ・クレスタ 女性/魔術師
フィッシャーの第二夫人。元ラフレスタ領主の五女。勉強よりも身体を動かすことが好きな彼女。実は最近、格闘魔術師に興味を持っていたりする。しかし、今回は夫を補助するため共に学びに来た。ラフレスタの乱で腕を欠損するが、現在はハルの造った精巧な義手のお陰で普段の生活に不自由はない。
ローラ 女性/精霊魔術師・エルフ
エルフ族長の長女であり、スレイプの妻。半ば強引にシルヴィア皇女によって研修生に誘われた。本人は前向きであり、聡明な頭脳で汎用型魔法陣の理を理解しようとしている。
シルヴィーナ 女性/精霊魔術師・エルフ
エルフ族長の二女であり、当代の森の巫女でもある。半ば強引にシルヴィア皇女によって研修生に誘われた。あまり感情を外に出さず、人とは距離を取る彼女だが、それは彼女の本質ではないらしい。本人には自覚ないが酒豪でもある。何故かシルヴィア皇女には気に入られており、彼女の住居は半ば皇女の溜まり場となっている。
レンドウ 男性/魔術師・魔道具師
エクセリア国の一介の魔道具師。汎用型魔法陣に新たな可能性を感じ、研修生に応募した。
フィローニ 女性/魔術師・魔道具師
エクセリア国のベテラン魔道具師。汎用型魔法陣に新たな可能性を感じ、研修生に応募した。
レヴィッタ・ブレッタ 女性/魔術師・魔術師協会職員
エストリア帝国魔術師協会からエクセリア国魔術師協会へ出向となっている職員。そのエクセリア国魔術師協会から更に出向となり、現在はサガミノクニ生活協同組合所属の彼女ではあるが、シルヴィア皇女に目を付けられて何かと小間使いされている。それでも美人でウィル・ブレッタ英雄の妻である彼女は、その陽気な人柄もあって、何かと人気者なのである。今回もシルヴィア皇女から半ば強引に研修生に誘われているが、学業はいまいちだったため、講義についていくのが大変だ。
エルロン 男性/魔術師・魔術師協会職員
エクセリア魔術師協会より推薦された研修生。
ジェンシー 女性/魔術師・魔術師協会職員
エクセリア魔術師協会より推薦された研修生。
ロッド 男性/魔術師・マルーン商会職員
マルーン商会所属の研修生。マチルダ王女の推薦で参加している。褐色の肌色は南国出身を示す。
アルツ 男性/魔術師・マルーン商会職員
マルーン商会所属の研修生。マチルダ王女の推薦で参加している。褐色の肌色は南国出身を示す。
★二世の子供達 ◆
アクトとハルの子供達:
蓮・ブレッタ 長男 ◆
双子の兄。金髪碧眼でアクト似の魔力抵抗体質者。剣術士に高い素養あり。
駿・ブレッタ 次男 ◆
双子の弟。黒髪黒目の魔力抵抗体質者。剣術士に高い素養あり。甘えん坊な性格。
幸・ブレッタ 長女 ◆
双子の姉。蒼髪青目で母親譲りの膨大な魔力を持つ。天才肌でクール。
華・ブレッタ 次女 ◆
双子の妹。黒髪黒目だが魔術師に素養あり。活発な性格で負けず嫌い。身体が柔らかく、身の熟しが軽い。
リズウィの子供達:
※リズウィとリーザ、アンナの間にそれぞれ男児が生まれるが、物語では名前まで出てこない。
トシオ、ヨシコの子供達:
アカツ・斎藤 長男 ◆
将来、組合長になるために自分は優秀にならなくてはと焦る男子。
ハヤト、アケミの子供達:
楓・長浜 長女 ◆
ハヤトとアケミに似たムードメーカ。ユキ、ハナとは仲良し。
ウィル、レヴィッタの子供達:
レイヴン・ブレッタ 長男 ◆
ウィルに似てクールな性格の剣術士。
ススム、ルカの子供達:
環奈・南沢 長女 ◆
陽気な子供、ユキ・ハナとは仲良し。
未来の組合長:
ヒトミ シャングリラ生活協同組合長 ◆
目元がくりくりとした童顔の女性。穏やかな性格をしている。ハルの曾孫に当たる子孫。
★ボルトロール王国:
ゴルト暦八七五年に建国した国家。三十年前に即位した国王セロⅢ世の政策により急激に領土を拡大した軍事国家でもある。現在、ゴルト大陸の東側を次々と併合をほぼ完了している。ゴルト大陸中央部の山岳地帯に隣接した土地に首都エイボルトがあり、『世界一進んだ都市』と自称している。ただし、最近は東沿岸部に新興都市リースボルトを開発しており、ここに遷都するとの噂もされている。
★エクセリア国:
ライオネル・エリオスがゴルト歴一〇二三年六月五日に建国した新生の国家。旧クリステ領とその周囲をエストリア帝国より割領して誕生した。東の国境はボルトロール王国、南の国境は辺境を有す。ゆくゆくは民主国家を目指すが、現在はボルトロールとの戦争から復興途上である。
これにてハル・アクトを主人公とした白魔女シリーズの本編は終了となります。
全体を通しての感想や評価を頂けると嬉しいです。
次は少し充電時間を頂きまして一ヶ月後(2023年8月2日(火))に外伝をお届けしようと考えております。
よろしければ、そちらもお楽しみくざたい。