小説家とはつまり、小説を生業にしていることであって
小説講座、始まったよーーーーヤッホー!
先日から、小説講座がスタートしました。去年に引き続き、二度目の受講です。
前回の受講は、ほんと大変でした。何が大変って、別に提出必須でもない三題噺のプロットを毎回出すことがです。
いや、ほんと。必須じゃないから出さなくていいんだけど、ヘンに意固地になって「必ず提出する」と意気込み、結果毎回毎回そればかりに気がせいて、通常の更新などほかのことには手が付けられず。ゼエゼエいいながら提出。戻ってきたプロットが真っ赤でしにたい……といった感じで過ごしていました。
そんなプロットの中から「しにがみ」は生まれましたが。他にも数本、プロットが温存されています。
それは、おいといて。
今年の受講生は、去年の方が三分の一ほどいて、一年ぶりに懐かしの再会といったかんじでした。
講座の内容は、初心者向けで去年とほぼ同じ内容らしいのです。でもメンバーが違うし、先生の話題も一年分増えているのでまた違う、という。まだ一回目ですが、とても楽しかったです。
印象に残ったのは、「小説家という生業」についてでした。
小説本編までは書けなくてもプロットを書いてお話を作る、というのが講座の大きな柱なんですが、プロットの重要性を先生が話されました。
例えば、パーティーや会合等でたくさんの編集者の方に会う機会がある。
そのとき「こんな話が書きたいと思っている」とまずは打診。そして話をした編集者へ数日以内にプロットを送って返事を待つ。
座っていて仕事がくる時代ではないから、自分からどんどん営業をかけていかないと、「仕事」として成り立たない。
プロットを送って返事が来るまで時間がかかったり、全員から反応があることはないけれど、そうしていかないと仕事にならない、と。
だから、プロを目指すならまずはプロットがキチンと書けないといけないし、書きたい話のストックが十や二十は用意しておかないと。
と、いうことでした。
先生、作家歴まもなく二十年。シリーズものをいくつか抱える歴史小説家です。
人気がないと、シリーズものはすぐに打ち切り。
とか、出版の厳しい世界のことも教えてくれます。編集から戻された付箋だらけの原稿も見せてくれるのですよ。
あらためて、小説家とは「小説を書いて、生計を立てている人」なのだと思いました。
自分は趣味で気楽に書いているけれど、職業となると色合いが全くといっていいほど違ってくるということも。
講座はまだ始まったばかり。
今回は課題の三題噺の提出は無理しないでおこうと最初は思っていましたが、お題が出されたら、わりとすんなりとできたので、なんだか嬉しくなりました。
ま、あまり無理せず、書けたなら提出しよう……程度でいこうと思います。
また学べるのが、なにより楽しいです。
今回はどんなお話が聞けるのか、楽しみです。




