頭が固いんだよね……
「なろう」に限らず、物語には「異世界モノ」がまだまだあふれている。
「転移」とか「転生」とか。どっちも無し、でも。
書ける人たちって本当に凄いなと思う。素直に羨ましい。
どういう風にアイデアが湧いてきているのか、頭の中を覗かせてほしいものだ。
ここに、それ以前な状態の人間が一匹いる。
普通の(?)異世界モノはまだ大丈夫なのだが、読みたくてもなかなか手が出ない(出せない)分野がある。
最初に断っておくがこれは批判ではない。(※重要)
結論から言うと、私がバカだということ。それだけだ。
なんとなく、いわゆる「悪役令嬢モノ」に多そうなのだが(悪役かヒロインかは別に問題ではない)、『なんと私はキャラの誰それに転生していた!……云々』。
これだ。
あらすじを眺めてみると、それらのほとんどが「何らかの事情で死んでしまった後、気付いたら知っているゲーム?の中にいた(確かそんな感じ……?)」という状況から、いろいろ目的を持って突き進んでいく、みたいな話だったと思うが……。(合ってる?)
私の頭がかたすぎるせいなのか何なのか、設定――というかその現象?――が「理解できない」。
ゲームの中に転生。
はい、アウトー。
早くもここで挫ける私。
何? 何? これってどういうことなの?(^-^;
だってゲームって……物だよ?
しかも己でガッツリやりこんだ、ってことは過去のことでしょ?
なんでそんな過去(に関わった物の中)に転生できるの?
どういう仕組みなの、それ? 時の流れとかもガッツリ無視?
異世界もSFもファンタジーも普通に読めるはずなのに、なぜかその設定に引っ掛かってしまう。
くどいが批判ではない。
この「現象」がわからない。
……そしていちいち引っ掛かる自分も理解できない……。
わからなくても気にせず先読めばいいじゃーん、と己を騙し騙し読み進めようとしたが、やっぱりなんか無理。
気付いたらものすごい形相で可愛い(はずの)お話を読んでいた。
以来、ソレ系のお話を目にすると勝手に悶々としてしまう。
本当は読みたいから。
巷にはソレ系があふれているというのに。
読んでみろと言わんばかりに毎日誰かしら書いてアップしてくれているというのに。
読みたいのに、設定が引っ掛かってしまってどうしても読み進められない。
ちょいちょいっと例外はある。
好きな作家さんの話とか、その設定抜きで(結局抜くんかい……)十分楽しめた短編なんかもあった。
でもそれも本当にごく一部だけ。
「ああそれはね、こんな風に考えるといいよ」的な良いアドバイスはないだろうか?
ううう、勿体ない。
何なんだよー。
なんでそんなこと気になるんだ、自分の阿呆。融通がきかないなー。
他人よりかなり損してるな、とは思う。
思うが今のところどうしようもない。
読みたい。本心では読みまくりたい。
皆のように楽しみたい。話題に乗っかりたい!
でもおそらく(いや、確実に)考えてもしょうがない変なとこで、またこの頭は逆回転を始めてしまうのだろう。
ゆえに、泣く泣くスルー。
神様、今すぐ頭をやわらかくしてください。