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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅲ  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンと二人の占い師 
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13 撫子、丸裸

一方の撫子も動揺はしていたが、それを押し隠すようにこう言った。

 「ま、まあそうですけど、この子が男だという事は、

観察力が鋭い人なら見破る事だってできるわ。

これだけの事であなたの力がホンモノだと信じる訳にはいかないわね」

 それに対して香子は、細めた瞳を妖しく光らせてこう続ける。

 「それじゃあ出し惜しみせずにドンドン言うわね?

あなたの気性は直情的。

思った事は口に出さずにはいられないし、

行動に移さずにはいられない。

考えるより言動が先に立つタイプ。

大胆不敵で、

繊細な思考、行動が苦手。

バレたくない嘘をつくと左の目尻がひきつる。

割と泣き虫。

毎日弟クンが男だとバレないか心配。

純粋に弟クンの事が心配。

自分には女の子らしいヒラヒラした可愛い格好は似合わないのに、

どうして男の弟クンにはバッチリ似合うのかが納得いかない。

たまには子供の頃のように弟クンと一緒にお風呂に入ったり、

同じ布団で寝たりしたい。

異性より同性にモテる。

男と友達を越える関係になれない。

なんだかんだ言って弟クンの事が一番大事。

弟クンの事が大好き。

弟クンが―――――――」


「もうやめて!」



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