魂はまだ燃えているか
小説を書いていたら、干支が一周しました。
昨年、十年と少しぶりに二次小説をまた書き始めた。そうしたら(そうしたらじゃないかもだが)、初期に書いた二次も読まれるようになり、ときおり通知がくる。
初期はゲームの二次を書いていた。ゲームは、同じタイトルが何度もリニューアルしたり、メディア化されたものがサブスクで見られたりするので、息の長いコンテンツだと思う。息が長い、つまり新しいファンを生み出すわけで、そういった方が見に来てくださるのかな。よくわかんないけど。
初期というのは、十二年前のことで、書き始めた頃は信じられないくらいスイスイ書けて、おもしろくておもしろくてしょうがなかった。
そんなエネルギーとワクワク感で書いていた作品を今読まれるのは、ちょっと恥ずかしいけれど、「じぶん、熱かったんだなあ」と当時の自分がまぶしく感じられる。
当時は、二次/BL/R18といった内容からのスタートだった。読まれるのはうれしいけれど、Rのつかないもの、オリジナルのものは、てんで読まれる自信はなく、「読まれなくなる」という怖さから、なんだかずっと二次以下同文ばかりを書いていた。
しかし、読み手もいつまで同じ内容で満足するはずもなく、自作は徐々に読まれなくなっていった。
それで、いよいよ読まれなくなったなーと思ったとき、じゃあ今読まれなくてもあまりショックはうけないだろうと、「ソラとカナタ」を書き始めた。
それでもやっぱり読まれないのは悲しかったな。
その後、そのサイト内のグループでコンテストがあり、ソラカナで参加したときには、友人に頼み込んで読んでもらったりしたから、ほんと情けない。
ソラカナ後は、なろうにもようやく作品をアップできるようになったのが嬉しかった。
今は、十二年前ほどの勢いはないけれど、ともかく書いていられることに感謝したい。
それで、二次を書くのも再開してしまったし。このあたりは、もう気が済むまで書き続けると思う。短編書いてきたスキルが役立っているし。
自分がプロになれるかどうかは、置いといて。
まずは、物語を書けるだけ書きたい。
魂は、まだ燃えているのだと思う。
暦が一周して、また一周するときにも、「書いているよー」と報告できたらいいと願っている。
健康に気をつけたい、還暦だし。