〜バーチャルパンケーキ〜
そして家に帰った。家に入り、ダキツキケモノの毛をラップに入れて机に置いた。カイトは、ウィリアムの罪を消せる機械で必要なものが全て揃ったので、ウィリアムの罪を消せる機械を作り始める事にした。ウィリアムの罪を消せる機械は完成すると、ウィリアムの罪を消せる以外にも出来ることがある。それは、カイトのハーレム値が増えるということだ。つまり、この機械は、カイトのハーレム増やす機械でもあるのだ。
カイトたちは今からウィリアムの罪を消せる機械を作り始めた。カイトは、用意した皿に牛肉を乗せ、その牛肉をハンマーで叩いた。そして、その上に買ってきたフランスパンを少しちぎって、皿にのせ、その上に岩塩をかけた
カイトは、それをキッチンに持っていき、鍋で煮込んだ。鍋で煮込んでいる途中に鍋にワインを入れた。すると、鍋が赤紫色になった。そして、ダキツキケモノの毛を入れた。ダキツキケモノの毛はお湯に触れると人の罪を消せる機械が制作できるらしい。だから、ダキツキケモノの毛は絶対必要不可欠なものだったのだ。カイトは、ダキツキケモノを入れた後、煮込んだ物を鍋から出した。そして、カイトはまた別の皿にそれを取り出し、その上に蜂蜜とオリーブオイルをかけた。すると、美味しそうな料理ができた。まるで、パンケーキのような料理だ。カイトは、その上に向日葵をのせ、見た目を映えさせた。これで、ウィリアムの罪を消せる機械を制作する手順は終了だ。カイトは、人の罪を消せる機械説明書の通りに、機械を制作していたのだが、なぜか、できたのは、パンケーキの様な料理であった。カイトは、
「え、なんで?こんなものができるの?」
と思っていたのだが、説明書の最後には、説明書が
「機械ではないものができます!」
と機械が話してくれるらしいので、カイトはパンケーキ出来ても全然不思議ではなかった。そして、その説明書は、
「それを食べてください!すると人の罪を消せる効果とハーレム値を増やす効果があります!」
と話していた。カイトは、その機械に
「は〜い、わっかりました!」
と言い、カイトはパンケーキを半分だけ食べた。半分だけ食べた理由は、ウィリアムの分も残しておこなければいけないと思ったからである。カイトは、パンケーキを食べると自動的にバーチャルリアリティゴーグルというメガネをかけさせられた。そして、バーチャルリアリティゴーグルの中でカイトはある選択をさせられた。それは、この道具を人の罪を消せる機械として使用するか、ハーレム値を増やす機械として使用するかの選択である。カイトはもちろんハーレム値を増やす機械として使用する方を選んだ。すると、バーチャルリアリティゴーグルが
「了解です!」
と話した。カイトはハーレム値を増やす機械として使用する方を選んだ為、カイトのハーレム値が増える事が決定した。バーチャルリアリティゴーグルが、カイトにむかって
「はい、どうぞ!」
と告げ、カイトにハーレム値を渡した。カイトに渡したハーレム値は七十七万ハーレムである。バーチャルリアリティゴーグルが
「カイトさんに七十七万ハーレムを渡しました!カイトさんの合計ハーレム数は七十七万八百ハーレムです!」
と告げた。カイトは、「よし、分かった!」
と言い、自分のハーレム値を確認した。すると、本当に合計ハーレム数が七十七万八百ハーレムになっていた。カイトは、驚きもしたが、嬉しかった。
カイトは、
「海賊から奪われたハーレムが戻ってきてよかった!」
と思った。カイトは、もう一生ハーレム数が少ないままだと思っていたのだ。それが、このパンケーキのおかげで沢山のハーレムをゲットする事ができた。カイトは、
「マジ、パンケーキに感謝だな!」
と告げ、パンケーキに
「ありがとよ!」
とも告げた。すると、パンケーキが話し始めた。
「ありがとう!っと言ってくれてありがとうございます!それで、私は役目を果たしましたので、パンケーキの状態をなくします!」
とカイトに告げた。カイトは、
「パンケーキの状態をなくします?」
と疑問に思ったのだが、その疑問はすぐに解決した。目の前にあったパンケーキが一瞬でなくなったのだ。もともと、パンケーキはパンケーキでなかったのだ。まぁパンケーキが話しているぐらいだからパンケーキがパンケーキでないのも当然なのだが。パンケーキは、バーチャルリアリティの世界で作られた偽物のパンケーキであり、一応目には見えるが、食べることはできないのだ。先程、カイトが食べたパンケーキは偽物のパンケーキでカイトはパンケーキを食べたと信じ込んでいるがパンケーキは実際には食べていないのだ。だから、カイトの目の前にあるパンケーキが一瞬でなくなることもおかしくはないのだ。機械が一瞬でなくなる動作をすればパンケーキは、簡単になくなるのだ。そして、パンケーキはなくなった。パンケーキがなくなってからは、パンケーキの役目が果たしたらしくパンケーキからは何も話しかけては来なかった。そして、カイトが
「お〜い!パンケーキ!いるのか!」
と話しかけても何も返答はなかった。パンケーキは自分の世界に戻った様だった。カイトは、次にウィリアムに
「この道具を使用すれば!」
と話した。すると、ウィリアムは、
「分かったよ!このゴーグルを使ってみるよ!」
と話し、ウィリアムはバーチャルリアリティゴーグルをかけた。すると、ウィリアムの目の前にカイトと同じ様に二つの選択肢が出てきた。それは、この道具を人の罪を消せる道具として使用するか、ハーレム値を増やす道具として使用するかの選択肢である。バーチャルリアリティゴーグルは、ウィリアムに、
「どっちの選択をする〜?」
と質問してきた。ウィリアムは、それにすぐ
「人の罪を消せる機械で!」
と話そうとした。しかし、話す前に
「お前はどうせ人の罪を消せる機械の方だろ!」
とウィリアムに告げた。ウィリアムは、
「何で分かった!」
とバーチャルリアリティゴーグルにむかって聞くと、バーチャルリアリティゴーグルは、
「実はカイトから聞いたんだ!」
とバーチャルリアリティゴーグルは話した。ウィリアムは、
「あぁ〜カイトから聞いたのか!」
と言いウィリアムは納得した。そして、ウィリアムは、
「人の罪を消せる機械を使用して僕の罪を消して!」
と言った。それにバーチャルリアリティゴーグルは、
「分かったよ!ウィリアムの罪を消してあげましょう!」
と告げた。だが、人の罪を消す機械を作るのはとても難しいらしいバーチャルリアリティゴーグルは人の罪を消した事が今までに一度もないので難しいことを知らずに簡単にウィリアムに、
「オッケー!」
と話してしまったのだ。このせいでバーチャルリアリティゴーグルは普通にしんどいおもいをする事になるハメになるかもしれない。この間もウィリアムは、
「まだ始まってくれないの?」
という感じでこちらを見つめていた。バーチャルリアリティゴーグルは、
「ごめんね?人の罪を消す機械まだ作ってなくって今から作るからね?」
と話した。ウィリアムはそれに、一応
「分かりました。」
とだけ返答した。しかし、バーチャルリアリティゴーグルがやってくれるとは思っていなかった。
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