〜牢屋での生活〜
明日になり、裁判が始まった。裁判では、すぐ判決がでた。ライチは禁錮一年だ。ダキツキケモノを殺そうとしたら禁錮一年と決まっているらしい。
なら、裁判をやる意味はあるのだろうか。まぁいい。特別な時にだけやる意味があるのだそうだ。特別な時がどのような時かは知らないが。
ライチは、牢屋に連れて行かれた。
ライチの牢屋の番号は九九番だった。
(何かあまり良い感じがしない)
ライチの九九番の部屋には先客がいた。
それは、グラー苦伯爵だ。グラー苦伯爵は、ライチと同じくダキツキケモノを殺そうとしたらしい。そして、ダキツキケモノのダイヤモンドを盗もうとしていたのだ。しかし、グラー苦伯爵はダキツキケモノを殺せなかったため、盗めなかった。その上、警察に見つかり、捕まってしまったのだ。この出来事があったのが、三日前なので、グラー苦伯爵は三日前からここ九九番の牢屋にいる。
ライチが
「おいグラー苦、お前は禁錮何年なんだ?」
とグラー苦伯爵に聞くと、
グラー苦伯爵は、
「禁錮一年だよ」
と答えた。
それにライチが
「俺と一緒だな。」
と返した。
「突然なんだが、ハーレム値が上がったら牢屋を出してもらえるらしいぜ」
と突然グラー苦伯爵が言った。
ライチがそれに返した。
「でも、ハーレムするための女の子が今いないじゃないか。牢屋だから出られないし、どうすれば良いんだ」
そのようなことを言っているとき、自分たちの部屋に新しい人が来た。
ライチたちが
「君、なんて名前なんだ!」
と聞くと答えてくれた。
「ローズです。」
ライチたちは
「答えてくれてありがとう。」
と返した。
グラー苦伯爵はローズに
「俺たちとハーレムをしないか!したらここ牢屋からでられるらしいぜ!」
と提案をした。
ローズは、
「何ハーレム貯めたら、ここから出られるの!」
「千ハーレムだ」
とそれにライチが答えた。
グラー苦伯爵が
「ローズ、ハーレムやってくれないか!」
とローズにハーレムをお願いした。
ライチが
「お願いしてくれる?」
と聞いた。
それにローズが
「しょうがない!やってあげる!」
と答えた。
そうして、ハーレム生活をすることになった。ライチは、四十ハーレムしか持っていない。グラー苦伯爵は、三十ハーレムしか持っていない。残りは
九百三十ハーレムだ。どう集めよう?
ライチは、ローズに膝枕をしてもらった。グラー苦伯爵も膝枕をしてもらった。
ローズは、
「なんで膝枕なんかするのよ!」
と怒り、ライチたちを軽くけった。
ライチは、
「ちょっと待てよ!おかしくねーかさっきから!ハーレムしてくれるって言ったじゃないか!」
とローズに話した。
「さっきはいったけど、あれはノリ!本音は、したくないに決まっているでしょ」
それに対してライチとグラー苦伯爵は、
「意見は分かった。しかし、ハーレムしないとこの牢屋から出れないのは分かっているよな!」
ローズは、それに
「それは、分かっている。」
と答えた。
グラー苦伯爵が、
「じゃあ、どうすれば良いんだよ!」
と聞き、ローズはそれにこう答えた。
「脱獄すれば良いんだよ!」
ライチとグラー苦伯爵は、
「脱獄!」
と驚いた。
そして、ライチが
「本気でそれできると思ってるのか?」
と少し呆れ気味に言うと、ローズはこう答えた。
「できます!少なくともハーレムするよりはマシです!」
ライチたちは
「分かった。分かったって言えば良いんだろ」
と答え、無理矢理脱獄は始まった。
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