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あしたの糧  作者: たびー
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たびー なろうコン 落ちたってよ(第四回のこと)

去年の思い出。

 第五回ネット小説大賞の結果が出ました。

 みごと書籍化に輝いた皆さん、おめでとうございます。さらなるご活躍をお祈り申し上げます。

 落ちたかた、どうか気を落とさずに次を‥‥‥って、言えないです。


 ええ、自分。いみじくも、前回は二次まで通過しました。

 最終で落ちました。


 なんとなくタグをつけて、忘れるくらいが丁度いいというのが自分の感想です。


「冬童話の〆切に間に合わなかったけど、おや、ネット小説のほうは〆切まだ間に合ったんだ。じゃ、タグつけとこう」

 と、前回気楽に参加した『エトワール』がなんと、あれよあれよと二次まで通り、あまつさえミニではありますが、ピックアップまでされて、信じられないとはこのことでした。


 なんせ、萌えなどゼロな嫉妬にもだえ苦しむオジサンのお話です。並みいる異世界転生やら美少女やらにかなうわけがない、と最終通過はないものだと自覚はありましたよ。


 でもね、ほんとに落ちるとツライ。ほんと、ツライ。


 書店へ行くでしょ? ラノベのコーナー見るでしょ?


「自分は、選ばれなかったんだ。ここには並ばないんだ」と、もう泣きながら走り去りたい気持ちになりました(娘が一緒だから、無理でしたが)。

 それで、そんなことを何べんもしているうちに少しは気持ちも落ち着くのですが、次に同じ回で最終を通過して書籍化した本が並び始めます。

「あああああ! 自分は選ばr(以下同文)」

 帯に『第四回ネット小説大賞』とか書かれてるあると、もう泣きたい気分に。


 そんなのにも、ようやく慣れてきて落ち着き始めた頃、さらなる追い打ちが来ます。

 受賞作家さんたちの「二冊目(or第二巻)発売&平積み」です。

「ああああ、もう二冊目なんだ! それに引き換え自分は選b(以下略)」


 てな感じで、何周も何周も負の感情が走り回るわけです。


 でも、いつしか「自分は落ちたのだよ」ということを受け止められるようになってきます。


 自分の本のタイトル、ここに並べられるか? と思う時、どうにも違うように感じます。少なくとも、私が書くものは煌びやかなイラストでカバーされたお話ではないと。

 さらにあの作品を手に取るのはどんな年齢でどんな人たちなんだろうと考えると、心もとなくなってきます。


 そうか、だから選ばれなかったんだな。

 自分でも納得するというか、腑に落ちてきます。


 でも、「次、がんばろう」ってすぐには思えませんが、それでも「まだ書きたいからなあ」と、またパソコンの前に座るのです。


 次なんて無いかも知れないけど、一作ずつ書いていけばどこかにたどり着けるかも知れないと、遠くを見て。


 何回も、何回もガッカリして、でも時おり感想を頂けたり、お声かけていただけたり、小さなことで勇気をもらって、それでも楽しくて続けているのなら、いいんじゃないかと思っています。


 星には手が届かないかも。けれども、星はいつでも頭上に輝いているのです。


 






ちなみに、第五回は一次さえ通りませんでした!!


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