(超個人企画)長編の製作に挑もう 2
なんども読んだ本だけれど。
読書百遍義自ずから見るの巻……とか言ってみる。
あちこちで何度も言及しておりますが、わたしが小説を書くにあたって読んだ指南書は、中島梓の『小説道場』と三田誠広の『天気の好い日は小説を書こう』でした。
今回長編を書くために、『小説道場』を読み返しました。書くものはエンタメ系だから、こちらがより参考になると思いまして。
『小説道場』は中島氏が某BL誌上で書き手とまさに四つに組んで門弟に稽古をつけていた、という実践的なコーナーを本にまとめたものです。
注、このころは手書きが基本ですからね。ワープロ以前の世界です。毎回投稿してくる門弟の皆さんの熱意と手間ときたら、もうそれだけで頭が上がらない。
さてさて、一巻の巻末・第四章に小説の書き方について講演が載っています。
うむ、メモメモ。
長編と短編の書き方は違う。
けれど、中篇は短編の長いものでいい。短編は、おもしろい主人公か状況かシーンがどれか一つあればいい。三つもあると、詰め込み過ぎ。
そして、出だしは印象的に(著者は最初の一行の七割くらいが会話から始まるとしている)。
頭としっぽが決まれば短編は書ける。
小説を書くときにイメージする。
一時間ドラマを撮りたいのか、一本のマンガなのか、一本の映画なのか。
器の大きさに合った物語を入れよ。
この後には、漢字・平仮名の使い方から始まり、伝えるために努力せよと熱く語りかけてきます。
(ちなみに中島=栗本センセイは、一日に原稿を50~60枚書いていると。なんども言いますが、この当時は手書きですよ!? 2万字レベルを一日で。そのうえ別の後書きで読んだのですが、センセイは推敲はしない、一発書きだとも。ひょえぇぇ。これには個人差があるようで、新井素子は全編四回くらい推敲するという記事を目にしたことがあります)
フムフム……って、あまりよくわからなかったような。
センセイは長編でもプロットを立てずに、「この犯人は誰なんだろう、ドキドキ」って書いていたそうですから、天才の真似などできませんわ。
ぬう……あ、『公募ガイド』の長編を書くための特集の号をDLしてあったので、そちらも読もう。
そちらに関しては、また後ほど。
長編マンガ、『弱虫ペダル』は読んでいますよ。年金もらうまでには、高校生編が終わって欲しい。