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Ishikawa Family国際結婚物語 加筆修正版  作者: 石川パパン


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「えーーーー!」ベトナムではいとこ婚で逮捕!?40歳、衝撃の文化の違いに言葉を失う

ベトナム人女性のトゥイと会話を交わしていると、日本とベトナムの文化の違いを深く感じる瞬間がある。


その中でも特に印象深いのは、コーヒーの飲み方に関する違いである。


例えば、日本では多くの人がコーヒーに砂糖を加え、甘みを楽しむスタイルが一般的であるのに対し、ベトナムでは濃厚さを引き立てるために練乳を使用する飲み方が主流であるという点で、両国のコーヒー文化は大きく異なる。


もちろん、ベトナムのコーヒーに砂糖を入れる時もあるだろう。日本人男性の私だって日本のコーヒーにハチミツを入れる時だってある。


けれども、私は練乳を入れてコーヒーを飲んだことはなかった。


私は自他共に認める甘党であるため、練乳がたっぷりと入ったベトナムコーヒーをぜひとも飲んでみたいと強く思ったのだ。


実際、甘さと豊かな風味が調和されたその飲み物は、私の舌を魅了するに違いない。


そんなにもベトナムのコーヒーは魅力的なのだろうか。


一度もベトナムコーヒーを飲んだことがないので気になった。


気になって眠れない夜を迎えるぐらいの勢いなのだけど、まさかトゥイとの会話で目の覚める思いをすることになるとは思いもしなかった。


私とトゥイはいとこの話をしていた。


「日本はいとこ同士で結婚できるんだよ」

「えーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「何で驚くの?」

「ベトナムでそんなことしたら、警察に捕まって牢屋に入れられるよ」

「えーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」


今度は私が「えーーーーーーーーーーー!!!!」と叫ぶはめになってしまった。


どうやらベトナムではいとこ同士の結婚は禁忌にあたるらしい。


しかも、いとこ同士で恋人同士になったり、男女の関係になってしまったとしたら一族の恥になるのだ。


つまり、日本人男性はつき合っているベトナム人女性といとこの男性が、ふたりで遊びに行ったとしても、さほど心配する必要はない。


嫉妬やジェラシーを感じることはないのである。


一方で、アフリカの特定の地域においては、文化的に一夫多妻制が根付いている民族も存在し、このような結婚制度は長い歴史の中で形成されてきたものである。


原住民の男性が実の娘と結婚していた映像を観た時、「まじかよ!」と驚いた記憶がある。


ベトナムでは家族同士の男と女の関係は御法度。


もしもそんなことしたら、もれなく警察に逮捕されて牢屋に入れられてしまうのだ。


国が違えば結婚制度も違う。


様々な愛の形がある。


ちなみに最近の私は、脱脂粉乳とコーヒーを混ぜて、ミルクコーヒーもどきにして飲んでいる。


これがまぁ、うまいのだ。


そういや、昔、新婚さんいらっしゃいで、いとこ同士の夫婦が出演していたっけ。


このような日本やアフリカの婚姻観は、ベトナムにおいてはまさに驚愕の出来事であり、若い世代の人々にとっては信じがたい光景であるといえるだろう。

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