〜脱獄の計画〜
そして、脱獄計画は立て始めた。脱獄計画をたてるといってもこの三人だ。簡単に脱獄できるわけがない。ローズたち三人は、脱獄計画をたてるのを一度諦めた。
この三人
ライチ ただのバカ
グラー苦伯爵 賢そうに見えるけどバカ
ローズ 何もできない金持ち
ローズは実は金持ちのお嬢様なのだ。しかし、捕まった。一体何をしたのだろう。
それは、ローズはエアーハンドガンを使って、ある獣を駆除しようとしていた。その獣とは、ダキツキケモノである。ローズは、ダキツキケモノをビービー弾で駆除しようとしていたのだ。そこに、警察がきた。警察の中でも特に偉い警視総監がきた。なぜ、このようなところに警視総監がいる?それは、ローズが犯罪を犯していることを知って、わざわざ来たのである。ローズは「めっちゃ」がつくほどの金持ちだ。警視総監が来るのぐらい普通なのである。
警視総監は、ローズに近寄り
「ちょっと、お話いいかな。」
と話しかけた。
ローズは、それに
「ダメです。」
と答えたが、警視総監はローズの手首に無理矢理この世界の手錠のようなものをかけ、ローズのことを捕まえた。この世界の手錠のようなものは銀色のスライムでできていた。それは少し気持ちが悪かった。
ローズは、
「やめて、やめてよ!なんなのこれ!つけたくない!」
ローズはとても抵抗したが、その抵抗は無駄に終わった。
それで、ローズは留置所に置かれ、裁判にかけられた。しかし、裁判の結果は、ローズは金持ちのお嬢様なため、禁錮十一ヶ月ですまされた。
(そのため、ローズは九十三ハーレムでここを出ることができる。まぁ脱獄するとなった今では関係ないことだが。)
そして、ローズたち三人はもう一度、脱獄作業に取りかかった。
まず、入り口を掘ろう。どんどん、入り口を掘っていこう。
しかし、つまった。鉄筋コンクリートにぶつかったのである。
今までは土だったのにどうしようと思った。
ライチは
「どうすれば良いんだ〜」
と言った。
ライチが、
「ドリルとかが使えれば良いんだけどなー。」
と話した。
そして、ライチが
「まぁ、無理な話か。」
とも言った。
それに対して、ローズが
「ドリル、いけるよ」
と返した。
グラー苦伯爵は、それに
「お前、ドリル持ってないだろ!」
と言い同時に不思議がりもした。
ローズは、
「だから、このポケットから、ドリルを出すんだよ!」
と言った。
また、同時にローズは、
「みんな、向こう、見ててね!」
と皆に話した。
(ライチとグラー苦伯爵はこの時は、なぜこれを言われたのかがまだわからなかった。)
ローズは、ドリルを出すためスカートを二回めくった。この作業は恥ずかしかったが、入り口を掘る上で重要なため、ローズは、
「これは、しょうがないな〜」
と思ってした。スカートを二回めくった結果、一メートルぐらいのドリルが牢屋に現れた。
ローズはスカートを二回めくれば、好きなものを何でも出せるらしい。それを聞いたライチは、スカートをめくり、自分の好きなお菓子やジュースとかを無限に出し始めた。グラー苦伯爵は、それを羨ましく思い、すぐさまライチのところに行き、ライチと同様のことをし始めた。
ローズは、何回もスカートをめくられ、
「きゃ〜!」
と声を発した。
その時、見回りの人が話しかけてきた。
「なんだ、うるさいぞ!そうだ!忘れてた!お前のところに一つ面会が来ている!会いにいけ!」
と言い、ライチを指差した。
ライチは、
「誰だ?」
と思いながらも面会へ向かった。
そして、面会が始めった。面会の相手はカイトたちだった。
ライチは、
「カイト様!何のご用件で?」
とカイトに話した。
すると、カイトが
「君にこっそりあげるものを持ってきた。本当はここに持ってきては駄目だけれど。」
ライチは、
「カイト様の贈り物、一生大事にします!」
ライチは続けて、
「贈り物とは何ですか?」
と聞いた。
カイトはそれに、
「十センチぐらいのドリルだよ!」
と答えた。ライチは、ドリルはもう持っていたが、二個になるのはさらに便利なので、
カイトに、
「ありがとうございます!」
とカイトに話した。
カイトは、そのドリルの使い方を説明してくれた。それをライチは聞き、ライチは遂にこのドリルが使えるようになった。
ゆきは、クッキーを今回ライチに作って来てくれた。
「ライチさ〜ん!クッキー作りましたよ!ちょっと食べないですか?」
と言い、クッキーを一つあげた。
ライチは、
「ありがとう!いただくよ!」
と感謝を伝え、クッキーを一つ食べった。
そして、ライチは
「美味しいよ!」
叫んだ。
ライチは警備の人に
「うるさい!」
と言われ、そして、
「もう二度と叫ぶな!」
とも言われた。
それにカイトが、
「大丈夫か?」
と話したのでライチは
「カイト様、大丈夫です。」
と答えた。カイトは、それに
「そうか」
と答えた。
ゆきは、ライチが
「美味しいよ!」
と叫んでくれたことがとても嬉しかった。なぜなら、自分の料理を大声で褒められたのだ。嬉しいに決まってる。
ゆきは、
「これ、あげるよ!」
と言ってクッキーをライチに手渡した。
面会は、これにて終わった。
ライチはクッキーとドリルを持ってここを去った。
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