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Ishikawa Family国際結婚物語 加筆修正版  作者: 石川パパン


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スマホは汗だく、恋は熱々 - ベトナム人彼女と毎日LINE通話

日本に住んでいる日本人男性の私の日常は、ベトナムに住む女性のトゥイと毎日LINE通話をするのが習慣となっていた。


この通話が私の生活にどれほどの影響を与えているかと言うと、まるで彼女と共にいるかのような感覚をもたらしてくれるのだ。


トゥイは日常会話程度の日本語が話せるのだけれど、トゥイは、私との毎日の日本語での会話を通じて、日本語の能力が着実に向上していく。


英語もベトナム語もできない私と話すために、トゥイは涙ぐましい努力で日本語を日々、吸収していたのだ。


最近、トゥイに「家にいる時、何をしているのか?」と尋ねたところ、彼女は「分からない日本語をネットで調べていた」と回答してきた。


その時、彼女がどれほど努力しているのか、私の胸に熱いものが込み上げてきた。


ある日、私がトゥイとLINE通話をしていると、受話口から不意に鶏の鳴き声が聞こえた。


その瞬間に好奇心が湧き、「ニワトリをベトナム語で何と呼ぶの?」と尋ねると、彼女は「ニワトリはベトナム語でコンガーと言いますよ」と教えてくれた。


その時、私たちの会話は思わぬ新しい話題へと発展した。


コンガー(ニワトリ)トークに突入し、私が「鶏肉が好きでケンタッキーフライドチキンが好きだ」と言うと、トゥイは「わたしはケンタッキーフライドチキン作れるよ」と言ってきた。


私は「ベトナムに行った時、ケンタッキーフライドチキン作ってね?」と頼んだ。


そんな風に日々、LINE通話をしている私とトゥイなのだけど、LINE通話の時、イヤホンマイクで話せないのか気になった。


何度かイヤホンマイクでLINE通話できないか試みたのだけど、そのたびにトゥイから「あなたは何も言わない。聞こえない」と言われた。


はてさて、LINE通話でイヤホンマイクを使えないものなのだろうか。


どうにもこうにも分からない私は困り果てていた。


ちなみに私はベトナムでLINEに匹敵するぐらい人気のZaloもやっているし、Viberバイバーもやっていてトゥイと友達登録している。


ZaloもViberもイヤホンマイクで話せるか試したのだけれど、どうにもこうにも私の声はトゥイには聞こえないようだった。


実は、私は以前、祖父のボケ防止のために毎日Skypeを使って祖父と祖母と話していた。この習慣を持っていたことで、祖父母との距離が縮まり、昔の想い出や日々の出来事を共有する時間を過ごすことができた。


祖父や祖母の声を聞くことは、私にとって心の安らぎとなっていたのだ。


その時にイヤホンマイクを使って話していた。


そうか! スカイプだったらイヤホンマイクで話せるかもしれない。


期待に胸を躍らせた私はトゥイに聞いた。


「スカイプやってる?」

「やっていない」


あっけなく撃沈である。


かくかくしかじかと私はイヤホンマイクでトゥイと通話したいことを説明した。


「今、ベトナムのネット遅いから、明日、スカイプ作るね」

「うん、ありがとう。待ってる」


トゥイは二つ返事でスカイプのアカウントを作ってくれることになった。


正直、LINE通話でトゥイと電話していると、時間を忘れてあっという間に時間が過ぎる。


通話が終わると私のスマホは汗でベタベタになるし、真夏になればスマホの画面が白い粉みたいなのがでて、塩もできるかもしれない。


休日なんて1時間以上、トゥイとLINE通話していることもある。


もしも受話器で話すよりもイヤホンマイクで話したら、どんなに楽だろうか。


たぶん、非常にリラックスしてトゥイと話せることだろう。


おそらく日本人と外国人のカップルはたくさんいる。


国際的な恋人たちは、日本と外国の遠距離で通話する時、イヤホンマイクを使っているのだろうか。


私的にはとても気になる話題だ。


だって私とトゥイは長電話になりつつある。


できれば汗だくでスマホを使いたくない。


イヤホンマイクで話したいのである。

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