表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紳士クンの、割と不本意な日々Ⅲ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと足のない乙女
93/110

5 オカルト研究会はまだ続いている

その紳士クンを見て、華子が残念そうな顔で口を挟む。

 「それは残念です。せっかく今日は、

我がオカルト研究会の活動にお誘いしようと思いましたのに・・・・・・」

 「まだその会は続いとったんかいな?

どうせロクに活動もしてへんのやから、さっさと解散しぃや」

 呆れた顔でそう言う笑美に、華子は食ってかかるように言い返す。

 「失礼な!私は真剣にこの活動に取り組んでいるんです!

その為には入念な準備が必要不可欠!

私がやりたいのは、

薄っぺらな好奇心からくる心霊スポットめぐりなどではありません!

私は心の底から人知を超えた存在と遭遇し、この目で確かめてみたいのです!」

 「そういうのを好奇心って言うのとちゃうのん?」

 「違います!これは崇高(すうこう)なる志を持った、未知なる存在の探求です!」

 「はいはい、で、今回はどんな悪だくみをしてるんや?」

 笑美の半分小馬鹿にしたような言葉に華子はいささかムッとしながらも、

目の前の二人に顔を近づけて声を潜めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ